山崎紘菜も!『モンスターハンター』実写版、国際色豊かなキャスト
今週のクローズアップ
カプコンの人気ビデオゲームをハリウッドで実写化した映画『モンスターハンター』が9月4日に日米同時公開となります。公開まで半年を切った本作に出演する国際色豊かなキャストを、映画の情報と共にご紹介します。(編集部・倉本拓弥)
「モンスターハンター」とは?
モンハンの愛称で知られる「モンスターハンター」は、人間とモンスターが共存する壮大な世界を舞台に、依頼を受けたハンターが巨大モンスターを狩るハンティングアクション。2004年に第1作が発売されると、モンスターを狩って武器や防具を生産・強化していくシステムやオンラインを介した協力プレイが人気を博し、「一狩りいこうぜ」という言葉が流行するほどの人気シリーズに成長していきました。シリーズは16年経っても進化を続けており、現在は「モンスターハンター:ワールド」の拡張コンテンツ「モンスターハンターワールド:アイスボーン」が全世界出荷500万本(2020年3月13日時点)を突破しています。
実力派が集結!実写版キャスト
ミラ・ジョヴォヴィッチ
実写版の主人公アルテミスを演じるのは、同じく人気ゲームを実写化した『バイオハザード』シリーズで主演を務めた女優ミラ・ジョヴォヴィッチ。『バイオ』シリーズではゾンビ相手に華麗なアクションを披露したミラは、本作では未知の巨大モンスターに挑みます。2018年に撮影現場からの写真をInstagramに投稿した際には、「モンスターハンター:ワールド」で使用可能な武器「スリンガー」が登場することを明かしており、実写版でもゲームさながらのアクションが期待できそうです。
トニー・ジャー
『マッハ!』シリーズなどで知られるアクション俳優トニー・ジャーが演じるのは、「モンハン」に欠かせないキャラクターであるハンター。米ソニー・ピクチャーズが公開したビジュアルには、大剣を片手に、腰には弓矢を装備したトニーの姿が収められており、「これぞハンター!」とも言える仕上がりとなっています。これまで人間を相手にしてきたアクションの達人が、モンスター相手にどう戦うのか。夢のドリームマッチに注目です。
ロン・パールマン
ギレルモ・デル・トロ版『ヘルボーイ』や『パシフィック・リム』などのロン・パールマンも出演。/Filmによると、ロンが演じるのは「モンスターハンター:ワールド」にも登場した大団長。ゲームでは調査団を引っ張るリーダー的存在で、単独で長期調査に出てしまうほどの豪快さが特徴です。型破りなキャラクターを演じることも多いロンは、大団長の配役にピッタリと言えるかもしれません。
山崎紘菜
日本からは、女優の山崎紘菜が出演。本作でハリウッドデビューを果たす山崎は、ハンドラー(受付嬢)を演じます。ゲームでのハンドラーは、モンスターの解説や膨大な調査内容をまとめるなど、情報統括のエキスパートとして重要な役割を果たしており、実写版でも活躍が期待できるキャラクターです。山崎は、出演が発表された際に「ハンドラーという役はゲームで実在するキャラクターでファンがたくさんいるので期待を裏切らないように演じられたらと思います」とコメント。「ハリウッド大作に出演出来る機会は、滅多にないので人生を変える経験になると思う。見ている世界、固定観念を捨てて世界基準を身に付けたい。そして、撮影現場で山崎紘菜を表現して、役として存在出来たら嬉しいです」と意気込んでいます。
まだまだいるぞ!実力派キャスト
他にも、『モンスターハンター』には実力派キャストが出演。マーベル映画『アントマン』シリーズのデイヴ役で知られ、ラッパーとしての顔を持つティップ・“T.I.”・ハリスが狙撃兵役を務める他、『ストンプ・ザ・ヤード』などの女優ミーガン・グッド、『ターミネーター:ニュー・フェイト』にも出演したメキシコ人俳優ディエゴ・ボネータが脇を固めます。
ハリウッド実写版、監督は「ゲームオタク」なあの人!
『モンスターハンター』の監督に就任したのは、『バイオハザード』シリーズのメガホンを取り、ミラ・ジョヴォヴィッチの夫で知られるポール・W・S・アンダーソン。「ゲームオタク」を自称するアンダーソン監督は、2012年にシネマトゥデイのインタビューに応じた際、すでに「モンスターハンター」の実写化を企画していると語っていました。
ハリウッド実写版は、アルテミス率いるエリート部隊が巨大な砂嵐に巻き込まれ、巨大モンスターが生息する異世界へと迷い込んでしまう物語。『バイオハザード』シリーズでは映画オリジナルキャラクターを登場させていたアンダーソン監督ですが、『モンスターハンター』については「ゲームのキャラクターたちがたくさん登場しますよ」と/Filmに語っており、ハンターをサポートしてくれる頼もしい“アイルー”の登場も示唆しています。
気になるモンスターについても、新たに創らず、シリーズ初期の作品に登場する有名モンスターを取り入れていくと語っているアンダーソン監督。ゲームの世界に精通する正真正銘のオタク(?)が仕掛ける『モンスターハンター』は、映画ファンのみならず世界のハンターたちも納得させてくれるでしょう!