松本潤主演『99.9』映画版キャスト【まとめ】
松本潤が2016年と2018年にTBSの日曜劇場枠(毎週日曜夜9時~)で主演を務めた連続ドラマシリーズ「99.9-刑事専門弁護士-」の劇場版『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』(12月30日公開)。SEASON I&IIのレギュラーキャストが集結するほか、新キャラクターも続々登場する本作のキャストを一挙紹介します。
あらすじ
斑目法律事務所の型破りな弁護士・深山(松本潤)、敏腕弁護士・佐田(香川照之)、新米弁護士・穂乃果(杉咲花)らの元に、15年前に起きた天華村毒物殺人ワイン事件に関する依頼が舞い込んでくる。犯人とされた人物は、死刑判決の確定後、無実を訴えながらも獄中で死亡しており真相は葬られた。その事件には、謎の弁護士・南雲(西島秀俊)とその娘エリ(蒔田彩珠)が関わっていた。深山たちは、天華村で出会った青年・守(道枝駿佑)の協力を得ながら、事件を徹底的に調べていくことに。しかし、村人たちは深山が事件を掘り起こそうとすることを嫌い、事態は思わぬ方向へ。「事実」だけを求め続けてきた深山に初めて迷いが生まれる。
<斑目法律事務所・刑事事件専門ルーム>
深山大翔(みやまひろと/演:松本潤)
弁護士。誰もが認める天才である一方、シリアスな場面でもおやじギャグを連発したりするかなりの変わり者。たとえ99.9%確定してしまったことでも、残り0.1%が確定しない限り、それは事実に辿り着いたことにはならないというのが信条。父がえん罪をきせられた末に獄中死した哀しい過去があり、同じ犠牲者を出さないため、希望が見えない状況であっても粘り強く戦い続ける。そのため、検察からは、追い詰めた被告人の「罪」を引っくり返す厄介な弁護士としてにらまれている。料理&おやじギャグを愛するのは、父譲り。いとこが営む小料理屋で料理をしながら考えをまとめるのが常。物欲はないが味にはうるさく、マイ調味料を持ち歩いている。ブルーのスーツにリュック姿が定番で飴が必需品。
佐田篤弘(さだあつひろ/演:香川照之)
所長。東大法学部出身。数々の大企業の顧問弁護士を務め巨額の利益を事務所にもたらす一方で、自らも高額な報酬を得ている企業弁護のプロ。とにかく利益重視で「勝たなければ意味がない」と手段も選ばない強引さがあるため人望がないように見えるが、仲間の功績は素直に称える主義。事務所ではエラそうだが、恐妻家で娘の恋愛話を聞くとタジタジに。大の馬好き。深山とはソリが合わないが、彼がおやじギャグを放つときだけ“親友”になる。
河野穂乃果(こうのほのか/演:杉咲花)
司法修習を終えたばかりの新米弁護士。弁護士として担当した初めての刑事事件で深山と出会い対立するが、あることがきっかけで刑事事件ルームの一員となる。独特の決めポーズがある。
明石達也(あかしたつや/演:片桐仁)
かれこれ数十年以勉強し続けているが弁護士になれず、深山のパラリーガルとして働いている。深山とは、司法試験の会場でたまたま隣同士になった深山に筆記用具を貸したことが縁で交流が始まる。深山にいつもいじられているが、なんだかんだいって深山にとってなくてはならない存在。深山にこき使われてぼやく割には、事件の再現などで「明石、行きまーす!」と謎のパワーを発揮する。寝るときは目を開けたまま寝ている。スマホケースが独特すぎ。
藤野宏樹(ふじのひろき/演:マギー)
さまざまなクセ者弁護士のパラリーガルをこなしてきたベテラン。温厚な性格で、事なかれ主義。双子の娘を溺愛しており、机の上には娘たちの写真立てやグッズが並んでいる。家庭を大事にしているため極力残業しないようにしているが、仲間が困っている時には尽力する。
中塚美麗(なかつかみれい/演:馬場園梓)
戸川(渡辺真紀子)の後任パラリーガル。深山の速記を手際よく清書するなど有能。元斑目法律事務所の弁護士だった立花彩乃(榮倉奈々)と同じく筋金入りのプロレスマニア。その熱意がプロレスラーたちに認められ、Tシャツやグッズのデザインを任されるまでに。朗らかな性格だが、明石へのツッコミはかなり厳しい。
落合陽平(おちあいようへい/演:馬場徹)
弁護士。生真面目な性格で驚くべき数の資格を有し、佐田の下で働いている。映像の修復など大抵の事をこなせる“デキる男”だが、案外打たれ弱い。SEASON IIでは尾崎舞子(木村文乃)にくびったけで、彼女にいいところを見せようと度々刑事事件専門ルームに姿を現していた。
斑目春彦(まだらめはるひこ/演:岸部一徳)
日本4大法律事務所の一つである斑目法律事務所の元所長。弁護士としても人としても達観しており、もはや仙人のような存在。約300名の弁護士を束ね、大手企業の顧問弁護を請け負う一方、優れた弁護士のヘッドハンティングや吸収合併を積極的に行う戦略が功を奏し、一代で大規模な事務所を築いたやり手。深山をスカウトしたのも斑目。成功を追い求める一方で人の痛みを理解できる人物でもあり、深山が追い詰められたときには事務所一丸となって彼を守り抜いた。本音が読めないところがあり、佐田が「狸」と称することも。
立花彩乃(たちばなあやの/演:榮倉奈々)
元斑目法律事務所の弁護士で、のちに渡米した。東大法学部出身。上昇志向が強く、言われたことに120%のパフォーマンスで応えようとする努力型の秀才。仕事ではクールだが、大のプロレス好きでプロレスのことになると豹変する。短く切りそろえた前髪やスマホケースについて、深山によくからかわれていた。
<斑目法律事務所の顧客>
若月昭三(わかつきしょうぞう/演:石橋蓮司)
穂乃果の祖父で大手自動車会社会長。孫を溺愛しており、穂乃果の育成を佐田に依頼した。
<15年前に起きた毒物ワイン事件に関わる人々>
南雲恭平(なぐもきょうへい/演:西島秀俊)
深山たちが挑む事件に深く関わる謎の弁護士。
南雲エリ(なぐもえり/演:蒔田彩珠)
南雲の娘で天才ピアニスト。
重盛守(しげもりまもる/演:道枝駿佑)
事件が起きた村で深山たちが出会う青年。繊細な性格。
重盛寿一(しげもりじゅいち/演:高橋克実)
守の父。頑固で昔気質。
太田保(おおたたもつ/演:ベンガル)
村の住人
<東京地方検察庁>
大友修一(おおともしゅういち/演:奥田瑛二)
元検事正の弁護士。有罪率100%を誇る名検事とされていたが、有罪に持ち込むために強引な手法を取り、真相の解明を望む被疑者たちの声を黙殺し続けていた。深山の父がえん罪を着せられた事件に深く関わっており、SEASON IIの2話で深山に敗北を期し、辞職した。
丸川貴久(まるかわたかひさ/演:青木崇高)
検察官。大友検事の右腕と称される検事だった。刑事事件で敗北した経験はなく、検察庁では若手のホープとして将来を嘱望されていたが、深山との出会いによって正しいと信じていたものが大きく揺らぐことになり、秘密裏に深山の助っ人として活躍していた。
<東京地方裁判所>
川上憲一郎(かわかみけんいちろう/演:笑福亭鶴瓶)
所長を務める裁判官。事件処理能力が出世の決め手とされる裁判官の世界において、膨大な案件数を裁いてきたエリート。事実よりも法廷での証拠を優先させる方針で、「ええ判決せえよ」が口癖。深山と激しく衝突することとなり、SEASON IIの最終話では深山に敗北しながら異例の昇格を遂げた。
尾崎舞子(おざきまいこ/演:木村文乃)
裁判官。大学法学部在学中に司法試験に合格したエリート。弟が引き起こした事件(のちにえん罪だったことがわかる)の影響で裁判官を退官し、ひょんなことから斑目法律事務所を訪れたことが縁で弁護士に転身。現在は再び裁判官に。学生時代に腹話術サークルに所属しており、サリーと名付けたかわいい(周囲には不気味がられている)人形を事務所に置いている。
<佐田家>
佐田由紀子(さだゆきこ/演:映美くらら)
佐田の10歳年下の妻。元国際線のCAで容姿端麗、語学堪能。深山や斑目たちがしばしば予告なしに佐田家を訪れても、温かくもてなすパーフェクトなセレブ妻。その一方、夫にはアタリが強く、おまけに娘も母親に似てきてしまったため、自宅での佐田はかなりおとなしい様子。
佐田かすみ(さだかすみ/演:畑芽育)
佐田の娘。SEASON Iでは留学先のアメリカから一時帰国。その時点ではアメリカにボーイフレンドがいた。SEASON IIの2話でも彼氏がいることが発覚し、父が激しく動揺。最終話ではウクライナ人の彼氏を父に紹介していた。
<小料理屋「いとこんち」>
坂東健太(ばんどうけんた/演:池田貴史)
深山のいとこ。深山が居候する小料理屋「いとこんち」の店長。アフロヘアがトレードマーク。年齢不詳、見た目はやや怪しく、「深山のいとこ」と紹介されると「まったく似てない」と驚かれる。店内に貼られたメニューや格言(?)もユニークで、「いとこんち」は小ネタの宝庫。
加奈子(かなこ/演:岸井ゆきの)
「いとこんち」の常連客。“自称”シンガーソングライター。深山に片思いしており、深山が店に同僚など女性を連れてくると激しく敵視する。歌手としては鳴かず飛ばずで引退を考えたこともあったが、佐田がたまたま聞いた加奈子の曲にほれ込み、まとめ買いしてくれたおかげで活動を続けていられる。
(C)2021『99.9-THE MOVIE』製作委員会