今アツい！韓国の若手俳優たちに注目！
今週のクローズアップ
映画『パラサイト 半地下の家族』やドラマ「愛の不時着」「梨泰院クラス」をきっかけに、韓国映画＆ドラマにハマった人は多いのではないだろうか。ここでは、そんな人たちに向けて注目若手俳優とその出演作を紹介する。（編集部・梅山富美子）
目が離せなくなる！キム・ドンヒ
キム・ドンヒは、1999年生まれの21歳。WEBドラマ「A-TEEN」（2018）で人気若手俳優の仲間入りを果たした。日本でも話題となったドラマ「梨泰院クラス」（2020）では、主人公パク・セロイ（パク・ソジュン）の店で働くも、セロイの敵であるチャン・デヒ（ユ・ジェミョン）の愛人の息子という難しい役どころを担った。ヒロインのチョ・イソ（キム・ダミ）に切ない片思いをする姿が話題となった。
もう後戻りできない！「人間レッスン」
優等生のオ・ジス（キム・ドンヒ）は、大学の学費を稼ぎたい一心で重大な罪を犯してしまう。しかし、同じ高校の女子生徒にその秘密を嗅ぎつけられ、思い描いていた計画が少しずつ狂っていく。生々しく際どい会話とスピーディーで息つく暇を与えない展開が続き、画面から目を離すことができなくなる。取り返しのつかないジスの行動に「どうすればよかったのか」「自分ならどうするのか」と考えさせられるはず。
沼落ち続出のソン・ガン
日本の人気少女マンガを韓国で実写ドラマ化した「カノジョは嘘を愛しすぎてる」（2017）でデビューしたソン・ガンは、1994年生まれの26歳。続編も決定している「恋するアプリ Love Alarm」（2019）では主人公ファン・ソノ役を担った。186センチと高身長でさわやかなルックスだが、「Sweet Home －俺と世界の絶望－」（2020）では、引きこもりで怪物化する主人公を熱演。ほかにも、バレエを描くマンガを実写化した「ナビレラ」（tvN）の放送が控えている。
クールなまなざしに引き込まれる！イ・ドヒョン
「Sweet Home －俺と世界の絶望－」に出演しているイ・ドヒョンは、1995年生まれの25歳。「刑務所のルールブック」（2017）、「30だけど17です」（2018）、「とにかくアツく掃除しろ！～恋した彼は潔癖王子!?～」（2018）などに出演してきた。「Sweet Home」では、どこか冷めた雰囲気のメガネ姿が魅力的で、妹イ・ウニュ（コ・ミンシ）に邪険に扱われるウニョク役で注目を浴びている。今後は、コ・ミンシと再び共演する「五月の青春」（KBS2TV）が放送される予定だ。
人間が怪物に…！「Sweet Home －俺と世界の絶望－」
韓国のWEB漫画を実写ドラマ化した本作は、残忍な怪物に姿を変えた人間たちが暴走し、その怪物たちと戦うことになる人々を描く。集合住宅「グリーンホーム」に住む引きこもりの高校生チャ・ヒョンス（ソン・ガン）は、極限の心理状況の中で、同じく居住者であるイ・ウニョク（イ・ドヒョン）らと、生き抜くためにさまざまな方法を模索していく。さまざまな怪物たちによる見た目の怖さと、欲深い人間の心理的な恐怖が同時に押し寄せてくる。
さわやかな演技派！ナム・ジュヒョク
188センチと高身長で、モデルとして活躍したこともあるナム・ジュヒョクは、1994年2月22日生まれの26歳。「インヨ姫」（2014）で俳優デビューを果たすと、「恋するジェネレーション」（2015）、「麗＜レイ＞ ～花萌ゆる8人の皇子たち～」（2016）、「恋のゴールドメダル ～僕が恋したキム・ボクジュ」（2016）、「ハベクの新婦」（2017）と話題作への出演が続く。端正な顔立ちで、役によってさまざまな顔を見せる実力派。『ジョゼと虎と魚たち』をリメイクした韓国版『ジョゼ（原題）』（日本公開未定・2020）では主演を担った。
夢に向かう若者を描く！「スタートアップ：夢の扉」
競争の激しい韓国のハイテク業界を舞台に、夢をかなえようと若者たちが奮闘するさまを描く。ソ・ダルミ（ペ・スジ）は、幼いころに両親が離婚し、寂しさと孤独の中でナム・ドサンという男の子との文通が心のよりどころに。しかし、ドサンの正体は、彼女を心配した祖母とある少年ジピョンが、新聞に載っていた名前を勝手に借りて作り上げた架空の少年だった。大人になったダルミ、ドサン（ナム・ジュヒョク）、ジピョン（キム・ソンホ）による恋愛模様はもちろんのこと、起業を目指す若者たちがもがきながらも前に進むさわやかな青春物語となっている。
若き実力派！イ・ジェウク
187センチと高身長のイ・ジェウクは、1998年生まれの22歳。「ドドソソララソ」（2020）では、主人公に惹かれる真面目な青年ソヌ・ジュンを好演した。「アルハンブラ宮殿の思い出」（2018）、「恋愛ワードを入力してください～Search WWW～」（2019）、「偶然見つけたハル」（2019）、「天気が良ければ訪ねて行きます」（2020）と話題作への出演が続いている。
天真爛漫な主人公が魅力的！「ドドソソララソ」
ク・ララ（Ara）は、父親に愛情深く育てられ、裕福な生活を送っていた。しかし、父の死をきっかけにすべてを失い、小さな町ウンポでソヌ・ジュン（イ・ジェウク）と出会う。天真爛漫なララは、周囲の人に助けられ、そして影響を与えながらたくましく自分の道を切り開いていく。後半数話のストーリーはやや急展開だが、ララとジュンのピュアで切ない恋愛から目が離せなくなる。
「青春の記録」で注目！ピョン・ウソク
「青春の記録」（2020）で人気俳優パク・ボゴムふんする主人公の親友を繊細に演じたピョン・ウソクは、187センチ、モデル出身の29歳。「ディア・マイ・フレンズ」（2016）でドラマデビューすると、「コッパダン ～恋する仲人～」（2019）、「恋愛ワードを入力してください～Search WWW～」（2019）などに出演してきた。今後映画やドラマでの活躍に期待したい若手俳優の一人だ。
切なくもさわやかな「青春の記録」
俳優としての成功を夢見るサ・ヘジュン（パク・ボゴム）とウォン・ヘヒョ、メイクアップアーティストの卵であるアン・ジョンハ（パク・ソダム）が、生まれや家柄が重要視される世界で、自分の力だけで夢に挑む青春を描く。30歳を目前に、仕事や家族、現実とさまざまな壁にぶつかりながらも成長する姿には胸が熱くなるはずだ。タイトルの意味につながっていくようなラストはさわやかで希望も感じさせながら、どこか寂しさも。キャストたちの熱演が光る。