「親愛なる僕へ殺意をこめて」キャスト・あらすじ【まとめ】
山田涼介が主演する水10ドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」(毎週水曜よる10時~10時54分、フジテレビ系)が10月5日よりスタート。キャストとあらすじを紹介する。
登場人物&キャスト
浦島エイジ:山田涼介
明京大学2年生。友達とヘラヘラ笑いながら日々を過ごしているが、その笑顔の裏には15年前に自殺した父親が連続殺人事件の犯人とされる殺人鬼・LLだったという過酷な宿命が秘められている。加害者遺族として悲惨な人生を耐え抜いて来たエイジは、大学ではその過去をひた隠し、辛い現実をごまかそうと無理に笑顔を作っている。
ナミ:川栄李奈
半グレ集団「スカル」が運営するデートクラブ「アリス」で働く。育った家庭環境が悪く、不遇の人生を送ってきたナミは自己肯定感も低い。スカルに弱みを握られて働かされているが、親友の葉子と無理に笑顔を作って現実をごまかしながら生きている。
雪村京花:門脇麦
明京大学2年生。エイジの恋人で、人を外見や肩書きで判断しない真っ直ぐな性格の持ち主。エイジの父親が殺人鬼・LLであることが大学内で知れ渡った際、周囲の人間が白い目をエイジに向けるなかで、唯一態度を変えずに受け入れ、エイジにとってはかけがえのない存在となる。
佐井社/サイ:尾上松也
暴力団組織とも対等に渡り合うほどの勢力を誇る半グレ集団「スカル」のカリスマ的リーダー。容赦ない暴力で部下たちから一目置かれ、とりわけ“拷問”にこだわりを持っている。15年前に拷問による連続殺人事件を起こしたLLに強い関心を抱いたことから、息子であるエイジに興味を持つ。
八野衣真:早乙女太一
エイジの実の父親。15年前に発生した連続殺人事件の犯人とされている。殺人鬼・LLと呼ばれ、警察に追い詰められたことで自ら火を放って自殺を図る。
猿渡敬三:高嶋政宏
警察庁の管理官。無骨で無口な男で、部下の桃井に新人時代から目をかけ、捜査においては何かと面倒をみている。LL模倣事件の指揮を執る。
桃井薫:桜井ユキ
おとこ気のある刑事。15年前、新米刑事時代にLL事件を担当した際に、八野衣真を真犯人と決めつける捜査に疑問を抱く。悔いを残したまま事件が終了したが、殺人鬼・LLの模倣事件が発生。実の息子であるエイジを疑い、事件の解決に執念を燃やす。
白菱正人:佐野史郎
帝東大学教授。人には言えないある事情を抱えている。
浦島亀一:遠藤憲一
エイジの義父。エイジの実父である八野衣真(LL)の保護司であったことから、養護施設にいたエイジを引き取り、実の息子同然に愛情を持って育てる。LL模倣事件発生後も、警察に疑われるエイジを自分の息子として信じ続ける。
サトル:はじめしゃちょー
エイジと同じ大学に通う友人。同じ講義を受けるなど、公私にわたって行動をともにすることが多い。連続殺人犯の息子というエイジの境遇を知らないサトルたちはエイジが過酷な人生を歩んできたことなどつゆ知らず、お気楽な大学生活を送っている。
柏木:岩本晟夢
エイジと同じ大学に通う友人。
畑葉子:浅川梨奈
ナミの親友。
第1話のあらすじ
浦島エイジ(山田涼介)は明京大学の2年生。「人生楽しんだもの勝ち。楽しければそれでいい」とお気楽な大学生活を送っているエイジだったが、実は仲間たちにもひた隠しにしてきた秘密があった。15年前に日本中を震撼させた連続殺人事件。通称「LL事件」の容疑者が、エイジの実の父親・八野衣真(早乙女太一)だったのだ。警察に追われた八野衣は、自ら火を放って自殺したが、「また殺す……LL」という謎のメッセージを残していた。
事件後、エイジは、八野衣の保護司だった浦島亀一(遠藤憲一)と珠代(阿南敦子)夫妻に引き取られ、息子同様に育てられた。少年時代はひどいイジメや嫌がらせに遭いながら生きてきたエイジにとって、唯一のやすらぎとなっていたのは、同じ大学に通う恋人・雪村京花(門脇麦)の存在だった。
ある日、何者かに惨殺された畑葉子(浅川梨奈)という女性の遺体が河川敷で発見される。その殺害方法は、LL事件と酷似した残酷なものだった。かつてLL事件の捜査に当たった警視庁の管理官・猿渡敬三(高嶋政宏)は、部下の桃井薫(桜井ユキ)らに捜査を指示する。 朝、自宅アパートで目を覚ましたエイジは、足を滑らせた拍子に押し入れのふすまにぶつかる。すると、押し入れの天袋から1万円札が落ちてくる。天袋を開けてみると、そこにはバッグに入った大量の札束と、1台のスマートフォンがあった。不審に思いつつ大学へ向かったエイジは、知らない間に3日間も寝込んでいたことを知る。その間、エイジは、京花や友人たちにSNSで連絡を取っていたが、まったく覚えていなかった。
記憶がない10月19日から21日までの3日間。それは、葉子が失踪した日から、遺体で発見されるまでの期間でもあった。訪ねてきた桃井からその話を聞かされ、動揺するエイジ。桃井は「畑葉子は、お前の彼女だよな?」と、エイジが喫茶店で葉子と会っていた19日の映像を見せながらそう問いかけ……。
そんななか、エイジのもとに、半グレ集団「スカル」のリーダー“サイ”こと佐井社(尾上松也)から連絡が入る。サイは、葉子やその友人だったナミ(川栄李奈)が働いているデートクラブ「アリス」を運営していた。