自分らしさを追求するストイックな美少女
この美少女に注目
加藤小夏『踊ってミタ』(3月7日公開)
今後ますますの活躍が期待される若手女優の素顔に迫る本企画。今回は映画『踊ってミタ』で、主人公の三田にダンスメンバーとして誘われる、元ご当地アイドルの古泉ニナを演じた加藤小夏さんを徹底解剖! 事前に募集したファンからの質問にもたくさんお答えいただきました。
PROFILE プロフィール
生年月日:1999年6月26日
出身地:東京
身長:164cm
血液型:A型
趣味・特技:ダンス、ソフトテニス、カメラ、お肉を食べること
芸歴:ポカリスエット、ホットペッパービューティー、ショットワークスコンビニのCMで注目され、2019年にドラマ「初めて恋をした日に読む話」に出演。その後ヒロインの麻生藍子役を務めたドラマ「I”s」、WOWOW新人シナリオ大賞作品「父と息子の地下アイドル」にも出演するなど、女優活動を本格始動。
PRIVATE 素顔に迫る一問一答
Q:【読者質問】最近ハマっていることや食べ物はありますか?
散歩にハマっています。時間があれば、常に歩いていたいです。食べ物はヨーグルトが好きで、毎日食べています。
Q:【読者質問】ダンスを始めたきっかけ、そして女優への第一歩を踏み出したきっかけは何ですか?
ダンスを始めたきっかけは覚えていないんです。気づいたら始めていました。幼稚園のお友だちに誘われたのがきっかけだと思います。女優を始めたのは、まず中学生のときにスカウトしていただきました。本格的にお芝居がしたいと思ったのは、高校3年生のときにドラマ「I”s」で岡山天音さんとご一緒させていただいたのがきっかけです。基本的に負けず嫌いな性格なので、悔しいのもあったのかもしれないですけど、隣に並んでも女優として恥ずかしくない自分でいたいと思いました。
Q:【読者質問】最近、踊りたくなった瞬間はありましたか?
音楽を聴いて自然に反応することはありますけど、めっちゃ踊りたい! というのはないですね。もし本格的に踊りたいとなったら、この仕事を辞めちゃうと思うので。
Q:チャームポイントを教えてください。
あまり自分の良さが見つからないので、どうしましょう? うーん……目、ですかね。昔ずっとマスクをしていて目しか見えてない時期があったんです。そのとき目でわかってもらうことが多かったので。
Q:ずっとマスクをしていたんですか?
花粉症もあって、中学生のときにはずっとしていました。ずっとマスクをしていたせいで、卒業アルバムに写真が1枚もない、みたいな(苦笑)。
Q:ヘアメイクさんがいないことに驚きましたが、ヘアもメイクも衣装もご自分で?
やってもらうより、自分でやるほうが好きなんです。撮影現場でやってもらえるのは、すごくありがたいですけど、加藤小夏としているときに、誰かにメイクやスタイリングをしてもらうのはすごく違和感があります。だから基本的には自分でやりたいです。
Q:雑誌などを観てヘアメイクを研究しているんですか?
SNSで流行りをチェックしています。特定の誰かの真似とかではなく、自分と向き合っていたいので、いろいろな人を参考にしています。
Q:今日の衣装のコンセプトは?
形がキレイだなと思って買いました。大人っぽく見られたいので、シンプルな服が好きです。髪型は前の取材ではおろしていたから、今回はまた違う自分を見せたいと思ってまとめ髪にしました。
Q:ファッションは普段もシンプル?
柄ものは着ないです。ガチャガチャして落ち着かないので、シンプルな服装がいいです。
Q:長所と短所は?
長所は、喜怒哀楽の“喜”と“楽”をすごく出せるところで、短所は逆に“怒”と“哀”が少なすぎるところです。怒ったりしなくても「まぁ、いっか」と思っちゃうんです。感情がないんじゃないかとたまに不安になるほどで、すごくダメなところだと思っています。
Q:好きな男性のタイプは?
私よりも精神年齢が大人な人。子どもだなと思った時点で、もうダメかもしれないです。あと、夢を追いかけている人は魅力的だと思います。あとはおいしいご飯が好きな人もいいですね(笑)。外見の好みは特にないです。
Q:理想のデートは?
朝はたくさん寝ていたいタイプなので、前日までには決めずに朝起きたらまず相手に連絡して、その日の気分で「これが食べたい、ここへ行きましょう」というのがいいです。
Q:特技は?
写真を撮ること。得意と言っていいのかわからないですけど、好きで続けています。
Q:目標とする女優さん、好きな俳優さんは?
目標の人はいませんが、もしまた天音さんと一緒になる機会があったときに、隣にいて恥ずかしくない自分でいることが目標です。
Q:好きな映画は?
リアルな作品が好きなので、『生きてるだけで、愛。』と『ラ』がすごく好きです。
Q:スレンダースタイルの秘訣は?
ダンスレッスンで腹筋を鍛えていたおかげかもしれません。そして食べすぎないこと。塩分を控え目に、水分をたくさん摂るようにしています。
INTERVIEW インタビュー
Q:趣味&特技のダンスを題材にした映画だけに、オーディションは気合が入りましたか? 実際にダンスの審査もあったのでしょうか?
お芝居だけで、ダンスの審査はなかったです。当時はまだそれほど仕事経験がなかったので、怖いものが何もなくて(笑)。気合というより、台本を読んで感じたまま何も考えず、真っ直ぐにオーディションに臨みました。
Q:出演が決まったときのお気持ちは?
マネージャーさんと一緒に焼肉を食べていたときに連絡があって、マネージャーさんから「決まりました!」と聞いた瞬間のお肉のおいしさは格別でした(笑)。
Q:映画本格初出演となりますが、主演の岡山天音さんほか撮影現場で共演者から学んだこと、あるいは撮影を通して勉強になったことは?
撮影中は常に勉強になりました。お芝居に関することだけじゃなく、撮影現場での立ち居振る舞いなども天音さんから学ばせていただきました。撮影現場が常に楽しい雰囲気で、私もこれからそういう雰囲気づくりをしていきたいと思いました。
Q:過疎化が進む田舎町でモヤモヤを抱えたニナについて、どう思われますか? 撮影現場で意識したことや大切にしたことはありますか?
ニナに関しては、理解し合えるというか、昔の自分を見ているように感じていました。台本を読んで、中学生くらいの尖っていた部分などを思い出しながら、お芝居をしました。そのくらいのときって、反抗したいわけではないのに、意味もなく尖っちゃうんですよね。撮影現場では、アイドルへの思いよりもダンスが好きな気持ち、ダンスが楽しいという気持ちを表現するように心掛けました。
Q:ニナは母親の反対に遭いアイドルを卒業しますが、もし家族から反対されたら?
まず理由を聞いて、それが納得のゆくものであれば「仕方ないよね」となりますが、もし理不尽な内容であれば、私の意見をとことん聞いてもらって、私の意見を尊重してもらえるように説得します。
Q:ダンス以外にもニナの体当たりシーンがあって驚きましたが、中森役の森田想さんとは本気で叩き合いをしたんですか? 撮影裏話を教えてください。
あのシーンは衝撃的ですよね。「監督、こんなことさせますか?」と思ったんですけど、実際にあった話を劇中でも使うことにしたようです。あのシーンは……すごく痛かったです! でも森田さんが本気できてくれたので、私も、頭の中にあったものが全部飛んでしまって、叩かなくてもよかったところでも、思いきり叩いてしまいました。森田さんが芝居を全部つないでくださったからこそ成り立ったシーンだと思います。
Q:完成作をご覧になった感想や、観客に注目してほしいことは?
三田さんとニナの2つの物語の軸がつながって物語が進んでいくんですが、三田さんの成長には素敵なシーンが多いですね。ニナと母親の絆、社会で働く人の気持ちや学生独特の雰囲気なども描かれているので、年齢や性別を問わずに心に響いて楽しんでいただける作品だと思います。
(取材・文:柴田メグミ 写真:高野広美)
MOVIE INFO インフォメーション
『踊ってミタ』
『ポエトリーエンジェル』の岡山天音と飯塚俊光監督が再び組んだダンスムービー。踊りを通じて生きる力を取り戻す人々を描く。『ポエトリーエンジェル』にも出演した武田玲奈をはじめ、岡山出演のドラマ「I”s」などの加藤小夏、『スレイブメン』などの中村優一、モデル・女優の横田真悠らが共演。
(C) 2020「踊ってミタ」製作委員会
映画『踊ってミタ』は3月7日より全国公開
Twitter:@odottemita_mv