『ザ・バットマン』キャラクター・キャスト・吹き替え声優【まとめ】
DCコミックスの人気ヒーローを『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のマット・リーヴス監督が実写化した映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』。本作の出演者とそれぞれが演じたキャラクター、さらに各キャストの日本語吹き替え版声優をまとめた。(編集部・倉本拓弥)
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』ストーリー
優しくもミステリアスな青年ブルース。両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する存在“バットマン”になって2年が過ぎた。ある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。犯人を名乗るリドラーは、犯行の際に必ず“なぞなぞ”を残していく。警察や世界一の名探偵でもあるブルースを挑発する史上最狂の知能犯リドラーが残した最後のメッセージは「次の犠牲はバットマン」。社会や人間が隠してきた嘘を暴き、世界を恐怖に陥れるリドラーを前に、ブルースの良心は狂気に変貌していく……。リドラーが犯行を繰り返す目的とはいったい?
ブルース・ウェイン/バットマン
演:ロバート・パティンソン/吹き替え:櫻井孝宏
表向きは大富豪、裏の顔は犯罪者と対峙する“バットマン”。毎晩、崩壊寸前のゴッサム・シティを徘徊することに人生を費やしている。
■櫻井孝宏コメント
バットマン、ブルース・ウェインの吹き替えを担当します櫻井孝宏です。 歴史あるタイトルへ参加できて光栄です。 単独収録ではありましたが、スリリングで緊張感漂うバットマンの仄暗い世界を味わわせていただきました。 繰り返し流れるNirvanaの「Something In The Way」が耳にまとわりついて離れません。 重厚な世界観、孤独を背負う登場人物たち、ストーリーに仕掛けられた謎。 狂気が溢れる壊れた街に、センシティブで危うい新たなバットマンが誕生します。 是非劇場でご覧ください。
セリーナ・カイル/キャットウーマン
演:ゾーイ・クラヴィッツ/吹き替え:ファイルーズあい
ブルースが連続殺人事件を追う中で出会う謎の女性。自らの目的を遂行するため、ゴッサムの裏社会へと侵入する。
■ファイルーズあいコメント
子供から大人まで、世界中でたくさんの方に愛されているバットマンに、まさか自分が出演できるなんて思いもしなかったので、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです! オーディションの時からセリーナには特別な魅力を感じていて、セクシーなだけじゃない、意志の強い瞳や、自分を見失わずに戦い続けるところ、たまに見せる年相応なところにとても惹かれました。 猫のように飄々と振る舞いながらも、様々な出来事に葛藤する彼女を演じることはとても難しかったですが、役者として大きな成長になりました。 ぜひ、彼女達の活躍を劇場でお楽しみください!
リドラー
ゴッサムの権力者を狙った連続殺人事件の犯人を名乗る男性。バットマンやゴッサム市警に対して“なぞなぞ”を残し、彼らを翻弄する。
■石田彰コメント
バットマンの敵役として歴史のあるリドラーの吹替えで日本語吹替版に参加できることは大変光栄なことなのですが、同時に大きなプレッシャーでもありました。 でもそんな気持ちを吹き飛ばすほど、実際に演じることになった今回のリドラーは、自分が全く予測していなかった描かれ方をしていて面食らったのも事実です。 お馴染みの素材も切り口を変えることでこうも新鮮な面が見られるものなのですね。 アメコミのヴィランとしての突き抜けたキャラクターを前面に押し出すのではなく、こういう発想の犯罪者が現実世界にいても不思議はないと思わせるような描き方がされていて、そこに説得力を感じます。 自分は実際に劇中のリドラーのとった方法と、実際に起こっている事件と重ね合わせました。 そう感じられる方は多勢いらっしゃると思います。 そんなまさに現代を映し出した『THE BATMANーザ・バットマンー』を観に、ぜひ映画館へ足をお運びください。
オズ/ペンギン
ゴッサムの暗黒街に属する者も集う高級ナイトライフスポット「アイスバーグ・ラウンジ」の経営者。連続殺人事件を捜査するブルースが、ある手がかりを求めて接触する。
■金田明夫コメント
長きに渡り人々に愛され続けているバットマン。 そのバットマンと死闘を繰り広げるヴィラン達。その一人を演じられるとは! オファーを受けた時はハラハラワクワクドキドキ気分で一杯になりました。 収録中もいい緊張感の中楽しく演じられました。 このバットマン、いゃあ面白い! 間違いなく面白い! 是非、劇場に足を運んで下さい!
アルフレッド・ペニーワース
両親を亡くしたブルースを支える執事で、バットマンの正体を唯一知る人物。ウェイン家の資産を守る使命を全うする。
■相沢まさきコメント
バットマンは、超人的な能力ではなく、その肉体と頭脳で戦う、人間的な魅力に溢れているところがとても好きなので、今回オファーを頂いた時はとても嬉しかったです。 実は、アルフレッドを演じているアンディ・サーキスさんと私が同じ歳という親近感もあり、映像を観ながら『そう来ますかアンディさん!』などと思いつつ楽しみながらお芝居させてもらいました。 彼のそんな一面を感じながらも何度か彼と一体化したような感覚にもなりました。その感覚がとっても嬉しい瞬間でした。 皆様に是非伝わると嬉しいです。 アルフレッドは今回執事としてしっかりバットマンを支えるという役どころなので、アルフレッドの活躍、そしてオリジナル版も日本語吹替版も是非皆様に喜んでいただけたらと思います。 お楽しみください!
ジェームズ・ゴードン
ゴッサム市警の警部補。バットマンに捜査協力を依頼し、リドラーが関与しているとみられる連続殺人事件の真相を追う。
■辻親八コメント
事務所からある映画のリハーサルがあると言われ、現地に行くまで作品は分かりませんでした。台本を渡された時は興奮しました。いや緊張(??; そして私の役はジェームズ・ゴードン。今回の俳優はジェフリー・ライトさん。ある番組で彼を担当させている関係でいろいろな出演作で彼を担当させていただいてますが毎回違う俳優になってます。そしてキャットウーマン、ペンギン、ペニーワース、ファルコーネ等々同じみのキャラクターが躍動、暗躍(ネタバレになりますから、詳しくはm( _)m) ロバート・パティンソンのバットマン、独特の影があります。一刻も早く劇場で観たいです。緊張した仕事でしたが、声優になって良かったと思えた日でした。お楽しみください(*^^)v
カーマイン・ファルコーネ
演:ジョン・タートゥーロ/吹き替え:千葉繁
ゴッサム・シティ最大の悪党。ショアライン・ロフトに拠点を構え、一歩も外へ出ることなく力を行使する。
■千葉繁コメント
洋画の吹き替えは年に数回しかやらない私に、こんな大作のオファーが来るとは思ってもいませんでした。それに、自分が演じるのがどのような役かも分からず不安な面もあったのですが、お声がけして頂いた以上、誠心誠意自分の役割を果たそうと決意しました。 日頃私がお話をいただく役のほとんどがハイテンションな絶叫系&お茶目系と言っても過言ではないのですが、今回のザ・バットマンでの私の役はな~んと、声帯に優しい(笑)囁き、呟きの台詞ばかりで心底びっくりでした! 複雑な役の背景を振れ幅が小さい台詞でどのように表現するのか? いつもとは違う感覚だったので、とても新鮮な気持ちで挑む事ができました。映画館の大きなスクリーンでザ・バットマンの世界をお楽しみください!
トーマス・ウェイン
ブルース・ウェインの亡き父親。
■森久保祥太郎コメント
バットマンをはじめ、アメコミ作品が好きで色んな作品を楽しんでいます。 中でもバットマンとの出会いは、中学生くらいの頃で、地元八王子にオープンした大型レコード店の一階に原寸のバットモービルが展示されていて、そのかっこよさに衝撃を受けた思い出があります。 思えばそれが、アメコミ好きへの入り口だったと思います。 そんな思い出の作品に参加できたことはとても嬉しいことです。 僕が演じた主人公ブルースの若き日の父は、ある意味、ブルースが背負う今回のドラマのきっかけにもなる人物です。 今までとはまた違う切り口の今作をお楽しみいただけたらと思います。
千鳥・ノブ&佐藤隆太も声優挑戦!
お笑いコンビ・千鳥のノブが、ゲスト声優として参加。強盗役でセリフは二言だけ。声優オファーについて、「ノブが出ていいわけがない! と思ってお断りしようかなと思った反面、こんなに嬉しいことはない、(断ったら)死ぬ前に後悔するんじゃないかという自分がいたので、マネージャーさんに初めて『どんな条件でもいいから成立させてきてください!』と言いました」と語っている。
俳優の佐藤隆太は、ゴッサムの市長ドン・ミッチェル役。幼少期からバットマンが大好きな佐藤は、8日に行われた公開直前イベントで「重要な役なのですが、全体的な登場時間は多くないので、その意味ではホッとしました。でも物語の最初に登場するキャラクターなので、責任感を持ってやらせていただきました」とアフレコ収録を振り返った。
映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は3月11日全国公開
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