トム・クルーズが熱血指導『トップガン』続編の新世代パイロットたち

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2022年5月26日

　トム・クルーズをハリウッドのトップスターに押し上げた大ヒット映画『トップガン』の36年ぶりとなる続編『トップガン　マーヴェリック』が5月27日に公開を迎えます。エースパイロットが集う養成機関“トップガン”が舞台の本作には、かつてのマーヴェリックやアイスマンをほうふつさせる若手パイロットが集結！　トムと共に過酷な飛行訓練に挑んだキャスト陣を、彼らのコールサインと共に紹介します。

ルースター（マイルズ・テラー）／声：宮野真守

前作で訓練中の事故により命を失ったマーヴェリックの相棒・グース（アンソニー・エドワーズ）とその妻キャロル（メグ・ライアン）の息子で、本名はブラッドリー・ブラッドショー。父と同じくパイロットの道を歩んだものの、ある事情からマーヴェリックとは疎遠になっていたようです。腕は確かながら、父親の死が影響しているのか、操縦には保守的な一面も。ルースターを演じるマイルズ・テラーは、『セッション』（2014）でＪ・Ｋ・シモンズにスパルタ指導を受ける主人公を演じて話題を呼んだ注目株。本作では、たくましくも、マーヴェリックに対する複雑な心情を秘めた、ナイーブな一面を併せ持つ若者を演じています。鍛え上げた肉体美にも注目。

ハングマン（グレン・パウエル）／声：中村悠一

かつてのマーヴェリックとアイスマンをかけ合わせたような、トップパイロットを自認する自信家。それゆえに独走する傾向があり、仲間から疎まれることも。ルースターとも何かと衝突します。演じるグレン・パウエルは、マイルズと共にルースター役の候補に挙がっていました。『トップガン』が俳優を目指すきっかけになった作品というほどで、落選に落ち込んだパウエルはハングマン役も断る勢いでしたが、トムの説得で出演を決意したそうです。『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督が手掛けるアクションスリラーで主演を務めることが決定しており、今後の活躍が楽しみなブレイク俳優候補です。

フェニックス（モニカ・バルバロ）／声：内田真礼

1作目にはいなかった、アメリカ海軍の女性戦闘機パイロット。本作のエースパイロットのなかでも唯一の女性で、その確かな実力は、仲間たちから一目置かれています。演じるモニカ・バルバロはこれまでドラマを中心に活躍し、「シカゴ」シリーズの「シカゴ P.D.」や「シカゴ・ジャスティス」に出演しています。

ボブ（ルイス・プルマン）／声：武内駿輔

フェニックスと共に飛ぶ、レーダーや兵装の操作を主とする兵装システム士官（WSO）。静かで控えめな性格で、一味違ったコールサインもあって、仲間たちの間では愛されながらもイジられ気味。演じるルイス・プルマンは、『インデペンデンス・デイ』で、戦闘機に乗り込み宇宙人と戦った、ホイットモア大統領を演じたビル・プルマンの息子です。

ペイバック（ジェイ・エリス）／声：木村昴

ペイバックを演じるジェイ・エリスは、軍人一家の出身で、父親は空軍に勤務していました。幾度もエミー賞にノミネートされているコメディドラマ「インセキュア」にレギュラー出演し、同作のエピソード監督を務めた経験も。ドキュメンタリー作品のプロデューサーも務めるなど多彩に活躍しています。

ファンボーイ（ダニー・ラミレス）／声：内田雄馬

その名の通り、海軍に夢中なオタク気質のファンボーイはペイバックのWSO。演じるダニー・ラミレスは「ファルコン＆ウィンター・ソルジャー」で、ファルコン（アンソニー・マッキー）をサポートする、ホアキン・トレス中尉役でMCUファンには知られた顔。トレスは原作では2代目ファルコンになるキャラクターでもあり、ラミレスの今後の活躍に注目です。

コヨーテ（グレッグ・ターザン・デイヴィス）／声：杉村憲司

シリアスな空気を明るいジョークでほぐすコヨーテを演じるのはグレッグ・ターザン・デイヴィス。小学校の教師経験を持ち、夢をあきらめきれず本格的に演技の道へ。ハリソン・フォード主演の『野性の呼び声』（2020）で長編映画デビュー。『トップガン』に続いて、トム主演の人気シリーズ『ミッション：インポッシブル』第7弾にも出演しているそうです。

まさにハリウッドの今後を担う注目キャストを起用した、新世代トップガンパイロットたち。さらに本作では、ヴァル・キルマーがアイスマン役でカムバックし、マーヴェリックのかつての恋人という設定のペニー・ベンジャミン役のジェニファー・コネリーや、海軍中将サイクロン役のジョン・ハムにエド・ハリスなど、ベテラン俳優も集結。徹底してリアルにこだわった飛行シーンはもちろん、豪華キャストによる群像劇にも注目です。（編集部・入倉功一）