マトリックス復活!『マトリックス レザレクションズ』キャスト情報
キアヌ・リーヴス主演の大ヒットアクションシリーズ最新作『マトリックス レザレクションズ』が12月17日より全世界公開。謎が謎を呼ぶ予告編と共に発表された、『マトリックス』の復活を飾る主要キャスト陣を紹介します。【12月9日更新】
『マトリックス』は、自分の生きる現実社会がコンピューターの作った仮想世界だと知った主人公ネオ(キアヌ)が、人類の救世主として戦いに臨むアクション大作。2003年に公開された『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』に続くシリーズ第4弾となる『レザレクションズ』は、再びマトリックスで覚醒したネオが、トリニティーを救うために新たな戦いに身を投じる。メガホンを取るのは、妹リリーと共にシリーズを生み出したラナ・ウォシャウスキー監督。
キアヌ・リーヴス:ネオ
キアヌ・リーヴスが救世主ネオ役を続投。平凡な会社員トーマス・アンダーソンと天才ハッカー・ネオという2つの顔を持つネオは、起きていても夢を見ているような違和感を持ちながら毎日を送っていたが、彼を救世主と信じるモーフィアスの導きによって現実に目覚める。『レザレクションズ』の予告編では、過去の戦いがなかったかのように普通の生活を送る彼の姿が映し出されている。ネオは再びマトリックスの世界に戻ってしまったのか? 予告編に登場するフラッシュバックには、『リローデッド』以降のネオを思い起こさせるようなカットもあり、本作が単純な続編ではないことを予感させる。
キャリー=アン・モス:トリニティー
前3部作では、ネオを思いながら共に戦う元天才ハッカーの戦士として活躍したトリニティー。激闘の末に悲劇的な運命をたどった彼女を、キャリー=アン・モスが再び演じる。『レザレクションズ』の予告編では、マトリックスで一般人として暮らしているような描写が見られ、ネオのことも知らない様子。その一方で、大勢の敵を相手に大立ち回りを演じたり、バイクで疾走したりと、3部作の彼女を彷彿させるアクションシーンも登場している。現実世界で機械につながれているような姿や、戦いの最中に分裂しているようなカットも見られ、今回は覚醒時の彼女が描かれるのかも。
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世:モーフィアス
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世は、DC映画『アクアマン』で悪役ブラック・マンタを演じ、『アス』のジョーダン・ピール製作・脚本ホラー『キャンディマン』で主演を務める出世株。『レザレクションズ』ではなんと、前3部作でローレンス・フィッシュバーンが演じたモーフィアス役を務めるという。2019年に同作への出演が報じられた時点で、若きモーフィアスを演じると予想されており、予告編にも1作目のネオのように揺れる鏡に触れて驚く、彼のオリジンストーリーを予感させるカットが登場している。ただ、前作から続投するネオやトリニティーは年齢を重ねているため、なぜ彼だけ若返っているのか。謎は深まるばかりだ。
ジョナサン・グロフ:スミス
モーフィアスと同じく謎に満ちた配役となったジョナサン・グロフは、ミュージカルドラマ「Glee」のジェシー役で注目され、デイヴィッド・フィンチャー監督のNetflixシリーズ「マインドハンター」で主演、ディズニー映画『アナと雪の女王』ではクリストフ役を務める若手注目株。ワーナーの発表によると、前3部作でヒューゴ・ウィーヴィングが演じたネオの宿敵エージェント・スミスを演じるということだが、配役の変更はもちろん、予告編でサングラスもネクタイも無線イヤホンも身に着けていない彼が登場しているのが謎。ネオに「長い年月の果てに 始まりに戻ったのさ “マトリックス”にね」と語りかける彼は、本当にあのスミスなのか?
ジェイダ・ピンケット=スミス:ナイオビ
ジェイダ・ピンケット=スミスが、人類の聖地ザイオンの戦士にして、ホバークラフト・ロゴス号の船長として勇敢に戦ったナイオビ役で続投するとのこと。ナイオビが登場したのは2作目の『マトリックス リローデッド』から。最新の予告編には年老いた彼女が登場しており、若きモーフィアスとの関係も含めて、やはり謎が多い配役。
ランベール・ウィルソン:メロビンジアン役
ランベール・ウィルソンが演じるメロビンジアンも、『リローデッド』からマトリックスの最古の不正プログラムとして登場。前3部作では、キー・メーカーやネオを監禁するなど暗躍したが、今回はどんな役割を果たすのか。
ダニエル・バーンハード:エージェント・ジョンソン役
『リローデッド』に登場したアップグレード版エージェントを演じたダニエル・バーンハードが続投。格闘家でもあるダニエルはさまざまなアクション映画で活躍しており、キアヌとは『ジョン・ウィック』(2014)でも対決している。
ニール・パトリック・ハリス:アナリスト
舞台での活躍も目覚ましく、コメディードラマ「ママと恋に落ちるまで」でエミー賞やゴールデン・グローブ賞に複数回ノミネートされ、2010年に「Glee」へのゲスト出演でエミー賞を獲得。映画界でも『ゴーン・ガール』(2014)など名バイプレイヤーとして活躍し、第87回アカデミー賞の司会も務めたニール・パトリック・ハリスが『マトリックス』に参戦。役どころは不明だが、予告編ではネオの悩みを聞く謎めいたセラピストとして登場している。
クリスティナ・リッチ
1990年代に『アダムス・ファミリー』のウェンズデー役などで人気子役として注目を浴び、『アイス・ストーム』(1997)、『バッファロー'66』(1998)、『モンスター』(2003)など、現在まで俳優として幅広いジャンルの話題作で活躍するクリスティナ・リッチ。ウォシャウスキー作品には『スピード・レーサー』(2008)で参加している。どんな役どころで『マトリックス』に登場するのかは不明。
ジェシカ・ヘンウィック:バッグス
人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏」でナイメリア・サンドを演じ、Netflixのマーベルドラマ「Marvel アイアン・フィスト」にも出演したジェシカ・ヘンウィックは、予告編でネオを誘う白ウサギのタトゥーを入れたキャラクター・バッグスを演じる。映像を見る限りではネオの味方に見えるが、鮮やかな青い髪色が気になるところ。ビルからビルへ飛び移ったり、エージェントたちとチェイスをしたりと、予告編だけでもかなりのアクションに挑戦していることが見てとれる。
プリヤンカー・チョープラ・ジョナス:サティー
2000年のミス・ワールドで優勝し、インドの国民栄誉賞に当たるパドマシュリ賞を受賞、2018年にニック・ジョナスと結婚したプリヤンカー・チョープラが『マトリックス』に参戦。予告編には『マトリックス』に影響を与えた書籍「鏡の国のアリス」を読む女性として登場している。3部作で重要な役割を担った預言者オラクルを思わせるこの女性は、その役名から、『レボリューションズ』でオラクルに育てられることになったインド系少女姿のプログラム、サティーの成長した姿だと思われる。
映画『マトリックス レザレクションズ』は2021年12月17日より全国公開