可憐でいながら力強い実力派美少女:原菜乃華
この美少女に注目
原菜乃華『胸が鳴るのは君のせい』(6月4日公開)
今後ますますの活躍が期待される若手女優の素顔に迫る本企画。今回は映画『胸が鳴るのは君のせい』で主人公の元カノでヒロインのライバルとなる長谷部麻友を演じた原菜乃華さんを徹底解剖! 事前に募集したファンからの質問にもお答えいただきました。
PROFILE プロフィール
生年月日:2003年8月26日
出身地:東京都
身長:161cm
血液型:A型
趣味・特技:ドラマ・映画鑑賞、水泳(10年)
芸歴:2009年に子役としてデビューし、『はらはらなのか。』で長編映画初主演。テレビドラマ「朝が来る」での中学生で出産する少女役、アガサ・クリスティー原作&三谷幸喜脚本の「死との約束」での心を閉ざした次女役などが話題となる。『罪の声』で演じた物語のキーとなる少女・望役は高く評価された。
PRIVATE 素顔に迫る一問一答
Q:【ユーザー質問】最近、胸が鳴ったのはいつ、どんなときですか?
11歳年下の妹がいて、めちゃめちゃかわいくて大好きなんです。お仕事のときにいつも「お疲れ様、早く帰ってきてね」というボイスメッセージをくれるので、うれしくて胸が鳴ります。
Q:【ユーザー質問】普段はどんなファッションが好きですか?
特にこれといって決まった系統はないですが、あまり鮮やかな色は着ないです。スニーカーとかの楽な格好ばかりしちゃいます。
Q:【ユーザー質問】演じてみたい役はありますか?
いろんな役を演じてみたいですが、時代劇は経験がないのでチャレンジしたいです。ただ、殺陣や乗馬はぜんぜんできないし、運動神経もよくないので、くノ一よりもお姫様役のほういいかもしれません。
Q:チャームポイントはどこですか?
眉毛です。「しっかりしてるね」とよく言われます。
Q:特技は?
絶対こぼさず、きれいに目薬をさせます。小さいころからドライアイで使っていたんです。でも、泣くシーンで涙の代わりにしたことはないですよ(笑)!
Q:美容のためにしていることは?
美容というより健康ですが、ジムに通って筋トレをはじめました。疲れにくくなったし、スタスタ歩けるようにもなったので、本当にいままでは体力がなかったんだなって(笑)。これを機に、苦手な運動を克服したいです。
Q:オフの日は何をしていますか?
スマホでラジオを聞きながら、近所を散歩しています。
Q:好きな人のタイプは?
謙虚で穏やかな人がいいです。
Q:理想のデートは?
映画を観て、そのあとカフェとかで甘いものを食べながら映画の感想を語り合いたいです。
Q:お気に入りの映画は?
樹木希林さん主演の『あん』は、そこに立つだけで役として存在している樹木さんが本当に素晴らしくて、いつかこんなお芝居ができるようなりたいと思ったきっかけの作品なので、大好きです。望月歩さん主演の『五億円のじんせい』は、たぶん10代だからこそ刺さる作品なので、同年代の人に観てほしいし、感想を語り合いたいです。
Q:最近観たテレビドラマは?
今度ドラマで病弱な役をやらせていただくので、気持ちが入るように「世界の中心で、愛をさけぶ」を観ました。涙が止まらないくらい感動したので、もっと早く観れば良かったと思っています。
Q:観る作品はどういうふうに選びますか?
この人はこういう作品が好きなんだと思いながら観ると、もっとその人と仲良くなれる気がします。
INTERVIEW インタビュー
Q:キラキラした少女漫画が原作の映画に出演することが目標の一つだったとうかがいましたが、なぜでしょう?
小さいころからたくさん観てキュンキュンしていて、わたしもいつかこんな素敵な学校生活を送ってみたいなと思っていたからです。恋愛映画にも、ヒロインのライバル役にも憧れていたので、夢が2つも叶いました。
Q:ライバル役を演じたかったのはなぜですか?
ヒロインのまっすぐさにはすごく憧れるし、カッコいいなと思うのですが、ライバルの女の子のほうにより人間味を感じることが多かったです。なので、演じるのが楽しそうだなと思っていました。実際にとても楽しかったです。
Q:どの辺りが一番楽しいポイントでしたか?
こんなふうな目線だとどう見えるかなとか、手を口元に持っていったらより女の子っぽく見えるかなとか、動きや仕草を細かく考えて、どうやってヒロインのつかさ(白石聖)を追い詰めようかニヤニヤしながら、台本にたくさん書き込みました(笑)。その案を撮影現場でやり過ぎなくらい演じて、高橋(洋人)監督に「そこはちょっとやり過ぎ」「少しコワい」とジャッジしていただきました。引き算で作っていった感じです。自分の案が採用されると「がんばって良かった」と思えました。そんなふうに客観的にキャラクターを作り込んだのは初めてだったので、とても楽しかったです。※高橋監督の「高」は「はしごだか」が正式表記
Q:【ユーザー質問】ライバル役は嫌な面を出す必要もあったと思いますが、意識したことは?
あざとい部分と共感できる部分のバランスが難しかったんですが、作品全体で麻友ちゃんがどう見えるかを意識したので、自分が嫌われるとかは考えませんでした。ほかには、原作を麻友ちゃんの視点で読み返しました。一見、すごくあざとくて計算高い女の子に見えるんですが、根っこはとても弱い子だと思いました。不安だから隼人くん(浮所飛貴)を縛ったり依存したりしてしまうという、すごく人間味のある子なので、意外と共感できるポイントは多かったです。麻友ちゃんがただの意地悪な女の子にならないように、とても気を付けました。
Q:麻友ちゃんの健気さやかわいさは、画面からしっかり伝わってきました。
良かったです! 監督が絶対に嫌なだけの子には見せないでくださるという安心感はあったんですが、自分ではやり過ぎたかなと不安もあったので、そう言っていただけると安心できます。
Q:撮影現場はとても和気あいあいとした楽しいものだったそうですね?
そうなんですが、実はわたしはみんなの輪にあえて入らないようにしていました。麻友ちゃんはみんなと違う学校ですし、あまり馴染めてないほうがいいんだろうと思ったので。すごく寂しかったです。
Q:共演者のみなさんはどんな方たちでしたか?
浮所さんは明るくて、撮影現場の雰囲気を和ませてくださるムードメーカー的存在で、太陽みたいな方だと思いました。カットがかかるたびに監督と役柄について細かくお話されていて、撮影現場にいい緊張感も与えてくださったので、さすが座長だと感動しました。白石さんは華やかな雰囲気の憧れの女性です。1対1のお芝居のシーンで引っ張っていただいたので、感謝しかないです。板垣(瑞生)さんは周りに気を遣ってくださる視野の広い方で、控室に美味しい差し入れをしてくださったのをよく覚えています(笑)。
Q:お気に入りのシーンを教えてください。
海辺で麻友ちゃんがつかさをけん制するシーンがあるんですが、撮影のときに天気が悪くて、大丈夫だったかな? と思っていました。でも完成品を観たら、そのときの麻友ちゃんの心情と天気が重なっているように見えて、すごくいいシーンになっていました。
Q:この先の女優としての目標は何ですか?
お芝居がすごく好きなので、おばあちゃんになるまで続けていきたいと思っています。こうやったら面白いんじゃないかというアイディアを自由に出せるようになって、もっとお芝居を楽しめる女優さんになりたいです。
スタイリスト:津野真吾(impiger)
(取材・文:早川あゆみ 写真:杉映貴子)
MOVIE INFO インフォメーション
『胸が鳴るのは君のせい』
紺野りさのコミックを原作にした青春ラブロマンス。親友のような絆で結ばれた高校生の男女に訪れる関係の変化を描く。監督は『悼む人』『春待つ僕ら』の監督補などを務めてきた高橋洋人。
(C) 2021 紺野りさ・小学館/「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会
映画『胸が鳴るのは君のせい』は6月4日より全国公開
Twitter:@munekimi_movie