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短編でもピリリと怖い!ハロウィンにぴったりのホラー・ショートフィルム

10分の極上無料短編映画体験

ブリリア ショートショートシアター オンライン × シネマトゥデイコラボ企画

 10月といえばハロウィン。街はオレンジ色のカボチャであふれ、秋のイベントシーズンでもあり、高揚感に包まれている。コロナ禍を挟んで「3年ぶりの〇〇」という言葉を耳にする中、今年は多くの人たちが着飾って出かけられるかもしれない。さて、今月の Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE(BSSTO) では、ハロウィンシーズンにぴったりの「ホラー・ショートフィルム特集」を実施している。10月31日までの期間限定で、ティモシー・シャラメ出演作品を含む作品群を視聴できる。心臓が縮まる驚きも、ゾッとする気持ち悪さも、ドキドキする緊張感もこの特集ならでは。

※ご注意 この記事は作品についてのネタバレが含まれる内容となります。

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8歳のシャラメ!ドキドキのメルヘン・ホラー『ブッチャーズヒル:甘い罠 / Sweet Tooth』

ブッチャーズヒル:甘い罠
『ブッチャーズヒル:甘い罠 / Sweet Tooth』より

『ブッチャーズヒル:甘い罠 / Sweet Tooth』
監督 ローリー・キンダースリージェイソン・ノート
製作年 2008年
製作国 アメリカ
上映時間 約10分
配信期間 10月1日~10月31日

 1699年、ニューイングランド。お腹を空かせた兄妹は、ブッチャーズヒルの森の中の家に忍び込む。家の中にはおいしそうなものばかり。しかし2人は気づいていなかった、その家に潜む黒い影に……。

 『君の名前で僕を呼んで』(2017)や『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』(2019)などで知られる俳優ティモシー・シャラメの子役時代の作品。ヘンゼルとグレーテルをホラーにアレンジ。おいしいお菓子に夢中の子どもたちだが、“あれ”の出現で冒険は惨劇へと変わる。不穏なモチーフで恐怖感を高め、ラストまでまっしぐらな展開をたどる王道ホラー作品だ。

 本作の監督ローリー・キンダースリーは長編映画、ショートフィルム、コマーシャルフィルムなどさまざまな分野で活躍するキャリア25年の映画監督。若いころにワーナー・ブラザースで働き始め、故スタンリー・キューブリック監督の映画『アイズ ワイド シャット』(1999)の制作に携わった。名監督のスタッフとして働く傍らショートフィルムの制作を始め、監督と脚本で世界の映画祭で6つの賞を受賞している。近年では長編スリラー『Eve』(2019、日本未公開)を監督した。共同監督のジェイソン・ノートも2019年にアメリカの映画専門マガジンMoviemakerで、脚本家トップ25に選出される実力派。俳優のキャリアにも監督のキャリアにも、ショートフィルムで表現を磨いてきた歴史がある。

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韓国発、ゾッとする都市伝説ホラー『自分の部屋で迷子になるには / How To Get Lost In Your Own Room』

自分の部屋で迷子になるには
『自分の部屋で迷子になるには / How To Get Lost In Your Own Room』より

『自分の部屋で迷子になるには / How To Get Lost In Your Own Room』
監督 パク・ジェヒョン
製作年 2021年
製作国 韓国
上映時間 約12分
配信期間 10月1日~10月31日

 霧深い景色。ここは主人公のジョンイムがプレーするVRゲームの中。ゲームの目的は見知らぬ場所から自分の家に帰り着くこと。彼女は順調にゲームを進め家にたどり着くが、ゲームは終わらない。

 ショートフィルムは時代を映す鏡だ。時代の変化を象徴するようなアイテムや、社会現象から想像を飛躍させ、「もしも」を描く想像の世界。身近だからこそ、やがて想像は現実へと染み出し境目が溶解していく。本作の主人公は、VRゲームを通じて、世にも奇妙な世界への扉を開いてしまった。次に不思議な世界への扉を開くのはあなたかもしれない……なんてどこかで聞いたことがあるセリフが思い浮かんだ。血もクリーチャーも出ないが、ゾッとした気持ちの悪さが残る。この怖さ、味わうには深夜に一人暮らしの部屋で観ることをおすすめしたい。

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長編化するかも!?完成度がすごいイチ推しスリラー『ナイトブレーカーズ / Night Breakers』

ナイトブレーカーズ
『ナイトブレーカーズ / Night Breakers』より

『ナイトブレーカーズ / Night Breakers』
監督 ガブリエル・カンポイギエム・ラフォス
製作年 2021年
製作国 スペイン
上映時間 約18分
配信期間 10月1日~10月31日

 地下トンネルを重い足取りで進む人々がいる。電気やバッテリーをたくさんつけたスーツに身を包み、真っ暗闇を照らしながら……。暗闇の中に潜む危険、そして何よりも自分自身と立ち向かわなければならない。

 映画にしても漫画にしても、世界観の設定、いわばユニークなルールで面白さが左右される。それが複雑ではいけないが、一般的すぎてもいけない。本作の世界観とルールは次のようなものだ。

 (1)舞台は映画『マトリックス』のような終末世界。捕食される存在になった人類はコロニーにこもって生をつないでいる。
 (2)登場人物たちはコロニーを目指して移動中。
 (3)捕食者は闇の中にいて、光を持っている限りは襲われない。
 (4)バッテリーは有限で、今にも尽きそうな極限状態。

 さて、ここからどんな物語が生まれるのか。

 国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022のノミネート作品から、BSSTOスタッフたっての希望でセレクト。2022年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でもミッドナイト・ショート部門にノミネートされたハイクオリティーな作品をお見逃しなく。

 「ホラー・ショートフィルム特集」では、ここで紹介した3作品の他に、台湾のホラーアニメーションも配信している。ホラー好きにはもちろん、異世界へとトリップしたい方におすすめだ。ハロウィンに向けて、まずはおうち映画で気分を高めてみてはいかがだろうか。(大竹悠介)

今回紹介した各作品は「Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE」で配信中。

Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE公式サイト

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