朝ドラ「エール」あらすじ・キャストなど最新情報【まとめ】
NHKの連続テレビ小説「エール」が3月30日にスタート。あらすじ、キャスト、モデルなどについてまとめて紹介する。
あらすじ
全体のあらすじ
日本が生糸輸出量世界一となった明治42年(1909年)、急速に近代化が進む福島の老舗呉服屋に、のちに数々の名曲を生み出すことになる作曲家・古山裕一が誕生。老舗の跡取りとして育てられた裕一は、少々ぼんやりしていて、周囲には取り柄がない子どもだと思われていた。しかし、音楽と出会って、その喜びに目覚めると、独学で作曲の才能を開花させていく。
青年になった裕一は、一度は音楽の道をあきらめようとするが、家族に内緒で海外の作曲コンクールに応募して上位入賞を果たす。それを機に裕一は歌手を目指している関内音と知り合い、福島と豊橋という遠く離れた場所に住みながらも二人は結婚を決意。不遇の時代を乗り越え、二人三脚で数々のヒット曲を生み出していく。
しかし、時代は戦争へと突入し、裕一は軍の要請で戦時歌謡を作曲することに。自分が作った歌を歌って戦死していく若者の姿に裕一は心を痛める。戦後、混乱の中で復興に向かっていく日本で、古山夫妻は傷ついた人々の心を音楽の力で勇気づけるべく、新しい時代の音楽を奏でていく……。
キャスト
主人公の裕一役として主演を務めるのは窪田正孝。福島で代々続く老舗呉服屋の長男だった裕一は、気弱でいじめられがちな少年だったが、音楽の秘めた才能を発揮。独学で作曲を始める。跡取り息子として周囲の期待から商業を学び、伯父が経営する銀行に勤めるも音楽への思いを断ち切れないでいたなか、歌手を目指しているという女学生とひょんなことから知り合い、文通を始める。恋に落ちた裕一は、彼女とともに音楽の道を歩むことを決める。
裕一の妻となる関内音を演じるのは二階堂ふみ。豊橋市内で馬具の製造販売を行う関内家の三姉妹の次女である音は、将来はプロの歌手として舞台に立つことを夢見ていた。ある日、福島に住む古山裕一が英国の作曲コンクールに入賞したことを新聞で知り、手紙を送り文通を始める。二人は結婚し、音は本格的に歌を学ぶために音楽大学に入学。夫の才能を誰よりも信じて叱咤激励し、さまざまな困難に遭遇しながら、自らも歌手になる夢を追い続ける。
福島の古山家として、裕一の父の三郎を唐沢寿明、母のまさを菊池桃子、弟の浩二を佐久本宝、伯父の権藤茂兵衛を風間杜夫が演じる。また、裕一の幼なじみでのちの音楽仲間「福島三羽ガラス」となる佐藤久志役は山崎育三郎、村野鉄男役は中村蒼。恩師である藤堂清晴を森山直太朗が演じる。
一方、豊橋の関内家として、母の光子を薬師丸ひろ子、父の安隆を光石研、姉の吟を松井玲奈、妹の梅を森七菜が演じる。音の歌の先生の御手洗清太郎を古川雄大、音がプロの歌手を目指すきっかけとなる世界的なオペラ歌手の双浦環を柴咲コウが演じる。
裕一と音はそれぞれの故郷を離れ、東京で新生活をスタートさせる。裕一はレコード会社の専属作曲家として働きはじめ、音はオペラ歌手になるために音楽学校に入学し、個性豊かな人たちに囲まれることに。RADWIMPSの野田洋次郎が裕一と同期で採用された作曲家・木枯正人役で出演するほか、レコード会社のディレクター・廿日市誉役を古田新太、コロンブスレコードの秘書・杉山あかね役を加弥乃、裕一と音の相談相手になる喫茶店の店主・梶取保役を野間口徹、保の妻の恵役を仲里依紗、早稲田大学応援部五代目団長・田中隆役を三浦貴大が務める。
主人公夫婦のモデル
主人公である古山裕一のモデルは、作曲家の古関裕而氏。「栄冠は君に輝く(全国高等学校野球大会の歌)」「六甲おろし(阪神タイガースの歌)」「闘魂こめて(巨人軍の歌)」といったスポーツシーンを彩る応援歌の数々や、戦後の人々を夢中にさせたラジオドラマ「君の名は」「鐘の鳴る丘」の主題歌、「長崎の鐘」「イヨマンテの夜」など数多くのヒット歌謡曲を生んだ、昭和の音楽史を代表する存在である。
そして、裕一の妻である音は、裕而氏の妻で歌手としても活躍した金子氏がモデルとなっている。なお「エール」の物語は実在の人物をモデルとしつつも、音楽で人々を励まし心を照らした夫婦の波乱万丈の物語として再構成され、登場人物名や団体名なども一部改称してフィクションとして描かれる。
語り・主題歌
語りを担当するのは、声優の津田健次郎。主題歌にはGReeeeNの「星影のエール」が使用される。音楽を作曲家の瀬川英史が担当する。(編集部・大内啓輔)
連続テレビ小説「エール」は3月30日あさ8時よりNHK総合ほかにて放送スタート