ディズニー&ピクサー史上最も深い話…高橋メアリージュンが共感
提供:ディズニープラス
この時期だからこそ、ことさら心に響くメッセージが詰まったディズニー&ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』(ディズニーの動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信中)。女優の高橋メアリージュンが、「ジーンときて、泣いてしまいました」という物語に込められたメッセージについて語った。(取材・文:小山美咲 写真:尾鷲陽介)
等身大のキャラクターに共感!
人間として生まれる前の魂(ソウル)たちがどんな人間になるかを決める「ソウルの世界」に迷い込んだ音楽教師のジョーと、自分のやりたいことを見つけられないソウルの女の子“22番”が出会い、人生のきらめきを見つけていくストーリー。高橋は、イマジネーション溢れる世界観と可愛らしいソウルたちに心をわしづかみにされた様子。
「生まれる前の世界があるというアイデアはすごく面白いし、しっくりきました。地上とは違う次元の世界の描かれ方もすごく好き。宇宙のような空間は綺麗すぎて吸い込まれてしまいそうと思うほどでした。そして、22番の生意気さがすごく可愛くて大好き!」と目を輝かせる。
主人公のジョーは、ジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師。くじけそうになりながらも長年夢を追い続け、やっと憧れのチャンスを手にした矢先、運悪くマンホールへ落下してソウルの世界に迷い込んでしまう。そんな状況でも、ジョーは夢を叶えるため、何とかして地上に戻ろうと奮闘していく。高橋は、素直で真っすぐなジョーについて、特別ではなく誰もが感情移入できるキャラクターだと語る。「人って言い訳しがちだけど、言い訳せずに自分の声に従った時、人はすごく輝くんだと思いました。強くなれるし、自分のことを好きになれる。ジョーが夢を追う姿がとても輝いて見えました」
そのジョーと出会う22番は、やりたいことが見つけられず、何年もソウルの世界に留まっているキャラクター。高橋は「私の周りにも22番と似た人がいます」と身近な人物と重ねたという。
「やりたいことを見つけなければとプレッシャーを感じることもある社会だと思いますが、人それぞれのペースがある。だって、見つからないものは見つからないですから。遅くてもいい。そういう人を責めるのは違うと、22番を見て改めて思いました」と実際の社会と照らし合わせても共感できる部分が大きいという。
幸せと気付けることが幸せ…深いメッセージに涙
偶然出会ったジョーと22番は、ジョーが地上に戻るための旅を通じて、互いに影響し合い、心がワクワクするもの=“人生のきらめき”に気づいていく。特に、22番がジョーとの冒険の中で地上に降り、初めて五感を通じて人生を感じることの喜びに触れるシーンが心に響いたと熱弁する高橋。
「世の中にあるもの一つ一つに純粋に反応している22番を見て、すごく感動したんです。ああ、日常には幸せがあふれているなと。当たり前と捉えてしまいがちな物事への、感謝の気持ちがすごく湧き出てきました。それにジーンときて、泣いてしまいました」と強く胸を揺さぶられたという。
「自分と人を比べている人は多いと思うし、周りにそうさせられている。自分が判断する前に人に判断されたり、比べられたりしている人も多いと思います。そういう現実があるけれど、まず生まれてきた時点で『もう満点です』という作品のメッセージが刺さりました。そして満点のあなたの周りは幸せだらけということに気付ける。忙しい日々の中で忘れがちになっていた本当に大切なことを教えてくれて、ふと我に返れる。映画を観ている間は忙しい現実からちょっと離れて、自分の幸せについて考える時間を持てると思います」
「あ、私、幸せじゃんって気付けた時って、幸せじゃないですか。その瞬間を体感できるって幸せなことですよね」と高橋自身も感化されたようだった。
日常をきらめかせるものとは?
そんな高橋の身の回りにある幸せは、自然との触れ合い。どんなに忙しくても、仕事の前に朝日を見に行き、「ありがとうと感謝して1日を迎えると、充実した1日を過ごせます」と日課を明かす。「美しいものを前にした時って、我を忘れて夢中になれる。だから、朝日や夕日、星空を見ている時は、人生がすごくきらめいています」
滋賀県の田舎で育った高橋は幼い頃から自然に囲まれていたそうで、中学1年生の頃の出来事を思い返す。「家が本当に貧しい頃、家族でしし座流星群を見たんです。夜中に外でココアを飲みながら星空を見上げて、『うわあ、きれい』とみんなで言っていた時、家が貧しいことや、大変なことも忘れられて、ただただ、あったかかった。私の欲しいものはこれなんだと実感しました。それがすごく大好きな思い出で、その影響は大きいかもしれません」
今、世界がコロナ禍にあり、改めて日常にある幸せを実感する機会も増えた。「『ソウルフル・ワールド』は本当に今、観るのにベストな映画」と高橋は語る。
「疲れたな、なんか寂しいな、泣きたいな……日々色々な感情があると思います。でも、どんな感情の時に観ても、すごくフラットな自分らしい自分に戻してくれる。私、今、自分らしくないかもとか、ちょっと自分を見失っているなという時でも観てもらいたい。自分をリセットしてくれる作品です」
ディズニー&ピクサー作品はリアルさに魅了される!
最新作である『ソウルフル・ワールド』にがっつり心をつかまれた高橋は、ディズニー&ピクサー作品の魅力について「映像がアニメを超えたリアルさ。表情や仕草までリアルで見入ってしまいます」とアツく語る。『トイ・ストーリー』が大のお気に入りだそうで、「びっくりするくらい泣いちゃいました!」とも明かした。
「Disney+(ディズニープラス)」では、その『トイ・ストーリー』や『ソウルフル・ワールド』のほかにも、ディズニーやピクサーの名作の数々を見放題で楽しむことができる。おうち時間が増えた最近では、高橋も家で動画を観る機会が増えたそうで、「たくさんの作品から選べて、好きな時に24時間いつでも観られるところがいいですよね」と大好きな作品を好きなだけライフスタイルに取り込めることに利便性を感じているという。
ちなみに仲良しの妹・高橋ユウには昨年息子が誕生したが、甥っ子は早くもディズニー作品に夢中なのだとか。「子供も大人も楽しめる作品ばかりなので、甥っ子たちがもう少し大きくなった時に一緒に観るのも楽しみです」と家族で楽しめる「Disney+(ディズニープラス)」への期待をふくらませていた。
映画『ソウルフル・ワールド』は「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信中
映画『トイ・ストーリー』は「Disney+(ディズニープラス)」で配信中
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