『映画 イチケイのカラス』キャスト&あらすじ【まとめ】
浅見理都のコミックを原作にしたドラマ「イチケイのカラス」の劇場版『映画 イチケイのカラス』が1月13日より劇場公開。東京地方裁判所第3支部第1刑事部、通称イチケイのメンバーに加えて、新たなキャラクターも登場する本作のキャスト陣を紹介する。
あらすじ
入間みちおが東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)を去って2年。異動先の熊本で多くの「みちおの犠牲者」を出したみちおは、岡山県瀬戸内の長閑な町に再び異動になっていた。 異動早々、みちおが担当することになったのは、平凡な主婦が史上最年少防衛大臣に包丁を突きつけたという傷害事件。事件の背景には、近海で起きたイージス艦と貨物船の衝突事故が関係していた。 不審点だらけの衝突事故。みちおはもう一度調べようと動き出すが、イージス艦の航海内容は全て国家機密。みちおの伝家の宝刀「職権発動」が通用しない難敵であり、さらに最年少防衛大臣・鵜城英二が立ちはだかる。
一方、坂間千鶴は、「裁判官は必ず他職を2年経験しなくてはいけない」 という慣習から、弁護士として活動を始めていた。配属先は、奇しくもみちおの隣町。 そこで出会った人権派弁護士・月本信吾と新たにバディを組み、小さな事件にも全力投球していく。そして、人々の悩みに寄り添う月本の姿に、次第に心惹かれていく。そんななか、町を支える地元大企業のある疑惑が浮かび上がる。
入間みちお 演:竹野内豊
裁判官の不文律も気にせず、ヒゲを生やしたり、ランチに法服のまま買いに出たり、と自由そのものの変人。エリートだらけの裁判官の中で中卒ということ自体異例だが、加えて、弁護士任官という弁護士から裁判官になった異色の経歴を持つ。イチケイでは伝家の宝刀“職権発動”を駆使し、正しい判決を繰り返してきていたが、熊本地方裁判所第二支部に異動となった。ドラマから2年後の本作では岡山県瀬戸内に再び異動になり、岡山地方裁判所秋名支部・部長(判事)として務めている。
坂間千鶴 演:黒木華
東京大学法学部卒業。法曹界でも立身出世したいと考え、努力を惜しまない超ロジカルなエリート。イチケイに赴任し、入間みちお、駒沢部長と出逢う。その型破りで個性的な裁判の進め方に驚き、最初は不信感を抱き反発するが、「50 年後も正しいと思える判決を下す」ことが大事だと考えるようになり、みちおの意志を継ぐ者として、イチケイを守り続けた。ドラマから2年後の現在は裁判官他職経験の制度を活用し、弁護士として岡山県日尾美町の法律事務所に在籍中。ちなみに、日尾美町はみちおがいる秋名市とは隣町。
月本信吾 演:斎藤工
日本中を飛び回る誠実で心優しい人権派弁護士で、ある事件をきっかけに坂間とバディを組むことになる。「弁護士は、声なき人の代弁者になれる」というのが彼の信条で、人々の悩みに寄り添う優しさを見せる一方、ときには違法行為スレスレで証拠を集め、真実と正義を追求する強引な一面もあり、そんなぶっきらぼうでも真っ直ぐな月本の姿に、次第に坂間は惹かれていく。
鵜城英二 演:向井理
史上最年少のエリート防衛大臣で、岡山県秋名市を選挙区にもつ。みちおが岡山地裁に赴任してから担当する傷害事件の当事者でもあり、その事件の背景にあるとされる、近海で起きたイージス艦と貨物船の不審点だらけの衝突事故についても、何か重大な秘密を握っている。みちおの好き勝手な捜査に対して、国家権力を盾に睨みを効かせてくる。
イチケイメンバー
井出伊織 演:山崎育三郎
岡山地方検察庁秋名支部・検事。東京でもみちおに振り回され続けたイチケイの検事であり、みちおがイチケイを去った後の活躍で、特捜への異動の内々示を受けるも、みちおのお目付け役として岡山への異動が決まり、「入間みちお担当検事」と呼ばれる。
駒沢義男 演:小日向文世
東京地裁第三支部第一刑事部・部長。みちおを裁判官の世界へスカウトした張本人であり、弁護士として地方を飛び回る月本にとって、司法修習時代の教官にもあたる。
浜谷澪 演:桜井ユキ
東京地裁第三支部第一刑事部・書記官。サバサバした性格でみちおに対してもハッキリものを申すベテランの風格の姉御。
一ノ瀬糸子 演:水谷果穂
元イチケイの事務官で、現在は検事の井出の妻。井出のエリートとしての有望さと高収入、ちょっとの正義感に惹かれ結婚したが、みちおのせいでまさかの岡山ライフに絶望している。
岡山地裁秋名支部
土井潤 演:柄本時生
岡山地方裁判所秋名支部・右陪席。みちおの型破りなやり方に抵抗しながらも、振り回され続ける。
赤城公子 演:西野七瀬
岡山地方裁判所秋名支部・左陪席。理路整然とした語り口が持ち味の、成績優秀な裁判官だが、次第にみちおの影響を受け、封じ込めていた正義感が燃え上がってくる。
小早川悦子 演:吉田羊
昔から町一番の美人として有名なみんなのマドンナ的存在。「シキハマ株式会社」の産業医をしており、坂間とは馬が合い、姉妹のように仲がいい。
小早川輝夫 演:宮藤官九郎
悦子の夫。日尾美町役場職員で地域推進課の所属だが、その包容力から担当外の相談もよく受ける。坂間を日尾美に呼ぶために尽力した。
植木幸太郎 演:八木勇征
日尾美町の和菓子屋で働き、悦子や坂間に懐いている町の愛されキャラ。坂間に頻繁にお菓子を差し入れしている。
シキハマ株式会社
三田村武晴 演:尾上菊之助
坂間と敵対する「シキハマ株式会社」の顧問弁護士。冷静沈着で隙がない。
木島昌弘 演:平山祐介
「シキハマ株式会社」の工場長。強面で、月本にパワハラの噂を調べられている。
イージス艦事故の関係者
島谷秀彰 演:津田健次郎
イージス艦と衝突した貨物船の船長。慎重な性格で、操船技術に定評があっただけに、彼の死に疑問が残る。
島谷加奈子 演:田中みな実
島谷秀彰の妻。イージス艦と貨物船の衝突事故により夫を亡くす。判決に納得がいかず、防衛大臣を待ち伏せし傷害事件を引き起こした被告人。
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