小栗旬主演「日本沈没-希望のひと-」キャスト・あらすじ【まとめ】
10月10日よりスタートする小栗旬主演のTBS日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」(毎週日曜夜9時~)。これまで度々映像化されてきた1973年刊行の小松左京の小説「日本沈没」の舞台を2023年の東京に置き換え、小栗演じる主人公をはじめオリジナルキャラクターたちが国家の危機に瀕し、一筋の希望の光を見出すために奮闘する。本作のキャスト、あらすじを振り返ってみた。
あらすじ
主人公は、時に強引な手法で政策を推し進めてきた野心家の環境省官僚・天海(小栗)。各省庁の精鋭達を招集した“日本未来推進会議”に環境省代表として参加する中、日本地球物理学界の異端児とされる田所博士(香川照之)のある説を知り、やがて日本に迫る未曽有の危機に直面していく。
登場人物
<日本未来推進会議>
天海啓示(あまみ・けいし/演:小栗旬)
環境省・環境生活局環境問題対策課。高校時代のある出来事を機に、環境問題に心血を注ぐようになる。大義のためには手段を選ばず、強引な手法で政策を推し進める一面も。総理大臣・東山が推し進める「COMS<コムス>」事業に常盤と共に主要な立場で参加。総理肝いりの次代を担う官僚が集まる「日本未来推進会議」のメンバーに。田所博士との出会いにより、日本の運命を握る重大な決断を迫られることになる。
常盤紘一(ときわ・こういち/演:松山ケンイチ)
経済産業省・エネルギー環境局環境開発課。競争の激しい産業界に身を置くことを避け、役人として産業を支える。天海とは東京大学時代の水泳部の同期で、互いを認め合う仲。父親は複数の会社を束ねる大企業の社長。政財界に顔が利き、日本未来推進会議では議長を務め、関東沈没説を巡り暴走しがちな天海と衝突していく。
石塚平良(いしづか・たいら/演:ウエンツ瑛士)
厚生労働省・労働管理局対策課。未来推進会議の最年少メンバーでムードメーカー。副議長である相原に好意を持っているが、全く相手にされていない。家族思いで実家暮らしの妹とは定期的に連絡を取っている。愛情と正義感に溢れる性格の持ち主で、有事を通して大きく成長していく。
相原美鈴(あいはら・みすず/演:中村アン)
外務省・外交総合局国際保障課。日本未来推進会議の副議長。上昇志向が強いやり手。海外生活が長かったため、自分の意見をはっきり言うタイプ。何かと会議の和を乱す天海や、国益を損ねる関東沈没説に厳しい目を向けるが、日本に危機が迫った際には率先して行動を起こす。エリートの常盤に興味を持っている。
国土交通省・安藤靖(演:高橋努)
財務省・織辺智(演:浜田学)
法務省・北川亜希(演:河井青葉)
文部科学省・財津文明(演:六角慎司)
総務省・大友麟太郎(演:山岸門人)
防衛省・仙谷治郎(演:竹井亮介)
農林水産省・白瀬綾(演:高野ゆらこ)
<学者>
田所雄介(たどころ・ゆうすけ/演:香川照之)
地震学者。日本地球物理学界の異端児。かつては東京大学の教授だったが、地球温暖化の研究にのめり込み、研究費欲しさから経費を流用して東大を追われ海外へ。東日本大震災を機に帰国し、地震の研究を再開。温暖化による海面上昇や大型台風の頻発、「COMS<コムス>」の影響により関東沈没の可能性に気づく。
世良徹(せら・とおる/演:國村隼)
日本の地球物理学の最高権威とされる東大教授。総理主導のCOMS<コムス>事業の安全性を保証。東日本大震災を早くから予見して防波堤工事の必要を訴えていたことからその地位を不動のものとし、政財界から意見を求められる存在に。田所とは因縁があり、彼の関東沈没説を真っ向から否定している。
<内閣>
東山栄一(ひがしやま・えいいち/演:仲村トオル)
内閣総理大臣。丁寧でわかりやすいフレーズや姿勢から国民の支持率は高い。諸問題解決に前向きな姿勢を示しているが、属する派閥が弱小ゆえ党内での了承を得るためには守旧派勢力に頼らざるを得ない。実質的な立場の弱さを払拭すべく、各省から若手エリート官僚を選抜し、日本の未来のための政策を議論する「日本未来推進会議」を発足する。
里城弦(さとしろ・げん/演:石橋蓮司)
副総理兼財務大臣。与党の最大派閥を率いる守旧派勢力のボス的存在。田所の関東沈没説を推す天海の前に立ちはだかる。 日本の産業界を発展させるためには大企業においてある程度の優遇を与えるべきと考え、理想や改革を重視する東山総理とは対極にある。
長沼周也(ながぬま・しゅうや/演:杉本哲太)
内閣官房長官。無派閥の東山総理を、総理大臣になる前からサポート。東山肝いりの日本未来推進会議のメンバーを集め日本の未来のため尽力する一方で、政界のドンである里城からの信頼も厚い。天海、常盤と共に田所のもとへ出向き、関東沈没説について調べる。
<天海とかかわる人々>
椎名実梨(しいな・みのり/演:杏)
週刊誌サンデー毎朝の記者。人当たりはいいが、正義感が強く、少子化、格差社会、虚偽報道などへの問題意識が高い。毎朝新聞政治部記者だったが系列週刊誌に異動させられた過去があり、新聞記者に戻るためにスクープを狙っている。環境省の腐敗を暴こうと取材をする中で天海と出会う。母親と二人暮らし。
椎名和子(しいな・かずこ/演:宮崎美子)
椎名実梨の母。早くに夫を亡くし、女手一つで娘・実梨と弟の2人を育て上げた。実梨とは同居中で、目下の不安は、実梨の結婚。その一方で、娘が仕事に邁進する姿を誇らしくも思っている。透析治療のために通院している。
生島誠(いくしま・まこと/演:風間杜夫)
トップ企業・生島自動車の会長。経団連会長も務める。政財界からも尊敬される知識人でもあり、政治家に顔が利く。常盤の父親と親交が深く、常盤を可愛がっている。東山の支持者であり、野心家の天海に興味を示しながらも、彼の危うさを危惧する。
山田愛(やまだ・あい/演:与田祐希)
天海と常盤の行きつけの居酒屋店員。北海道出身の天真爛漫なイマドキの女子。明るく陽気な性格だが、小学校の頃に両親を事故で亡くしており、6つ上の兄が親代わり。絵描きを夢見て都内の美術専門学校に通うための学費を自力で払っている。
<天海の家族>
天海香織(あまみ・かおり/演:比嘉愛未)
天海の妻。天海とは同郷で、高校時代の後輩。もとは、天海と同じ仕事第一主義だったは、娘・茜が生まれてからは子育てを優先。天海が家庭を顧みないことから一年半前から別居中。現在は茜の面倒を見ながら翻訳の仕事をしている。
天海佳恵(あまみ・よしえ/演:風吹ジュン)
天海の母。23年前に夫・衛を亡くして以来、寂れた漁師町で一人暮し。息子を応援する一方、妻子と別居中であることを心配している。漁業の女性リーダーを務める頼もしさもある。
(C)TBS