『沈黙のパレード』キャスト・キャラクター【まとめ】

2022年8月14日

　東野圭吾の累計1,500万部を超えるミステリーシリーズを福山雅治主演で連続ドラマ化した「ガリレオ」（2007・2013）の劇場版3弾となる『沈黙のパレード』（9月16日公開）。『容疑者Xの献身』（2008）、『真夏の方程式』（2013）に続く、劇場版9年ぶりの新作となる本作のキャスト、キャラクターを紹介します。

あらすじと概要

　行方不明になっていた女子高生が、数年後に遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海の説明によると容疑者は、湯川の親友でもある先輩刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件で無罪となった男。その男は今回も完全黙秘をつらぬき証拠不十分で釈放され、女子高生の住んでいた町に戻って来た。町全体が憎悪の空気で包まれる中、夏祭りのパレードの日にさらなる事件が起こる。

　原作は「ガリレオ」シリーズ第9弾となる同名小説。湯川（福山）、湯川のバディ的存在の刑事・内海薫（柴咲コウ）、湯川の親友で内海の先輩刑事・草薙俊平（北村一輝）が9年ぶりに再集結。主題歌は、9年ぶり再結成となる福山雅治と柴咲コウのユニット・KOH＋による「ヒトツボシ」。脚本と監督を、連続ドラマ・映画版を手掛けてきた福田靖と西谷弘がそれぞれ務める。

主人公

湯川学（ゆかわ・まなぶ）/演：福山雅治

　帝都大学の教授。変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者。刑事・草薙と同級生だったことから捜査協力を求められるようになり、論理的な思考と科学的検証で数々の難事件を解決。警察関係者から「ガリレオ」先生と呼ばれる。「現象には必ず理由がある」をモットーとし、内海らから「ありえない」のワードが出ると過剰に反応する。口癖は「実に面白い」「さっぱりわからない」。大学時代はバドミントン部。好きな食べ物はインスタントコーヒー、納豆など。料理の腕前もすごい。子供が苦手だというが、『真夏の方程式』では海が見たいという少年のために携帯を入れたロケットを海に飛ばし、海中を撮影する実験に尽力し、少年を喜ばせていた。

警察

内海薫（うつみ・かおる）/演：柴咲コウ

　警視庁捜査一課の刑事。正義感が強く、湯川と対照的に感情の起伏が激しい。上司の草薙に湯川を紹介され、捜査に行き詰まると度々相談に訪れるようになる。湯川に「根拠は？」と尋ねられると「刑事の勘」と答え、「実に非論理的だ」とあきれられることもあったがその勘は確かと言える。初めは湯川と衝突することも多かったが内海の粘り強さと熱意が湯川に影響をもたらし、いつしか信頼関係が芽生えた。かつて湯川にチンジャオロースーをふるまったことがあり、料理は美的センスはゼロだが味はいいらしい。ドラマ・シーズン1の最終話では湯川に命を助けられた。

草薙俊平（くさなぎ・しゅんぺい）/演：北村一輝

　警視庁捜査一課の刑事で、内海の先輩。湯川と同じ大学の出身で親友。奇怪な事件が起きるたびに湯川の研究室を訪れ、のちに部下の内海に湯川を紹介した。「ガリレオΦ」では、学生時代に殺人の容疑をかけられた際、湯川に救われたエピソードが描かれた。変わり者の湯川の数少ない理解者であり、これまで良好な関係を築いてきたが、『沈黙のパレード』ではかつて自身が担当した因縁の事件が再び持ち上がり、過去のトラウマと向き合うこととなる。