2代目キャプテン・アメリカの素性が明らかに!「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第2話
提供:ディズニープラス
先週からDisney+(ディズニープラス)でスタートした、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマシリーズ第2弾「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の第2話が26日に配信されました。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の世界を舞台に、キャプテン・アメリカの友にして、彼の盾を託されたファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)とウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)が、偉大なヒーロー不在の世界で葛藤する本作。MCUファン待望の第1話は、怒涛の空中アクションにはじまり、一般人を犯罪に巻き込む謎の集団の暗躍、政府公認による“第2のキャプテン・アメリカ”の登場など、のっけから衝撃展開の連続でしたが、果たして今回はどんなドラマが待っているのか。
今週もシネマトゥデイ編集部から、コミコンをはじめMCU関連取材に携わってきた入倉と、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギのサイン&ツーショットが家宝な生粋のマーベルファン・倉本が第2話を鑑賞。今後の展開予想と共に熱くエピソード2の魅力を語ります!
再会早々イチャイチャ!今週のバディ感
入倉:前回は、サムとバッキーが『エンドゲーム』後にそれぞれどんな人生を送っているのかを紹介する感じだったけど、今回でようやく2人が顔を合わせたね。「お、来た!」と!
倉本:2人のやり取りを久々に見ることができたのは、MCUファンとしてうれしかったですね!
入倉:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』とかこれまでのシリーズでもあったけど、ここまでじっくり2人のイチャイチャが見られるとは(笑)。
倉本:バッキーは再会早々、サムに「なんで盾を渡したんだ!」と不満を漏らしていました。そこからの2人の掛け合いは、シリアスな雰囲気も漂っているんですけど、思わずクスッとさせられて(笑)。『エンドゲーム』後も相変わらずなんだなぁ~と思いました。
入倉:いがみ合ってはいるけど、逆に言えば、バッキーはキャップの盾を受け継ぐのはサムしかいない、と思っているということ。サムのことを信頼しているからこそ、怒っているんだっていうのが感じられていいよね。
倉本:そして、後半のセラピーシーン。あれはファンサービスですよね! カップル向けのセラピーをサムとバッキーに受けさせる先生もわかっていらっしゃる!
入倉:「2人で向かい合って」とか言ってさ。そんなに近づく必要があるのかという(笑)。2人のやりとりも最高だった。バッキーの年齢ネタも面白くなかった?
倉本:ガンダルフですね(笑)。俺は「ホビットの冒険」を初版で読んでいるんだぞ! って(笑)。
入倉:第1話でも長生きをネタにしていたし、そんなバッキーがかわいい(笑)。とにかくこのバディ感がすごくよくて、『リーサル・ウェポン』シリーズのような往年のバディアクションを思い出すよ。ヤバイ、MCUシリーズ史上一番好きな作品が来たかもしれない!
倉本:回を増すほど、2人のやり取りがもっと見たくなりますね。ストーリーが進むにつれて関係性も深まっていくと思うので、そういった変化にも注目したいです。
2代目キャップも入り乱れる!今週のアクション
入倉:今回は、予告編にも出てきた、走行する大型トラック上でのアクションが見せ場だったね。
倉本:あのシーンはしびれましたね! まさか、2代目キャップ(=ジョン・ウォーカー)まで現れるとは!
入倉:まさかのね!
倉本:しかも、戦いに相棒も連れてくるんですね(笑)。通称、バトルスター。キャプテン・アメリカの相棒っぽいネーミングですよね(笑)。
入倉:サムとバッキーは気に入ってない感じだけど、2代目キャップも盾の扱いはなかなか堂に入っていてカッコよかったね。
倉本:そうですね。しかし今回、敵にレッドウィングが壊されちゃって! 前回、もっと出番が増えればいいな~と言ったばかりなのに……。
入倉:前回も思ったけど、どうやって撮ったんだろうというアクションがいっぱい。限られた空間のなかでめまぐるしく状況が変わっていって、各キャラクターの特性を生かしたアクションが展開する。意外性もあって、ぜんぜん飽きないよね。
倉本:『キャプテン・アメリカ』シリーズには、空間を限定して展開するアクションシーンが多いですよね。『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』では列車の中、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ではハイウェイでのアクション。今回のトラックでの戦闘も、『キャプテン・アメリカ』シリーズの演出が引き継がれているのかなと感じました。
入倉:サムとバッキーは、ワンダやヴィジョンのようなとんでもないパワーを持っているわけじゃないから、シチュエーションや生身のアクションの迫力で見せようっていう工夫を感じるよね。僕はああいうアクションの方が好きだから大興奮だった!
倉本:確かに! アクション中にも2人の掛け合いがあっていいですよね。
入倉:こういうアクションシーンが毎週1度は出てくるのかな? すごい楽しみ。MCUなんだけど1990年代に熱中していた良質のバディアクションが毎週観られそうで、期待しかないよ!
2代目キャップはこのままにはならない…?今週の2代目キャプテン・アメリカ予想
倉本:ジョン・ウォーカーという人が2代目キャップを名乗ってますけど、「この人で確定!」とはまだ言えないですよね……? 違和感があるのは確かですが……。
入倉:さっきも言ったけど、彼、盾の扱いはめっちゃうまかったね。今回、彼の素性が明らかになるんだけど、兵士としてもキャップ並みの経歴だし、基本いいヤツだと思う。「キャプテン・アメリカ」という名前にプレッシャーを感じながらも頑張ろうとして。以前のキャップみたいに、広報活動ばっかやらされたり。もうちょっと嫌な人だったらはっきり違うと思えるんだけど(笑)……ただ、サムが名乗りをあげそうな感じもしたね。
倉本:それをバッキーが後押しする感じですかね。自分は、サムを支える立場になるのではないかと。
入倉:2人とも素直じゃないよね。協力しようと言ってくるウォーカーに反発するし。バッキーなんか基本、喧嘩腰で。でも、それはキャップの存在が2人にとって大きかったということの表れでもある。世界中の誰よりも、2人にとって彼の喪失は大きいんだろうな。
倉本:ほんと、サムとバッキーって素直じゃないですよね~(笑)。でも、それがある意味魅力的なのかと。
入倉:まぁ、2代目キャップというのはファンとしても認めにくいところではあると思うけど、ウォーカーは彼なりに悩んでいることがわかった。一方でバッキーは、サムこそが2代目に相応しいと思っている感じ。バッキーがサムに「スティーブはおまえを信じて盾を託したんだ」って言うシーンがすごくよかったな。だからこそ、サムが背負わされているものの重さもわかるしね。
倉本:本作の登場人物は、みんなそれぞれ背負っているものがありますね。
入倉:個人的には、ウォーカーもまだ完全にナシというわけではないのかもと。
倉本:2代目キャップ就任については、僕もまだ二転三転あると思っています。そして、間違いなくキャップの盾が物語のカギになりますね。
入倉:果たして、あれだけ反発しているバッキーがどう出るのか。そういえば、今回もバッキーがワカンダにいた頃を思い出すシーンがあったね。
倉本:ホワイトウルフという名前が出ましたね。『シビル・ウォー』のラストでバッキーはワカンダで眠りについて、『ブラックパンサー』のラストでは目が覚めていましたからね。しかも、その空白の時間というのはまだ明かされていませんし。
入倉:ワカンダも物語に絡んできたりするのかな。シリーズを振り返って、あの時にこんなことをしていたっていう話が出てくるのもうれしいよね。
倉本:さて、全6話なので今回でストーリーの三分の一が終わりました。
入倉:いよいよ来週には、"あいつ"が登場しそうな雰囲気で終了したけど。
倉本:満を持しての登場ですね。ちょっと意外な形での登場でしたが、次回からストーリーにどう絡んでくるのか、来週が待ちきれません!
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」はディズニープラスで毎週金曜配信
ディズニープラス公式サイト
(C) 2021 Marvel
【プロフィール】
シネマトゥデイ編集部・入倉功一
ほぼ全てのマーベル関連の取材に携わり、サンディエゴ・コミコンにも参加。キャプテン・マーベル正式発表の場に居合わせたのは今でも自慢。ケヴィン・ファイギ、アンソニー・ルッソ、ジェームズ・ガンなどにインタビュー経験あり。ベストMCU作品は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。
シネマトゥデイ編集部・倉本拓弥
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は劇場で7回鑑賞。『エンドゲーム』の渡航取材でロバート・ダウニー・Jrとすれ違ったのは今でも忘れない。プライベートでも海外のコミコンに参戦し、原作コミックも集めている。ベストMCU作品は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』。