「どうする家康」キャスト・あらすじ【まとめ】 ありえない豪華キャスト!
松本潤主演の大河ドラマ第62作「どうする家康」(2023年1月8日スタート、NHK総合ほか)。徳川家康役で大河初出演にして初主演を務める松本をはじめ、徳川勢、織田勢、今川勢、武田勢と戦国を生きる豪華キャストをまとめて紹介します。
「どうする家康」とは……
徳川家康の生涯を「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの脚本家・古沢良太が新たな視点で描く物語。「語り」を寺島しのぶが担当する。貧しき小国・三河の岡崎城主・松平広忠の子として生まれた松平元康(のちの家康)は戦乱で父を失い、母とも離れ、駿河の大国・今川家のもとで人質として暮らしていた。しかし、父の墓参りに三河・岡崎を訪れた際に、父に仕えていた旧臣たちと再会。彼らが今川家に不満を抱き、松平家再興の思いがくすぶっていることを知る。三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主として生きる運命を受け入れた家康は、織田信長、武田信玄ら名だたる武将たちが割拠する乱世に飛び込み、さまざまな重責を背負い選択を強いられていく。
家康と家族
徳川家康(松平蔵人佐元康/演:松本潤)
後の江戸幕府初代将軍。今川家につかえたのち岡崎城城主として独立し、三河統一を目指す。ナイーブで臆病で優柔不断。思いやりがあり相手の意見をよく聞くが、頑固なところも。理想と現実の間で悩みながら重責を背負い右往左往する。
家康の幼少期・竹千代役/川口和空
瀬名(築山殿/演:有村架純)
家康の正室。今川家家臣・関口氏純の娘。明るく朗らかな性格。家康の初恋の人で、仲睦まじい夫婦となる。桶狭間の戦いを前に家康を送り出すが、その日から運命が変わり始める。
於大(おだい)の方(演:松嶋菜々子)
家康の母。15歳の若さで竹千代(家康)を産むも、その3年後には生き別れることに。
久松源三郎勝俊(演:長尾謙杜)
家康の異父弟。家康の母・於大と久松長家の間に生まれ、若い頃から人質として武田家へ預けられていた。徳川と武田の関係がこじれる中、その身を案じた家康は、服部半蔵を通じて源三郎に甲斐脱出を命じる。
松平広忠(演:飯田基祐)
家康の父で、岡崎城主。信長に嫡男・竹千代(後の家康)を人質として奪われ、降伏して三河を明け渡すか、わが子を見殺しにするか、苦渋の決断を迫られる。
於愛(おあい)の方(演:広瀬アリス)
二代将軍・秀忠の母。夫を戦乱で亡くし、幼子を連れて側室となった苦労人。趣味は笛を吹くこと。家康に希望をもたらす愛されキャラ。
お葉(演:北香那)
家康初めての側室。侍女として松平家に入った、今川家臣・鵜殿家の血筋の娘。働き者で気立てがよく、家康のそば仕えをする女性を探していた瀬名と於大に見初められる。西郡の局として知られる。
お万(演:松井玲奈)
池鯉鮒神社神主の娘。戦災を逃れて瀬名仕えの侍女となり、浜松城で暮らす家康のそばに仕えることになる。神秘的で妖艶な魅力が漂い、武田信玄との激戦で疲れた家康の心の隙間に入り込む。
徳川信康(竹千代/演:細田佳央太)
心優しく勇敢。苦労を重ねた両親の姿を幼いころから見ており、徳川家のために強く生きようとする。妻は信長の娘・五徳。
幼少期の松平信康(演:寺嶋眞秀)
亀姫(演:當真あみ)
家康と瀬名の間に生まれた、徳川家の長女。愛らしく天真らんまんで、父に溺愛される。長篠城城主・奥平信昌との政略結婚を持ちかけられる。
奥平信昌(演:白洲迅)
武田との最前線の地である奥三河の山深き長篠城の城主。武田に寝返らないよう、信長は徳川家の幼き姫・亀姫を信昌に嫁がせるように命じる。
鳥居強右衛門(演:岡崎体育)
“ろくでなし強右衛門”と呼ばれる奥平家の地侍。武田軍に攻め込まれ、絶体絶命の長篠城を救うため武田包囲網を突破し、岡崎城の家康のもとに助けを求めるミッションを担う。
徳川家臣
酒井忠次(左衛門尉/演:大森南朋)
家康の叔父で、家臣団のまとめ役。家康不在の三河・岡崎を必死に守る。気遣いの人。
石川数正(演:松重豊)
家康が信頼する古参の家臣。常識人。頭がキレて、躊躇することなく進言。外交役も務め、戦国武将と渡り合う。
本多忠勝(平八郎/演:山田裕貴)
生涯で57回戦った、戦国最強の武将の一人。男気があり、筋の通らないことを嫌う。女性には奥手。
榊原康政(小平太/演:杉野遥亮)
家康にその才能を見いだされる、文部に優れた若き武将。名門榊原家の生まれ。マイペースで少々ひねくれている。
本多正信(演:松山ケンイチ)
家臣団の嫌われ者。大久保忠世の紹介で登用されるがうさん臭く、無責任な進言をする。その一方で常識にとらわれない発想で家康を刺激する。
服部半蔵(正成/演:山田孝之)
先祖が忍びの郷・伊賀出身のため忍者とよく間違えられるが、本人は武士のつもり。伊賀忍者を使って諜報活動をするが、時々失敗する。
井伊直政(万千代/演:板垣李光人)
女城主直虎に育てられた井伊家の御曹司で、家臣団の戦力となる。頭の回転が速く女性にモテるが、プライドが高くトラブルを起こしがち。
鳥居忠吉(演:イッセー尾形)
家康不在の岡崎城の留守を預かり、松平家再興を支えた長老。今川家の目を盗み、倹約作戦で金銀や食料をため込む。
鳥居元忠(彦右衛門/演:音尾琢真)
人質時代から家康に付き添い、生涯にわたって主君を守り続ける忠臣。普段は不器用だが、戦場では人が変わったように活躍する。
大久保忠世(演:小手伸也)
戦場では勇猛果敢な姿を見せる一方、髪が薄くなるのを気にする繊細なところも。身なりにこだわる自称、色男。
平岩親吉(七之助/演:岡部大)
幼少期より家康に尽きそい、苦楽を共にする。正直でまっすぐな性格。いつも笑顔で、敵の懐に入るのが得意。
夏目広次(演:甲本雅裕)
家康を実務面で支える事務方。目立たず家康になかなか名前を覚えてもらえないが、ある戦いで大きな使命を果たす。夏目漱石の先祖と言われる。
本多忠真(演:波岡一喜)
松平家のために代々身をささげてきた本多家の武将。忠勝に武芸を叩き込み、屈強な武士に育てた。酒好きで昼間から徳利を手にしているが、戦場では化ける。
渡辺守綱(演:木村昴)
武芸で活躍する家系に生まれ、向こう見ずな性格と得意の槍で戦場で活躍。おしゃべり好き。
登与(演:猫背椿)
酒井忠次の妻。家臣団のマネージャーのような存在でもあり、お調子者。瀬名や家康の母・於大と世間話で盛り上がる。
大岡弥四郎(演:毎熊克哉)
徳川信康を補佐する岡崎城奉行。瀬名や譜代の家臣たちも信頼を寄せる切れ者。家康は信康に岡崎城城主を任せる時に、その守り役を申し付ける。
大鼠(演:千葉哲也)
服部半蔵に仕える忍者集団の長。名前の由来は、鼠のように這いつくばり素早い動きをすることから。普段は農業を営み、身を隠している。
女大鼠(演:松本まりか)
大鼠の娘。服部半蔵をアシストする。体が柔らかく、どんな場所にも忍び込める。町娘から武士まで、変装の達人。
織田勢
織田信長(演:岡田准一)
常人離れした思考回路を持ち、革新的な戦術を生み出していくカリスマ。誰もが畏れるなか、家康は必死に信長に食らいついて学んでいく。そんな家康に、信長も目をかける。
お市(演:北川景子)
信長の妹。織田と徳川の盟約をきっかけに、家康と数奇な運命を共にする。近江・浅井家に嫁ぐ。
お市の幼少期(演:村上結羽)
阿月(演:伊東蒼)
貧しい下級武士の娘で、つらい生活を送っていたところを、北近江・浅井家に嫁いだお市に助けられ、侍女として献身的に仕える。
五徳(演:久保史緒里)
幼くして家康の嫡男・信康のもとに嫁いだ、信長の娘。気が強いが、心根は優しい。徳川家で幸せに暮らしていたが、信長からある密命を受け……。
豊臣秀吉(木下藤吉郎/演:ムロツヨシ)
のちに大出世を遂げ、家康のライバルに。驚異的な頭の良さで早口。人たらしで、巧みに人の心に入り込む。
織田信秀(演:藤岡弘、)
信長の父。豪胆で勇猛果敢な尾張の戦国武将。岡崎城主・松平広忠と対立し、幼少期の家康を人質にとる。
柴田勝家(演:吉原光夫※「吉」はつちよし)
織田家の家臣。体も声も大きく、家康をビビらせる。秀吉とは対照的な武骨な人物で、信長を全力で支える。
明智光秀(演:酒向芳)
足利義昭に仕えるが、将軍の地位が弱くなると織田信長に媚びへつらう。家康や秀吉に目を光らせる。
足利義昭(演:古田新太)
室町幕府15代将軍。徳川家康が初めて京に上った時に謁見するが、将軍とは思えぬ振る舞いにガッカリする。明智光秀を介して織田信長と通ずるが、のちに2人は袂を分かつ。
佐久間信盛(演:立川談春)
織田家に仕える筆頭家老。東部方面の戦略、徳川の監視役を任され、家康に無理難題を突き付ける。
今川勢
今川義元(演:野村萬斎)
駿河国大名。公家文化にも精通する教養人にして政治家。人質として預かった家康に目をかけ、家康も義元を父のように尊敬する。
今川氏真(演:溝端淳平)
義元の嫡男。プライドは高いが、偉大な父を持つゆえの劣等感に苦しんでいる。
糸(演:志田未来)
北条氏康の娘。今川・北条・武田が同盟を結んだ際、今川氏真に嫁いだ。強い意志を秘めており、孤独になっていく氏真を支える。
関口氏純(演:渡部篤郎)
今川義元を支える筆頭家老。愛娘・瀬名を溺愛している。桶狭間の戦いの後、今川家中で危うい立場に追い込まれていく。
巴(演:真矢ミキ)
瀬名の母。娘が格下の家康と結婚することに反対するが、のちに良き理解者となる。
たね(演:豊嶋花)
関口家の侍女で、瀬名の世話係。家康が織田方に転じたことで瀬名と共に捕らわれの身となる。
お田鶴(演:関水渚)
鵜殿長照の妹。瀬名とは幼少期からの友人。今川家の家臣・飯尾連龍に嫁ぐが、夫亡きあとは城主として引間城を守る。
鵜殿長照(演:野間口徹)
今川家の重臣。今川と織田の激戦の際、大高城城代として家康からの兵糧補給の援護を受ける。のちに家康と激戦を繰り広げる。
武田勢
武田信玄(演:阿部寛)
戦国時代のレジェンド。家康に戦国を生き抜く厳しさを知らしめる。生前も死後も家康を苦しめ続けるが、それが家康の糧となる。
武田勝頼(演:眞栄田郷敦)
信玄の若き後継者。幼いころから信玄に厳しく育てられた強靭な体力と精神の持ち主。父の知略・軍略の才も受け継ぎ、武田家史上最大まで領地を広げる。のちに三方ヶ原の戦いで壊滅的な打撃を負わせた徳川を、さらに追い詰める。
山県昌景(飯富昌景/演:橋本さとし)
武田軍の最高指揮官。川中島の合戦では最前線で指揮し、上杉軍と対決。信玄より駿河侵攻を命ぜられ、家康を畏怖させる。
穴山梅雪(信君/演:田辺誠一)
武田氏の一門・穴山家の当主。信玄からの信頼は厚く、外交戦略で活躍。のちに徳川家や織田家と対峙することになる。
東海地域の領主や、他勢力の人々
水野信元(演:寺島進)
於大の兄で、家康の叔父。織田家に味方する三河の国人領主。ずる賢さと愛嬌を兼ね備え、時折信長の代理として家康を訪れてはビビらせて楽しむ。
久松長家(演:リリー・フランキー)
於大の再婚相手。織田家や水野家など同盟相手を変え、乱世を生き延びる。妻との間に3男3女をもうけ、家族を支えるために転がり込む。
松平昌久(演:角田晃広(東京03))
松平氏の一つである大草松平家の当主。元康(家康)が当主を務める松平宋家の地位を狙っている。
登譽(とうよし)上人(演:里見浩太朗)
松平家を見守ってきた岡崎・大樹寺の住職。彼の教え「厭離穢土欣求浄土」は生涯にわたって家康の支えとなる。
浅井長政(演:大貫勇輔)
市の夫。北近江の戦国大名。織田信長と同盟を結び、政略結婚で嫁いできた市を慈しむ。信長も心を許す誠実な人物だが、やがて信長に不信感を募らせていく。のちに家康と深いつながりを持つことになる。
空誓(くうせい)上人(演:市川右團次)
本證寺の住職。家康が三河統一に苦心するなか、人々の心をわしづかみにする。民が苦しむのは武士のせいと考えており、やがて家康と対立していく。
千代(演:古川琴音)
家康と空誓が出会うきっかけをつくる謎の女性。全国各地の情報を握り重要人物と通じているが、素性はわからない。家康とは不思議な縁で結ばれる。
茶屋四郎次郎(演:中村勘九郎)
京の豪商。田舎大名だった家康の出世を見込んで大博打を打つ。家康が成功するにつれ、日本一の豪商にのし上がっていく。
(C)NHK