『アベンジャーズ』ヒーローの結婚生活は謎だらけ!
提供:ディズニープラス
22日、マーベル・スタジオ初のテレビシリーズ「ワンダヴィジョン」のエピソード3が、ディズニーの動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信された。マーベル初のシットコム(シチュエーションコメディー)形式で、平和な郊外に引っ越してきたスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフとヴィジョンの結婚生活を描く本作。第1話と2話から、全編にわたって謎がちりばめられ、絵に描いたような理想の生活の裏に潜む不穏な空気が描かれたが、今回もさらなる急展開が待ち受けている。
ワンダいきなり妊娠の謎
1950年代からはじまり、各話ごとに年代が進行していく「ワンダヴィジョン」。今回は1970年代がフィーチャーされているようで、一気に色付いたカラフルな世界観が新鮮だ。エピソード名はズバリ「カラー放送」。これまでも、各年代に合わせた衣装を見事に着こなしていたワンダ役のエリザベス・オルセンだが、ヒッピー風の衣装が実にキュート。第2話までが全編モノクロだっただけに、より新鮮に映る。
今回のテーマは、第2話のラストで発覚したワンダの妊娠。ぽっこりおなかのワンダと、いきなりの妊娠にとまどうヴィジョンは、出産の準備に大わらわ。子供部屋の飾り付けからベビーベッド作りに、バタバタと勤しむ2人の姿が実にほほ笑ましい。『アベンジャーズ』ではいつも真面目顔だったヴィジョンが、高速おむつ替えを練習する姿は必見。過去のマーベル映画で過酷な運命が描かれてきた2人の、仲睦まじい姿を見られるのはファンにとってもうれしいはず。
一方で、シリーズ全体に漂う不穏な空気はより色濃くなっていく。ワンダの赤ちゃんは急激に大きくなっておなかを蹴り出すが、この成長速度はどう考えても異常だ。子供を作れないはずのヴィジョンも彼女の妊娠に疑問を抱き、絵に描いたような世界のほころびに気付き始めるが、その瞬間、時間が少し前に戻り、再び何事もなかったかのように物語は進みだす。
何かを知っている?ワンダの表情の謎
実は「ワンダヴィジョン」の第2話でも、二人の平穏な生活が崩れそうになるとビデオテープのように時間が逆戻りする現象が描かれていた。第1話から彼らを監視している謎の組織が関係しているのだろうか? 謎は深まるが、大きなヒントが隠れていそうだ。日常が崩れそうになる瞬間、シットコム登場人物として振舞っていたワンダが見せる、凍りついたような表情も衝撃的。ここでも、オルセンの芸達者ぶりが光る。
ワンダことスカーレット・ウィッチは原作で、魔法で双子を授かったこともあり、本作の妊娠に隠された謎が気になるところ。前回、ウエストビューの住人たちが「子供たちのために」というフレーズを口にしていたのも、何かを示唆しているように思えてくる。さらに、エピソードの間に流れるコマーシャルでは、今回もワンダに人体実験を施した悪の組織ヒドラの名を冠した石鹸が宣伝されていた。数々の現象には、やはりワンダがかかわっているのだろうか。
ますますおかしくなる隣人たちの謎
ワンダのために医者を呼びに行ったヴィジョンと入れ違えで訪ねてくるのが、友人のモニカ・ランボー。早すぎる妊娠を隠しながらモニカをもてなすワンダの奮闘が笑いを誘うが、ここでも2人の会話中に、ワンダが子供部屋に描いたコウノトリが現実となって現れる不思議な現象が。この鳥には、なぜかワンダの魔法も効果がなく、何かを象徴しているかのようだ。
子供にも恵まれ、理想の家族を手にして幸福に包まれるワンダだが、モニカの放つある言葉に、再び表情が凍りつく。そもそもモニカは、第2話で登場した時点で、別の名前をワンダに名乗るなど、どこか様子がおかしかった。そして、ラストには衝撃的な出来事が彼女にふりかかる。
一方のヴィジョンも、隣人のアグネスからワンダにまつわる奇妙な情報を告げられる。何かを知っているようで、何も語らない住人たち。年代を経るごとにおかしくなっていくウエストビューから、ますます目が離せない!
「ワンダヴィジョン」はディズニープラスで毎週金曜配信
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