2022年上半期公開のビッグタイトル!期待しかない超大作8選
今週のクローズアップ
早いもので今年も12月に突入! 2022年が目前に迫っているということで、来年上半期に公開されるビッグタイトル8作を紹介します。マーベル・シネマティック・ユニバースから、名作ミステリーの映画化、人気アニメ劇場版最新作など話題作が目白押しです!(編集部・梅山富美子)
年明け早々の大作!『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日公開
2022年のビッグタイトルと言えば、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を外すことはできないでしょう。トム・ホランドがスパイダーマンことピーター・パーカーを演じる『スバイダーマン』シリーズの3作目。ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)によってマルチバースの扉が開かれ、『スパイダーマン』シリーズの過去作に登場したヴィラン達が集結します。
すでに、『スパイダーマン』(2002)のグリーン・ゴブリン、『スパイダーマン2』(2004)のドック・オク、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)のエレクトロが登場することが明らかになっています。主演のトムは、同作を「シリーズ3部作の完結編」と語っており、どんな結末を迎えるのか、予告編以上のサプライズが待ち受けていることを期待せずにはいられません。
ちなみに、全米では明日(現地時間2021年12月17日)から公開されます。
華やかなファッションにも注目!『ハウス・オブ・グッチ』1月14日公開
世界的ファッションブランド「グッチ」創業者の孫で3代目社長マウリツィオ・グッチの暗殺事件を描いたノンフィクションを、リドリー・スコット監督が映画化。マウリツィオ役を『スター・ウォーズ』シリーズのアダム・ドライヴァー、妻のパトリツィア役を『アリー/スター誕生』で女優としても活躍するレディー・ガガが務めます。
見どころのひとつとなるのは、やはり1970年代から約30年にわたるファッションの数々。公開されている予告編では、全身グッチを身にまとったガガなど、華やかな衣装が次々に登場します。
また、ガガ、アダムのほか、アル・パチーノ、ジャレッド・レトー、ジェレミー・アイアンズ、サルマ・ハエックら百戦錬磨の俳優たちが出演。彼らの演技合戦を堪能することができそうです。
親子で監督!『ゴーストバスターズ/アフターライフ』2月4日公開
本作は、人気SFコメディーシリーズ最新作。かつてニューヨークを救ったゴースト退治の専門家・ゴーストバスターズの孫世代の活躍を描きます。監督を担ったのは、1984年版とその続編のメガホンを取ったアイヴァン・ライトマンの息子であるジェイソン・ライトマン。まさかの親子でシリーズの監督を務めます。
『アナベル 死霊博物館』のマッケナ・グレイス、ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のフィン・ウォルフハードと、10代ながら実績を積み重ねる2人が兄妹を演じます。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソン、シガニー・ウィーヴァーとシリーズのファンにとってたまらないキャストたちも出演します。一足先に全米で公開され、公開初週の週末(11月19日~11月21日)に1位を記録しました。
あの感動が再び『ウエスト・サイド・ストーリー』2月11日公開
ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲「ロミオとジュリエット」をベースに、ニューヨークのスラム街で許されぬ恋に落ちたトニーとマリアに訪れる悲劇を描く不朽の名作ミュージカルを、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画化しました。
1961年製作のロバート・ワイズ&ジェローム・ロビンズ監督による映画『ウエスト・サイド物語』は、第34回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演男優&女優賞など全10部門で受賞しました。
さまざまなヒット作を生み出してきたスピルバーグ監督が、ミュージカルシーンをどう彩るのでしょうか。また、1961年版でアカデミー賞助演女優賞を受賞したリタ・モレノが出演します。リタは、アカデミー賞、演劇界で最も権威あるトニー賞、世界最高峰の音楽賞であるグラミー賞、テレビ界のアカデミー賞と言われるエミー賞を獲得した伝説的人物。今年90歳となった彼女の演技からも目が離せません。
ウィル・スミスが型破りな父親に!『ドリームプラン』2月23日公開
本作は、世界最強テニスプレーヤーとも称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を育て上げた父親の実話を基にした物語。娘たちを世界チャンピオンにするため、テニス未経験ながら計画書(ドリームプラン)を作る父親をウィル・スミスが演じます。主演のウィルが製作も担い、ビーナス&セリーナ姉妹本人が製作総指揮に名を連ねるなど布陣も豪華です。
型破りな父親を演じるウィルは、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされるのではと注目を浴びており、年明けの賞レースから目が離せません。また、ビーナス役のサナイヤ・シドニー、セリーナ役のデミ・シングルトンと次世代スターたちの活躍っぷりにも期待が高まります。
ケネス版ポアロ再び!『ナイル殺人事件』2月25日公開
『ナイル殺人事件』は、名探偵エルキュール・ポアロの活躍を描く、アガサ・クリスティの傑作ミステリーを映画化した作品です。本来なら2020年に公開される予定でしたが、コロナ禍で延期に。1年以上の公開延期を経て、ついに公開の運びとなりました。
なんといってもキャストが豪華です!『オリエント急行殺人事件』(2017)に続き、ケネス・ブラナーが監督・主演を務め、ガル・ガドット『ワンダーウーマン』、アーミー・ハマー『君の名前で僕を呼んで』、アネット・ベニング『アメリカン・ビューティー』、エマ・マッキー(ドラマ)「セックス・エデュケーション」、レティーシャ・ライト『ブラックパンサー』が名を連ねています。俳優・映画監督・演出家・脚本家として知られるケネスが、名作ミステリーにどう挑んだのか、公開が待ち遠しいです。
世界的人気シリーズ3作目『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』4月8日公開
『ハリー・ポッター』の新シリーズとして時をさかのぼり、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描いた『ファンタスティック・ビースト』シリーズの3作目。強力な魔法使いグリンデルバルドに危機感を募らせるダンブルドア教授は、ニュートにチームを率いてグリンデルバルドの力を止めるように依頼します。そして、増え続けるグリンデルバルドの信奉者の軍団と衝突していくという物語が展開します。
同シリーズでは、1926年から1945年までが5部作で描かれる予定となっています。1作目は米ニューヨーク、2作目は主にパリが舞台になっていましたが、第3弾ではどんな都市でニュートが活躍するのでしょうか。なお、2020年11月にジョニー・デップがグリンデルバルド役を降板。今作からは、マッツ・ミケルセンが担当します。
ついに人気カップルが…!?『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』4月15日公開
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は、ハロウィンで賑わう渋谷を舞台に、次々と巻き起こる大事件にコナンが挑むことになります。1997年に公開された『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』から続く人気シリーズが25作目を迎えます。
本作は、人気のある佐藤刑事と高木刑事カップルの恋模様がどう進展するのか、ファンから熱い視線が送られています。そして、“警察学校組”こと、警視庁警察学校鬼塚教場同期であった降谷零、松田陣平、萩原研二、諸伏景光、伊達航の5人の物語も気になるところです。
紹介した8作品以外にも、2022年は話題作が盛りだくさん。下半期には『バズ・ライトイヤー』(2022年7月公開)や、日本での公開日が明らかになっていませんが、『トップガン マーヴェリック』『モービウス』『SLAM DUNK スラムダンク』『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題)』『THE BATMAN -ザ・バットマン-』と見逃せない作品ばかり。2022年も映画館ですてきな映画との出会いがあることを期待して、劇場に足を運びたいです。