韓国ドラマ「ペーパー・ハウス・コリア」キャストは?
今週のクローズアップ
韓国ドラマ「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」が6月24日よりNetflixで配信される。“教授”と呼ばれる天才的な策略家が率いる強盗団と警察のスリリングな攻防を描き、世界で大ヒットを記録したスペインのドラマのリメイクで、配信前から話題の本作。韓国版のキャストたちを紹介する。(編集部・中山雄一朗)
教授役:ユ・ジテ
“教授”を演じるのは、ハリウッドリメイクもされた映画『オールド・ボーイ』(2003)の悪役などで知られるユ・ジテ。『スウィンダラーズ』(2017)では「愛の不時着」のヒョンビンと、『サバハ』(2019)では「イカゲーム」のイ・ジョンジェと共演している。ドラマ出演作は「スターの恋人」(2008~2009)、「ヒーラー ~最高の恋人~」(2014~2015)、「グッドワイフ ~彼女の決断~」(2016)、「花様年華 ~君といた季節~」(2020)などがある。
ソン・ウジン役:キム・ユンジン
危機交渉チームのリーダー、ソン・ウジン役はアメリカの大人気ドラマ「LOST」(2004~2010)に出演したキム・ユンジン。日本でも大ヒットした映画『シュリ』(1999)のヒロイン役に新人ながら抜てきされた彼女は「LOST」への出演を経て、国際派女優として活躍。米ドラマ「溺れる女たち ~ミストレス~」(2013~2016)にもメインキャストとして出演した。韓国国内で当時、歴代2位の観客動員を記録した映画『国際市場で逢いましょう』(2014)では主人公の妻となる女性を演じた。
ベルリン役:パク・ヘス
都市の名前を名乗る強盗団のメンバーであるベルリン役は、世界的大ヒットドラマ「イカゲーム」(2021)のサンウ役で注目のパク・ヘスが務める。「刑務所のルールブック」(2017)の主演でも知られ、映画『不夜城の男』(2019)、『夜叉 -容赦なき工作戦-』(2022)などに出演している。次回作は、Netflixシリーズ「The Accidental Narco(仮題)」(2022年配信)が控える。
トーキョー役:チョン・ジョンソ
トーキョー役は『バーニング 劇場版』(2018)のヒロインにオーディションで選ばれ、注目されたチョン・ジョンソだ。村上春樹の短編小説「納屋を焼く」が原作の同作では「地獄が呼んでいる」のユ・アイン、「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァンと共演し、新人ながら堂々たる演技で存在感を放った。続いて出演した『THE CALL/ザ・コール』(2020)では、韓国のゴールデン・グローブ賞といわれる百想芸術大賞の最優秀主演女優賞を受賞。『恋愛の抜けたロマンス』(2021)ではラブコメディーに挑戦し、新たな表情を見せた。
モスクワ役:イ・ウォンジョン
ドラマ「裸の消防士」(2017)、「客 -ザ・ゲスト-」(2018)、「憑依~殺人鬼を追え~」(2019)、「嘘の嘘」(2020)、「熱血弁護士 パク・テヨン ~飛べ、小川の竜~」(2020)、映画『逆謀 ~反乱の時代~』(2017)など数多くの作品に出演するバイプレイヤー。
デンバー役:キム・ジフン
ドラマ「となりの美男<イケメン>」(2013)、「私はチャン・ボリ!」(2014)、「金持ちの息子」(2018)、「バベル ~愛と復讐の螺旋~」(2019)、映画『逆謀 ~反乱の時代~』(2017)などに出演。「悪の花」(2020)ではサイコパスを演じ、百想芸術大賞の助演男優賞にノミネートされた。今後はNetflixシリーズ「その恋、断固お断りします」(2022年配信)が控えているほか、Netflix映画『バレリーナ(原題)』でトーキョー役のチョン・ジョンソと再共演することになっている。
ナイロビ役:チャン・ユンジュ
韓国のトップモデルで、映画『ベテラン』(2015)のミス・ボン役でスクリーンデビューを果たした。続く『三姉妹』(2020)では「愛の不時着」の北朝鮮のおばちゃん役で知られるキム・ソニョンらと姉妹役で共演し、酒浸りの毎日を送る自暴自棄な三女ミオクを演じた。
リオ役:イ・ヒョヌ
子役出身で、ドラマ「ドラゴン桜<韓国版>」(2009)、「花ざかりの君たちへ」(2012)、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(2017)などに出演した。映画『シークレット・ミッション』(2013)では「サイコだけど大丈夫」のキム・スヒョンと共演。『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』(2015)ではメインの役どころを担い、「未成年裁判」のキム・ムヨルと共演している。
ヘルシンキ役:キム・ジフン
出演作はドラマ「秘密の森」(2017)、「裸の消防士」(2017)、「模範刑事」(2020)、映画『優しい嘘』(2014)、『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』(2015)、『女は冷たい嘘をつく』(2016)、『操作された都市』(2017)、『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』(2017)などがある。デンバー役のキム・ジフンとは別人物。
オスロ役:イ・ギュホ
映画『ファイティン!』(2018)でアームレスリングの強豪選手パンチ役を務め、マ・ドンソクと対決した。そのほかドラマ「浪漫ドクター キム・サブ」(2016~2020)、「ストーブリーグ」(2019~2020)、映画『犯罪都市』(2017)、『名もなき野良犬の輪舞(ロンド)』(2017)、『鬼手(キシュ)』(2019)、『#生きている』(2020)などに端役で出演している。大きな体を生かした役が多い。
そのほか
チョ・ヨンミン役:パク・ミョンフン
チャ・ムヒョク役:キム・ソンオ(写真中央)
ユン・チャンス役:パク・スヨン(写真右)
ユン・ミスン役:イ・ジュビン
本家にも負けない、実力や勢いのある個性豊かなキャストが顔をそろえた韓国版。「イカゲーム」「今、私たちの学校は…」など世界的ヒットが続く韓国で、あの「ペーパー・ハウス」がどのように生まれ変わるのか期待大だ。
Netflixシリーズ「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」は6月24日より独占配信