村本大輔と別府ブルーバード劇場の素敵な関係の巻
まほの別府ブルーバード劇場日記
みなさんこんにちは! 別府ブルーバード劇場のお手伝いを始めてから約5年。わたしにはいつも遊びに来ては、90歳の岡村照館長を喜ばせてくれる友だちがいます。それは、芸人ウーマンラッシュアワーの村本大輔(以下:むらぴ)。別府ブルーバード劇場で地元のお客様に笑いを提供してくれるむらぴと映画館との素敵な関係を聞いてください!
長~い付き合いの村本大輔について
むらぴこと村本との出会いは、2012年のこと。大阪から東京に上京してくるお笑いコンビがいるということで取材に行ったのが最初でした。「僕ら大阪から東京に行くんですけど、友だちおらんねん。家探し手伝って」という一言から始まった友情。現在もシネマトゥデイで掲載されている連載ウーマンラッシュアワーの映画たて・よこ・ななめ見!も、実はそのときから始まりました。
年も近く、妙に気が合って、そこからずっと仲良し! むらぴがアメリカに行った時は、テキサスに留学していたこともある森田の彼氏・ひろきくんが語学留学の手配をして、今では彼氏ぐるみ(?)のお付き合いが続いています。世間では、嫌われ者とかいろいろ言われているむらぴですが、わたしとひろきくんが知っている村本大輔という男は、本当に優しくて、面白くて、いつだって自然体のいい男。そしてアメリカでスタンダップコメディアンに挑戦するという、でっかい夢に向かって着実に進み続けている熱い男。今や私もひろきくんも「むらぴってどんな人?」って聞かれると心の友よ! と答えるくらい大切な存在です。
別府ブルーバード劇場とむらぴ!
むらぴはわたしが別府ブルーバード劇場にやってきてからの活動をいつも応援してくれました。「おもろいことやってんなー。今度行くわ!」と言ってくれていたむらぴは、有言実行。すぐにブルーバードに駆けつけて、初めての独演会を開催! それからというもの、福岡で仕事がある時は必ず別府に寄ってブルーバードで独演会をしてくれます。
大変な時には必ずきてくれるむらぴ。熊本地震が起きて、お客様のキャンセルが大量に出た時、いの一番に駆けつけてくれたのもむらぴでした。当時は、別府の有名な観光地も観光客が激減。別府の人たちも元気のない日々が続いていました。そんな時に開催してくれたむらぴの独演会は、まるで栄養サプリのようでした。舞台上でむらぴが吠えると、お客さんの笑い声が劇場中に響き渡って、ポジティブな空気がどんどん広がっていきました。笑いの力って本当にすごい! と心から思いました。
そして、今もまた新型コロナウィルスの影響で観光客が激減し、飲食店も夜21時にはどこも閉店し、別府の街は活気がなくなってしまいました。コロナ対策を万全にして開催する独演会には、地元の人たちもたくさん来場して、大いに笑って帰っていきます。そして、公演の売り上げはいつも別府ブルーバード劇場に還元してくれるむらぴ。「自分のネタを試したいから!」とSAVE the CINEMAしてくれている姿には、いつも感謝しかありません!
おばちゃんたちに愛されるアイドル!
女性ファンがたくさんいるむらぴですが、別府でも10代から80代までの地元の女性たちが大集合! 女性ファンの中でも一番年上なのは、たぶん90歳になった我が別府ブルーバード劇場の館長・岡村照でしょう。照ちゃんは、初めてむらぴが来た時から「いい子やなぁ。テレビではいろいろ言われているけど、全然違うな!」といつでもベタ褒め。もちろん館長のみならず、別府にはたくさんの村本ギャルズがいるのですが、なかでもむらぴを愛してやまない一番のファンはみよちゃん(年齢は不明)。みよちゃんは別府駅の構内で小さなお饅頭屋さんを出していて、むらぴが別府でライブを始めた頃からの大ファンです。
初めての出会いは、むらぴがみよちゃんのお饅頭屋さんで石垣餅を買った時だそう。「いろんなロケで、いろんなタレントさんや俳優さんがお店に来たけれど、村本君が一番優しくて素敵だった」というみよちゃんは、店にむらぴとのツーショット写真を飾り、独演会ではいつも一番前で見守るほどの大ファンに! いつも大量のお饅頭を持ってきてくれるなど、むらぴ愛がほとばしる優しいみよちゃんですが、残念ながら今年5月でお店を閉店することに。この話を聞いたむらぴは、みよちゃんにお疲れ様のサプライズ企画を計画しました。ブルーバードにみよちゃんを呼び出すと、「お店、お疲れ様~!」と花束をプレゼント。「生きていてよかった!」とうれしそうなみよちゃんの笑顔に、私たちまで幸せな気持ちになりました。
今は日本全国が大変なとき。次にむらぴが別府ブルーバード劇場にやってくる時を、照館長も地元のお客様もみんなが楽しみに待っています!