時代劇×ゾンビ!韓国ドラマ「キングダム」キャストまとめ
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時代劇とゾンビスリラーという異色の組み合わせを実現させ、Netflixで人気シリーズとなっている韓国ドラマ「キングダム」。すでにシーズン2まで配信されており、7月23日には、シリーズ初のスペシャルスピンオフドラマ「キングダム:アシンの物語」が配信開始となる。大きな局面を迎えたシーズン2を経て、新章ともいえるシーズン3に向け、さらなる盛り上がりを見せるであろう「キングダム」のあらすじやキャストを紹介する。(編集部・浅野麗)
「キングダム」ってどんな物語?
李氏王朝。王が病に倒れたといううわさが国を揺るがす中、一人息子である世子は真実を確かめるため、王に会いに行こうとするも、若き後妻の王妃が立ちはだかる。王宮に潜む陰謀を暴こうと、世子は旅へと繰り出すが、感染者を化け物(=ゾンビ)に変える疫病がまん延していることに直面し、王の病との関係を探るため、そして民衆を救うため、立ち上がる。
王の一人息子、イ・チャン世子
王の一人息子であり、唯一の後継者であるが、王宮の権力者であるチョ氏によってその座が危ぶまれており、チョの陰謀を暴くため立ち上がる。
演:チュ・ジフン
1982年5月16日生まれ。ファッションモデルとして活躍したのち、ドラマ「宮(クン)~Love in Palace~」(2006)で皇太子を演じブレイク。よしながふみの人気コミックを映画化した『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』(2008)などで人気を獲得し、日本でも注目される存在にまでなるが、ドラッグスキャンダルを起こして芸能活動を中断することに。その後兵役に就き、復帰後、ドラマや映画にコンスタントに出演。コメディーから冷酷な殺人鬼まで、演技の幅を広げている。
医女、ソビ
王の治療にあたった医師イ・スンヒの弟子であり、初めに多くの化け物が誕生してしまった東菜(トンネ)の医女だったが、世子と出会い、旅を共にすることに。師匠から化け物の起源となる“生死草”の話を聞き、探している。勇敢で賢い。
演:ぺ・ドゥナ
1979年10月11日生まれ。女優の母の影響で、幼い頃から俳優への夢を持っていた。兄はCM監督。モデル、タレントを経て、『リング』の韓国リメイク版『リング・ウィルス』(1999)で貞子にあたる役を演じ、スクリーンデビュー。ポン・ジュノ監督の『ほえる犬は噛まない』(2000)で高い評価を受け、ブレイク。日本では、山下敦弘監督の『リンダ リンダ リンダ』(2005)や是枝裕和監督の『空気人形』(2009)で主演を務めた。以後、ハリウッド進出も果たし、国際的な活躍を見せている。
領議政チョ・ハクチュ、王妃の父(演:リュ・スンリョン)
自分の娘を王妃に仕立て上げた王宮の権力者。王妃から世継ぎを誕生させるべく、陰謀を企てた。
世子の護衛(チャイギ)、ムヨン(演:キム・サンホ)
王宮から旅に出る際の唯一の同行者で、世子が最も心を開いている家臣。共に戦い、世子を守っている。臨月の妻を都に置いてきている。
謎の男、ヨンシン(演:キム・ソンギュ)
ソビが働いていた医院に患者としていた謎の男。虎を捕まえる特殊部隊の出身らしく、身体能力が高く、戦闘力に長けている。飢えから、化け物に殺された青年の死体を調理して村人に与えてしまい、疫病を一気に広めてしまった。ソビと同じく、世子に同行することになるが、目的など謎多き男のまま。
アンヒョン大監(演:ホ・ジュノ)
世子の王宮での元師匠。先の大戦を勝利に導いた人物であり、世子も信頼をおいているが、真意が読めず、敵か味方か謎。
王妃、チョの娘であり世子の継母(演:キム・ヘジュン)
領議政チョ・ハクチュの娘であり、王宮で絶対なる権力を持つ若き王妃。次の王を妊娠中だが、大きな秘密を抱えている。
禁軍別将ボミル、チョの一人息子(演:チョン・ソグォン)
領議政チョ・ハクチュの一人息子であり、王妃の兄である別将。幼い頃から、世子に見下されていると思い、敵視している。父によって、世子を追う任務を最初に任される。
東菜の府使、チョ・ボムパル(演:チョン・ソクホ)
ソビがいた東菜の地域を治める府使(プサ)で、チョの甥。化け物から助けてくれたソビに惚れている。一度は身勝手に逃げたものの、世子たちと合流し、旅を共にすることに。
謎の女性、アシン
シーズン2のラストに数秒だけ登場した謎の女性。登場があまりに一瞬すぎて、正体は不明だが、スピンオフドラマによると戦士であるよう。シーズン3以降のキーパーソンになることが予想される。
演:チョン・ジヒョン
1981年10月30日生まれ。ファッション誌のモデルを経て、ドラマ「Happy Together ~ハッピー トゥギャザー~」でイ・ビョンホンやソン・スンホンら韓国のスター俳優たちと共演しブレイク。映画『猟奇的な彼女』(2001)が大ヒットし、社会現象まで引き起こした。同作は日本でもヒットし、知られる存在に。続く『僕の彼女を紹介します』(2004)も日韓共に大ヒット、『ラスト・ブラッド』(2008)では、小雪と共演し話題となった。2013年のドラマ復帰以降、高視聴率を取るなど再び活躍を見せつつも、2人の子供を出産。「キングダム:アシンの物語」が、第2子出産後の女優復帰作となる。
スペシャルスピンオフドラマ「キングダム:アシンの物語」
シーズン2のラストに数秒だけ登場した、チョン・ジヒョン演じる謎のキャラクターが、本作の主人公アシン。大切な家族と仲間の命を奪われた彼女は、自らの手で復讐(ふくしゅう)を果たすことを誓い、戦士となる。彼女の物語が、本編にどのように絡んでくるのか。シーズン3を楽しむうえでの大きな役割を担っていることは間違いなさそうだ。
宮廷ドラマらしいドロドロ感と、ゾンビものらしいスリルとアクションが見事に交錯して描かれており、スピンオフが深く関わってくるであろう新章共々、先の読めない展開に今後も目が離せない。
Netflixオリジナルシリーズ「キングダム」はシーズン2まで独占配信中