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あの6人が帰ってきた!「フレンズ」必見エピソードベスト5

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NBC / Photofest

 1994年から2004年まで、全10シーズンにわたって米NBCネットワークの看板番組として、また世界各地で現在に至るまで、絶大な人気を誇っているTVシリーズ「フレンズ」。マンハッタンで暮らす男女6人組の日常をにぎやかに描いたシットコムで、一躍スターになったメインキャストが、17年ぶりに勢揃いして話題を呼んだのが米動画配信サービス、HBO Maxのスペシャル番組「フレンズ:ザ・リユニオン」U-NEXTにて視聴可能)だ。

 ジェニファー・アニストン(レイチェル)、コートニー・コックス(モニカ)、リサ・クドロー(フィービー)、マット・ルブラン(ジョーイ)、マシュー・ペリー(チャンドラー)、デヴィッド・シュワイマー(ロス)の6人が一同に会して、当時のことを振り返りながら旧交を温める様子は、番組のファンにとっては感無量。BTSキット・ハリントンレディー・ガガは歌声まで披露するなどゲストも豪華で楽しいが、やはりアニストンらが語る撮影秘話や思い出のシーンの数々に叶うものはなし! とりわけ共演者同士の恋愛に話が及んだくだりは、それを知ってからまた番組を観返すと、かつては心の底から笑ったシーンもつい感傷的になってしまうかも。

 というわけで、「フレンズ」全236話の中から「フレンズ:ザ・リユニオン」で言及されているエピソードも含め、筆者の独断&思い入れを交えつつ、必見エピソード5選(プラス5)をご紹介します!(文・構成:今祥枝)

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シーズン1:第1話「マンハッタンの6人」&シーズン10:第17話&18話「グランド・フィナーレ」

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シーズン1:第1話「マンハッタンの6人」より - Warner Bros. / Photofest

 おなじみのカフェ・セントラルパーク(Central Perk)にモニカら5人がコーヒーをのみながら雑談しているところに、レイチェルがウェディングドレス姿で駆け込んでくる初登場シーン含めて、当然ながらこれを観ずして「フレンズ」は語れないのが第1話。振り返ると、この時点ですでに6人の相性は抜群で、キャラクターの特徴もしっかりと印象づけられていることがよくわかる。一挙にスターになった6人が、のちに人気の度合いによってバラバラだったギャラを交渉により一律にし、1話につき1人1億円のギャラを手にしたというのは有名な話だが、現在に至るまでその結束の固さが揺らぐことがないという事実に感動してしまう。

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シーズン10:第17話&18話「グランド・フィナーレ」より - Warner Bros. / Photofest

 そんなこんなを乗り越えてたどり着いたラスト2話の「グランド・フイナーレ」は感慨もひとしおだ。長年6人と一緒に過ごしてきたファンにとっては観るのがつらくもある最終回は、俳優たちはみんな泣き崩れてしまい、メイクを直すためにしばしば撮影は中断されたという。また「フレンズ:ザ・リユニオン」には最後のカットを撮り終わった後、キャストがハグをしながら泣き、それを見守るスタッフもまた目を赤くして泣いている様子も。そうした関係者の思い入れが伝わってくるからこそ、最終回の大団円もことさらに泣けてしまうのかもしれない。

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シーズン6:第24話&第25話「チャンドラーのプロポーズ大作戦」

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シーズン6:第25話「チャンドラーのプロポーズ大作戦」より - (C) 2021 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 「フレンズ」は当初の設定からして、レイチェルとロスの恋愛が中心ではあったものの、シーズン4の第24話(後述)でモニカとチャンドラーがベッドインしたシーンの、試写での観客の反応の大きさに、クリエイター陣はこのカップリングの成功を確信したとか。実際にはシーズン2の第7話「逃した魚は大きい」の時に脚本家チームは、このカップルのアイディアが浮かんだが、サプライズのために長い時間をかけてあたためていたという。モニカとチャンドラーは、付き合いだしてからは他のキャラクターに比べて比較的安定した関係を保っており、番組のファンは全員が2人の幸せな結婚を望んでいたに違いない。しかし、肝心のプロポーズの段になってもチャンドラーは考えすぎ&タイミングを逃しまくりで、モニカの元カレ、リチャード(トム・セレックによる素晴らしく魅力的なキャラクター!)に先にプロポーズされる羽目に。チャンドラー頑張って!! とヤキモキさせられるも、なんとモニカが片膝をついてプロポーズするという展開に感動はMAX。最後は涙涙のハッピーエンドで、「フレンズ」屈指の名シーン&珠玉のエピソードと言えるだろう。

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シーズン9:第8話「感謝祭に悪魔降臨!?」

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シーズン9:第8話「感謝祭に悪魔降臨!?」より - Warner Bros. / Photofest

 毎回趣向を凝らした“フレンズギビング”と言われる感謝祭エピソードは注目度も高かったが、完成度もなかなかのもの。中でもクリスティナ・アップルゲイトがレイチェルの2人いる妹のうちの一人、エイミーを演じるこの回は、脚本家シャナ・ゴールドバーグ=ミーハンの手腕が一際光るエピソードの一つだ。レイチェルとエイミーが丁々発止の舌戦を展開する冒頭から、モニカが大事にしてい高価な食器をめぐる騒動に、完璧なオチが着くラストに至るまでの流れるようにスムーズで心地良いダイアローグは、シットコムの難しさと醍醐味を堪能させてくれる。ちなみにアップルゲイトは9シーズンも一緒にやっているキャストに交じっても堂々たるコメディー演技を披露しているが、実際にはガチガチに緊張していたのだとか。またもう一人の妹ジルを演じたのはリース・ウィザースプーン(シーズン6第10話)。現在はAppleTV+のドラマ「ザ・モーニングショー」でジェニファーと共演中だ。

シーズン3:第9話「フットボールは燃えるぜ!」

 続いてこちらも“フレンズギビング”の優れたエピソード。料理で忙しい女性陣を尻目にフットボールのテレビ観戦で盛り上がる男性陣。ジョーイの提案で3対3のタッチ・フットボールをやることになるが、これがとんでもないバトル(?)へとエスカレートしていくさまは爆笑の連続。何がすごいかというと、タックルしたり転がったり走り回ったりする6人の身体を張った演技、そして身体能力の高さ! 「フレンズ」の評価として、全身を使ったコメディー演技であることは批評家からもよく指摘されたことだが、このエピソードではまさにそれを実感することができる。途中から女性チーム対男性チームの戦いになると、“女の武器”を使ったレイチェルやフィービーのばかばかしさもさることながら、薄汚い“ゲラー・カップ”をめぐり意地になって張り合うモニカとロスの兄妹愛(?)が肝。なんだかんだでいいコンビである2人が、地面に腹ばいになって、しっかりとボールに手を置いて離さないまま外は暗くなり、雪がちらついてきて見上げるラストは、まさに感謝祭にふさわしい締めくくりといえるだろう。

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シーズン4:第23話&第24話「ロスの結婚式」

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シーズン4:第23話「ロスの結婚式」より - Warner Bros. / Photofest

 ロンドンでのロスとエミリーの結婚式は、明らかにお互いを意識しているレイチェルとロスの様子を見れば、遅かれ早かれこの結婚は上手く行かなくなるだろうと誰もが思ったはず。だが、まさかの挙式中の誓いの言葉で、ロスがエミリーをレイチェルと名前を間違えてしまうとは……。思わずテレビの前で叫んでしまった人も少なくないはず。さすがにエミリーは気の毒するぎて同情したくなるが、ここまで引っ張りまくっても、なんとなく笑ってしまうレイチェルのお気楽なキャラクターは偉大だ。ロンドンの街ではしゃぐチャンドラー&ジョーイ(一人ホームシックになるくだりも最高)も笑わせてくれるし、ゲストも豪華。その一人が「Dr.HOUSE ードクター・ハウスー」のヒュー・ローリー(当たり前だが若い!)で、レイチェルがロスに愛の告白を決意して乗った飛行機で隣に座った皮肉屋の男性役は、いかにもという感じ。ちなみに劇中でフィービーは三つ子の出産間近でお留守番だったが、実際にクドローは息子を妊娠中だった。

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残念ながらベスト5圏外……でも視聴者の記憶に残るおススメエピソード!

シーズン6:第10話「夢のカウントダウン・パーティー」
モニカとロスのヘンテコだけどキレッキレの爆笑ルーティーン・ダンスは必見!

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シーズン6:第10話「夢のカウントダウン・パーティー」より - (C) 2021 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.

シーズン2:第12話&第13話「スターとデート」「プリティウーマン登場」
スーパーボウルの後に放送された2部構成の拡大版。後者はジュリア・ロバーツがチャンドラーの小学校の同級生である映画スターとして登場。ほかにもブルック・シールズジャン=クロード・ヴァン・ダムらもゲストで登場するなど盛りだくさんの回に。ちなみにジュリアとマシューは、実際にしばらくの間デートをしていたとか。また「フレンズ:ザ・リユニオン」でデヴィッドがトホホなエピソードを語っていた猿のマルセルをめぐる話も楽しめる。

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シーズン2:第13話「プリティウーマン登場」よりジュリア・ロバーツ - Warner Bros. / Photofest

シーズン7:第11話「魅惑のチーズケーキ」
フィービーの昔の恋人、科学者のデヴィッドとフィービーが再会するが、苦い結末に。演じるハンク・アザリアは複数回登場しているが、「フレンズ」の恋愛事情はなかなかシビアだよなあと思わせるエピソードの一つだろう。ちなみにフィービーの最後の恋人はポール・ラッドふんするマイクだ。

シーズン8:第9話「ブラピのヘイト・クラブ」
“フレンズギビング”のエピソード。当時、ジェニファーと結婚していたブラッド・ピットが、ロスの高校時代の友人ウィルとして登場! これまた今観ると感慨深いものがある。

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シーズン8:第9話「ブラピのヘイト・クラブ」より - Warner Bros. / Photofest

シーズン2:第14話「極秘ビデオ公開!」
ジェニファーが一番好きだというエピソードがこちら。モニカとレイチェル、そして涙を誘うロスの高校時代。プロムの夜のようすを映したVHSをみんなで見るシーンは、1980年代カルチャーがリアルかつ笑いを誘う。このようなシットコムにおけるフラッシュバック手法は、今ではさまざまなシットコムのお約束になっている。

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シーズン2:第14話「極秘ビデオ公開!」より - Warner Bros. / Photofest

 
本文中のスタッフキャストの引用は全て以下より  
資料:「フレンズ」ーー6人は永遠に友達! 25周年記念オフィシャル・ガイドブック(竹書房)

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「フレンズ」ーー6人は永遠に友達! 25周年記念オフィシャル・ガイドブック - 竹書房
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「フレンズ」は以下で視聴可能!

>> Netflix
>> Hulu
>> U-NEXT
>> 「フレンズ <シーズン1-10>」
ブルーレイ全巻セット(21枚組)65,780 円(税込)
DVD全巻セット(60枚組)54,780 円(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント

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フレンズ <シーズン1-10> - (C) 2021 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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