Snow Man佐久間大介も!『白蛇:縁起』日本語吹替版の豪華声優まとめ
今週のクローズアップ
中国で興行収入70億円超えの大ヒットを記録したフル3DCGアニメ映画『白蛇:縁起』が、7月30日、ついに日本でも公開を迎えます。実はこの映画、日本語吹替版の声優陣がとっても豪華! 人気アイドルグループ・Snow Man の佐久間大介から、売れっ子声優の三森すずこまで、ゴージャスなキャスト陣をコメント(映画公式サイトより)と共に紹介します。(編集部・吉田唯)
『白蛇:縁起』は白蛇の妖怪と人間の壮大なラブストーリー!
キャスト紹介の前に、まずは簡単にストーリーを頭に入れておきましょう。本作は、中国の四大民間伝説の一つである「白蛇伝」の前世のお話です。時代は、国師が民間人に蛇を大量に捕獲させていた晩唐。人間の美少女の見た目をした白蛇の妖怪・白(ハク)は、国師の刺殺を試みるのですが、結果は失敗。逃亡の末に記憶を喪失してしまいます。そんな白を救ったのは、捕蛇村の少年・宣(セン)。白の記憶を取り戻す冒険に出た二人は、旅のなかで恋に落ちます。しかし、そこには大きな試練が立ちはだかり……という壮大なラブストーリーが繰り広げられます。
人間を愛する妖怪の白役!三森すずこ
ヒロインの白は白蛇の妖怪で、1,000年の修練を経て人間の姿に変化しています。一見すると冷たそうですが、実は善良な心の持ち主で、芯の強いキャラクター。人間の男性である宣を愛してしまったことから、試練にさらされることになります。
白役を務めるのは三森すずこ。「ラブライブ!」の園田海未役、「探偵オペラ ミルキィホームズ」のシャーロック・シェリンフォード役などで知られ、音楽活動なども行う人気声優です。本作の出演には「タイトルにもなっている白蛇の白役を演じるということで、喜びと緊張で身が引き締まる思いでした。中国のアニメ作品は初めて観させていただいたのですが、クオリティの高いCGと美しい絵や音楽に圧倒されました」とコメントを寄せていました。
白を愛する宣役!佐久間大介
Snow Man の佐久間大介が声を担当する宣は、優れた身体能力と熱い心を持つ男主人公で、医者を目指している人間の青年です。猟師として蛇取りをしている宣ですが、実は蛇が苦手。ところが、本作ではそんな宣が白蛇の妖怪・白を愛することになります。
アニメ好きとしても有名な佐久間は、先日の完成披露試写会で「前に声優をやった時と違うなと思ったのが、ヘッドホンを片耳だけあけて、中国語の原音を聞きながらやるということ。台本を見て、映像を観て、タイミングを合わせて、声を聞いて……と。声優さんってすごいなと思いました」と吹替挑戦を振り返っていました。ちなみに、日本語吹替版の主題歌「縁 -YUAN-」は Snow Man が歌っています!
人語も話す犬・はらまき役!杉田智和
はらまきは宣の飼い犬です。宣にとって唯一の親友であるはらまきは、いつも宣のそばにいる明るい存在。物語の途中からは人語を話せるようになるそうで、「銀魂」の坂田銀時役や「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン役など、数多くの人気キャラクターに声を吹き込んできた有名声優の杉田智和がどう演じるのかも注目ポイントです。
収録では「飼っていた犬の事を思い出して、その時の動きや息遣いを参考に演じました」という杉田。話題を呼んだ中国のアニメーション映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』で日本語吹替キャストに名を連ねたことも記憶に新しいですが、「他の中国制作の作品に出演して中国のアニメ映画により注目しているタイミングだったので『白蛇:縁起』への出演ができて嬉しい気持ちです。宣を演じる佐久間さんの誠実さが、作品の彩りをとても華やかにしてくれています」と語っていました。
作品の看板娘・宝青坊の主役!悠木碧
宝青坊の主(ホウセイボウノヌシ)は本作の看板娘的なキャラクター。一見すると可愛い女の子のようですが、その正体は年齢不詳の狐の妖怪で、特別な道具を製造する力を持っています。
ボイスキャストの悠木碧は、「魔法少女まどか☆マギカ」鹿目まどか役、「戦姫絶唱シンフォギア」立花響役、「ヒーリングっど・プリキュア」キュアグレース/花寺のどか役などで知られる売れっ子声優。「今回は狐と娘、2つの顔を持つキャラクターを演じました。妖艶な女性が誘った獲物を意地悪な妖怪が食べちゃう…みたいな、そんなイメージで取り組みました」と宝青坊の主役の役づくりについて明かしました。
ヒロインを尊敬する猛将・青役!佐倉綾音
蛇の妖怪・青(セイ)は、正直で忠義心の強い蛇一族の猛将です。ヒロインの白を姉のように尊敬し、特別な感情を持っている一方で、人間に対しては不信感を抱いています。
そんな青に声を吹き込んだ佐倉綾音は、「新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION」「ご注文はうさぎですか??」「五等分の花嫁」など多数の作品で活躍していますが、今回は「吹き替えの経験が少ないので、緊張で背筋が伸びました」とプレッシャーがあったそう。「当日の映像に他の方々の声が入っていて、少しリラックスして収録に臨めたと思います」と収録を振り返っていました。
蛇を徴収する道士役!石川界人
道士(ドウシ)は師匠である国師の指示のもと、各蛇狩りの村で蛇を徴収しているキャラクター。ボイスキャストを務めたのは人気声優の石川界人です。
「ハイキュー!!」の影山飛雄役、「境界のRINNE」の六道りんね役などで多くの声優ファンから愛されている石川は、「あまりにも美しい映像と、心が熱くなるストーリーに感銘を受けました」と本作の感想を明かすと、「子供から大人までどなたでも楽しめる作品になっていることは声を大にして言いたいのですが、ぜひとも大人の方に見ていただきたいです。様々な経験を重ねたからこそ感じられる問いかけやメッセージがあるかと思いますので、受け取ってもらえると嬉しいです」と呼びかけました。
白の師匠・蛇母役!本田貴子
白と青の師匠である蛇母(ジャボ)は蛇衆の頭領を務めているキャラクター。声を吹き込むのは、声優の本田貴子です。
本田は『劇場版 空の境界』シリーズや「花咲くいろは」といったアニメ作品はもちろん、『バイオハザード』シリーズの主人公アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)をはじめとする多くの吹替でも活躍。本作への参加について「中国ファンタジーが大好きなので、ビッグタイトルヒロインの前世の物語というこの作品への出演にとても興奮しました」と語っており、豊富な吹替経験を持つ本田がどんな芝居を披露するのか期待が高まります。
野心あふれる国師役!柴田秀勝
民間人に蛇を大量に捕獲させている国師(コクシ)役は、声優や俳優、ナレーターとしても活躍する柴田秀勝が担当しています。
「宇宙戦艦ヤマト」のガイデル役、「マジンガーZ」のあしゅら男爵役、「タイガーマスク」のミスターX役、「ONE PIECE ワンピース」のモンキー・D・ドラゴン役などで知られる柴田。「中国民話の代表でもあり日本でも弁財天の使いで信仰の対象としても知られる白蛇伝、そのアニメ化に際し国師という大役を担当、光栄の一言に尽きる喜びであります」と出演に喜びをにじませていました。渋い声が魅力的で、悪役や威厳のある役に声を吹き込むことが多い柴田ですが、国師役ではどんな活躍を見せるのかが気になります。
日本語吹替版にこれだけ豪華な面々が集結した『白蛇:縁起』。声優陣が口をそろえて絶賛する熱いストーリーと中国アニメーションの高いクオリティー、そしてもちろん声優陣の熱演も見逃せません。
(C) Light Chaser Animation Studios (C) Bushiroad Move. (C) TEAM JOY CO., LTD.