朝ドラ「舞いあがれ!」キャスト・あらすじ一覧
連続テレビ小説の第107作「舞いあがれ!」(10月3日よりスタート。月~土、NHK総合・午前8時ほか)のキャストやあらすじをまとめて紹介する。
福原遥がヒロインを演じる「舞いあがれ!」は、1990年代から今の時代を描くオリジナルドラマ。ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を深めるヒロイン・舞が、空への夢に向かっていく挫折と再生を映し出す。
脚本は、NHK土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」などの桑原亮子のほか、嶋田うれ葉、佃良太が担当。主題歌は back number の「アイラブユー」。語りは、さだまさしが務める。
作品タイトル「舞いあがれ!」の意味は、ヒロイン・舞がどんな向かい風も全身で受け止めて、さらに高く舞いあがるイメージが込められている。
キャスト
<東大阪・岩倉家>
ヒロイン・岩倉舞:福原遥
ものづくりの町・東大阪市の町工場で生まれ育つ。幼い頃から人の気持ちを察するのが得意な一方、自分の気持ちを抑えてしまうところがあったが、五島列島の祖母や人々と触れ合い、変わっていく。飛行機への憧れから、大学で人力飛行機サークルに入ってつくり手として活動する。
舞の幼少期:浅田芭路
舞の父・岩倉浩太:高橋克典
東大阪の町工場を経営する二代目社長。元は重工メーカーに勤めて飛行機を製作する夢を抱いていたが、父親が病死したため退職し、ネジを作る工場を継いだ。娘の舞とは、互いに飛行機好きで、同志のような間柄になっていく。
舞の母・岩倉めぐみ:永作博美
長崎県の五島列島出身で、大学時代に浩太と出会い、中退して駆け落ち同然で結婚。二人の子どもを育てながら、町工場の仕事も手伝っている。舞や悠人が幸せになるように手厚く守ろうとする家族愛にあふれた母親。
舞の兄・岩倉悠人:横山裕(関ジャニ∞)
舞の3歳上の兄。油の匂いと機械音がうるさい工場の町が子どものときから嫌い。勉強が得意でプライドが高く、早く工場町から抜け出して大金を稼ぎたいという野心を持つ。大学進学で家を出て両親を心配させるようになるが、妹の舞がとりなそうとする。
悠人の幼少期:海老塚幸穏
<東大阪の人々>
舞の幼なじみ・梅津貴司:赤楚衛二
岩倉家の隣にあるお好み焼き屋「うめづ」の息子で、舞と同い年。気は優しく好青年だが、「ふつう」になじめない性格。幼い頃に古本屋で詩と出会って「ことば」を紡ぎ出すことに興味を持ち、やがて舞にとって心のオアシスのような存在になっていく。
貴司の幼少期:齋藤絢永
貴司の父・梅津勝:山口智充
お好み焼き屋「うめづ」の主人。舞の父親・浩太の幼なじみでもある。地元のプロ野球チーム「近鉄バファローズ」の大ファンで、お客さんへのサービス精神旺盛。
貴司の母・梅津雪乃:くわばたりえ
「うめづ」の女将。舞の母親・めぐみの良き相談相手だが、自身も心配性な面があり、何かと突っ込んでくる夫といつも丁々発止の会話を繰り広げている。
舞の幼なじみ・望月久留美:山下美月(乃木坂46)
舞の同級生。幼い頃に両親が離婚して父子家庭で育ち、実業団のラグビー選手だった父がけがで失職したせいで経済的に貧しい子ども時代を過ごす。舞が気にかけてくれたのをきっかけに親友になるが、舞とは対照的に堅実な看護師の道を目指すようになる。
久留美の幼少期:大野さき
久留美の父・望月佳晴:松尾諭
実業団のラグビー選手で「ドーベルマン望月」として活躍したが、けがを機に失業し、職を転々とする。元妻に愛想をつかされ離婚したが、久留美と父子で暮らしている。
笠巻久之:古舘寛治
浩太が経営する工場のベテラン職人。先代社長亡きあと、二代目の浩太を支えてきた。
結城章:葵揚
ねじ工場の職人。ベテランである笠巻の一番弟子で、後々工場が大きくなるのに比例するように、高い技術力をもつ職人に成長する。
津田道子:たくませいこ
舞と久留美がアルバイトするカフェ「ノーサイド」の主人。花園がある東大阪らしくラグビーファンで、久留美の父・佳晴とは現役時代からの知り合い。舞と久留美の姉さん的存在。
八木巌:又吉直樹
古本屋「デラシネ」の主人。本好きの貴司やその友人の舞たちに、奥にある茶の間を提供する自由人。自分の詩を自費出版しており、その詩を読んだ貴司に多大な影響を与える。
御園純:山口紗弥加
大手新聞社の大阪支社に東京から転勤してきた新聞記者。ある日、ひょんなことから東大阪のIWAKURAに取材に訪れることになり、それ以降徐々に舞と交流を深めていく。
荒金正人:鶴見辰吾
重工業の国内トップクラスである「菱崎重工」の重役。新人の頃、舞の父親の浩太と長崎の職場で一緒に働いていた。
秋月史子:八木莉可子
梅津貴司の短歌に出会い心を打たれ、デラシネを探し出して貴司に会いに来る。苦労人で、自らも外見からは想像できない短歌を詠む。
リュー北條:川島潤哉
中堅出版社のうさんくさい短歌担当編集者。梅津貴司の才能を出版の売り上げに生かそうと、貴司に難題を注文して不安にさせる。
安川龍平:駿河太郎
東大阪市の町おこしを担当する職員。舞が大学時代に在籍した人力飛行機サークル「なにわバードマン」のOB。
我妻花江:久保田磨希
東大阪で板金加工を専門とする工場の女性社長。エネルギッシュでなんでもはっきり言う性格。ものづくりへの情熱にあふれている。
<長崎・五島列島の人々>
舞の祖母・才津祥子:高畑淳子
五島列島に住むめぐみの母親。漁師だった夫が亡くなったあと、女手一人でめぐみを育てた。なんでも自分でやって、自分の力で生きていくことをモットーにしている。めぐみとは折り合いが悪いが、孫の舞にとっては良き理解者となる。
木戸豪:哀川翔
舞の祖母・祥子と懇意にしている船大工。祥子の亡き夫が操縦していた船を作った。
浦信吾:鈴木浩介
役場勤めで、舞の母親・めぐみの同級生。祥子と家族ぐるみで付き合っている。
浦一太:若林元太
浦信吾の息子で、舞が五島で療養した時に出会った同級生の友人。高校生で島を一旦出るが、船大工になるため戻って来て、木戸の弟子になる。
山中さくら:長濱ねる
島の若者。祥子が作ったジャムを売る店員から、遠距離恋愛している彼との夢だった喫茶店を開き、その「みじょカフェ」が島の憩いの場となっている。
谷久也:前川清
五島列島に来た舞を診察する。ダジャレ好きのおじいちゃん医師。
<舞が航空学校で出会う人々>
柏木弘明:目黒蓮(Snow Man)
国際線のパイロットの父と、元CAの母の航空一家で育ったエリート。完璧を目指す努力家でプライドが高く、弱みを見せないが、舞と同じチームで訓練を続けるなかで、次第に変化していく。
矢野倫子:山崎紘菜
帰国子女でおしゃれやメイクが大好き。商社で働いていたが、男性が優先される職場で悔しい思いを重ね、思い切ってパイロットになることを決意。女性機長となることを目指す。舞とは航空学校の寮で同室になる。
中澤真一:濱正悟
妻子がいて、役場勤めをしていたが、夢だったパイロットを諦められず、退職して航空学校に入った。妻との間には溝ができ始めていることに、気をもみながら訓練に励む。
吉田大誠:醍醐虎汰朗
母一人子一人の苦学生で、奨学金で学校に通う。無理を言って航空学校に入学させてくれた母を気遣っていて、自分が操縦する飛行機に母を乗せるのが夢。控えめで優しい性格だが、成績は極めて優秀。
水島祐樹:佐野弘樹
有名スーパー「水島ストア」の社長の息子。父親からスーパーを継げと言われているが、それが嫌でパイロットを目指している。舞、柏木と同じチームになり、クールな柏木と対照的に、明るく周りを盛り上げるムードメーカー。
大河内守:吉川晃司
航空学校・帯広校の教官。航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍したが、30代半ばで地上勤務にシフトした折、航空学校からの誘いがあり教官職に就いた。学生たちからは鬼教官として恐れられ、舞や柏木がいる班の担当教官として、着陸が下手な舞を厳しく指導する。
<舞が大学で出会う人々:「なにわバードマン」の部員たち>
刈谷博文:高杉真宙
浪速大学の人力飛行機サークル「なにわバードマン」で人力飛行機「スワン号」の設計を担当。福岡出身の大学3回生。2年連続で設計を担当しており、「なにわの天才」と呼ばれている。
由良冬子:吉谷彩子
人力飛行機「スワン号」のパイロットを務める大学2回生。女性で初めて大西洋単独横断飛行に成功したアメリア・イヤハートに刺激を受けて、男子に負けまいとパイロットに志願した。舞に空を飛ぶ楽しさを教える。
鶴田葵:足立英
個性の強い部員たちを取りまとめる人力飛行機サークルの代表。大学3回生。元はパイロットを務めていたが、競争選抜で由良に交代した。由良にひそかな恋心を抱いている。
玉本淳:細川岳
佐伯功:トラウデン都仁
西浦和重:永沼伊久也
空山樹:新名基浩
日下部祐樹:森田大鼓
藤谷翼:山形匠
あらすじ
ヒロイン・舞は、東大阪で町工場を営む両親と、兄との4人暮らし。引っ込み思案だった舞だが、長崎・五島列島の祖母のもとで「ばらもん凧」に魅入られ、「あんなふうに空高く飛びたい」とパイロットになる夢をふくらませる。パイロットになるべく努力を重ねる舞だが、想像以上に厳しい道のりが待っていた。
東大阪で実感する「ものづくり」の喜びと、自然とともに生きる離島での暮らし。2つの故郷でさまざまな人との絆を育んだ舞は、やがて新しい形での空への夢を見つけていく。夢の飛行機作りに情熱を燃やす仲間たちと共に、舞の夢は、みんなの夢をのせた新しい翼となって大空へ飛び立つ。
(C) NHK
(清水一)