実写版『リトル・マーメイド』の日本語吹き替え声優は?
実写映画『リトル・マーメイド』(6月9日公開)の吹き替え版声優お披露目イベントが5月1日、都内で行われ、豊原江理佳(アリエル役)、木村昴(セバスチャン役)、海宝直人(エリック役)、野地祐翔(フランダー役)、浦嶋りんこ(アースラ役)、高乃麗(スカットル役)、大塚明夫(トリトン役)が登壇した。
アリエル役:豊原江理佳
主人公アリエル役に抜てきされたのはミュージカル界のニュースター、豊原江理佳。名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」を生披露すると、「すごく緊張していました。とにかく、ここにいる人たちに届け! という想いだけで歌いました」と晴れ晴れした表情を見せた。さらに、他の声優陣を前に「やっとみなさまにお会いできて嬉しいです。収録もずっと一人だったので、みなさまの声が入った音源をお聞きしてずっと楽しみにしていました」と喜びを語った。
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セバスチャン役:木村昴
アリエルの父トリトン王に仕える執事長セバスチャン役は、人気声優の木村昴。セバスチャンさながらの真っ赤な衣装で登場した木村は、楽曲収録を振り返り、「歌っている時から本当に楽しかったです! みなさまの耳馴染みのある『アンダー・ザ・シー』もあると思いますが、今回の実写版では自分なりに解釈して、よく知っている『アンダー・ザ・シー』ながらも、新鮮さを出せたらと意識して歌わせていただきました」と彼ならではのエッセンスが加わっていると話した。
エリック役:海宝直人
アリエルが憧れの人間の世界に飛び出すキッカケを作るエリック王子役は、ミュージカル界のプリンス・海宝直人が務める。本作で新曲を歌う海宝は「アニメーション版から、さらにエリックという人物が丁寧に描かれています。アリエルとエリックが愛を育んでいく過程も丁寧に描かれていますが、なぜエリックが自由を求め、アリエルを求めているのかについて、ダイナミックに美しく歌い上げられる素晴らしい楽曲となっています」とファンの期待を高めた。
フランダー役:野地祐翔
アリエルの良き相棒フランダーを演じた子役の野地祐翔は、緊張した面持ちながらも「フランダーと僕は、臆病で心配そうで強がっているところが似ていると思います。先ほどもアリエルの透き通った歌声が素敵でした。フランダーはアリエルが好きですが、僕もアリエルのことが大好きです」と流ちょうにあいさつをし、会場を和ませた。
アースラ役:浦嶋りんこ
ディズニーヴィランの中でも人気の高い海の魔女アースラを演じた浦嶋りんこは「レ・ミゼラブル」「RENT」などの名作ミュージカルに出演するベテラン。「彼女の魅力は強欲な事です! ディズニーのヴィランの中でも稀にみる強欲さ。ただ愛しい一面もあるのです。(アースラが歌う)『哀れな人々』の楽曲にも注目してほしい」とアピールした。
スカットル役:高乃麗
そして、物語の重要なキーキャラクターともなるスカットルを演じるのは、多くの映画やアニメで活躍する声優の高乃麗。ジャズシンガーでもある彼女は本作でラップ調の曲に挑戦したそうで、「まさか『リトル・マーメイド』でラップをするとは思いませんでした! カラオケ音源を聞いた際は、どこから入るのかわからなかったくらいです。すごく難しい曲でした。普通のラップはリリックやフローが大切になってくるかと思いますが、今回は映像と合わせて歌うのが一番難しかったです。本物のラップになっているか怪しいですが、楽しんでほしいです」とコメントした。
トリトン王役:大塚明夫
最後に、アリエルを厳しくも愛情たっぷりに見守るトリトン王を演じたベテラン声優の大塚明夫が登場。「お父さんとして、また海の王様ですから海のように広く深く演じました。すごく恐ろしいお父さんで、人間が大嫌いでね。でもアリエルを叱る裏側には、彼女が心配でたまらないという愛が後ろ側に透けて見えるといいなと常に感じながら演じておりました。そしてなんといっても豊原さんの歌声ですね。まるで天女かと思いましたよ」とアリエル役・豊原の歌声に太鼓判を押した。
そのほか(追加情報)
アリエルは7人姉妹の末っ子。6人の姉たちはいつもは世界中に散らばっているという設定にちなみ、東北を代表してタレントの王林が姉インディラ役、関西を代表してお笑いコンビ・天才ピアニストのますみが同じく姉のタミカ役に決定した。さらに当初はますみのみの予定だったが、収録当日に相方の竹内知咲も“村の女性役”で参加することになった。
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(編集部・中山雄一朗)