徹底予習!『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を観る前に
ハリソン・フォードが主演を務める人気シリーズ最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が6月30日より日本公開となる。久々に『インディ・ジョーンズ』を観る人も、初めて観る人も、このポイントだけおさえておけば大丈夫。インディの基本情報はコレだ!
トレードマークは帽子とムチ
インディと言えば、マストアイテムなのがあの帽子と、長いムチ。この2つはシリーズ全作に登場している。彼がこの2アイテムを愛用するきっかけとなった少年時代の体験は、シリーズ第3作『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)で描かれている。
職業は大学教授で専門は考古学
インディの職業は秘宝ハンターだと思ってしまいそうだが、シリーズ第1作『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)から、大学の考古学の教授が本職。だから伝説や伝承にも詳しく、古代の文字も読解できる。ただその研究に熱心すぎて、伝説の秘宝を探すことになってしまうのだ。ちなみに第1作や第3作では、大学でのインディは生徒たちにモテモテだった。
苦手なものはヘビ、得意なのは乗馬
インディが苦手なものはヘビ。彼のヘビ嫌い絡みのシーンは、シリーズ全作で描かれている。その原因も少年時代にあり、第3作に登場。インディはムチ使いや射撃もお手のものだが、乗馬も得意。青少年時代も今も乗馬の名手であることが、同じく第3作で描かれる。
小さな生物がウジャウジャ
シリーズを通して、地面に小さな生物が密集してうごめいている光景が何度も登場。第1作ではヘビ、第2作『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)ではムカデ、第3作ではネズミ、第4作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)では軍隊アリがウジャウジャ。
インディには恋人と息子がいる
インディに、彼自身が知らなかった息子がいたことが、第4作で判明。同作では『トランスフォーマー』(2007)で注目を集めたシャイア・ラブーフが演じていた。その母親は、第1作で久々に再会した恋人マリオン。同作で2人がいい雰囲気になった時にインディが全身ケガだらけで、マリオンがキスしようとすると痛がり、「痛いところはないの!?」「こことか…こことか…」というやりとりをするのは名シーン。そんなインディとマリオンは第4作のラストで結婚している。
インディの父親は第3作に登場
インディの父親は第3『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)に登場、『007』シリーズのジェームズ・ボンド役でおなじみの故ショーン・コネリーが演じた。インディと同じ考古学者で、中世文学の研究者。性格的には似たもの同士。かつて研究に没頭するあまり、妻の病気に気づかず死なせてしまい、そのためインディと疎遠になっていたが、この映画で一緒に冒険をしながら和解していく。第4作で彼がすでに亡くなったことが語られる。
旧友サラーが3度目の登場をする
最新作にはインディの旧友サラー(ジョン・リス=デイヴィス)が登場する。サラーは第1作で初登場したインディが信頼する友人。エジプトのカイロに住む採掘の名人で、インディに現地の情報を伝えたり、遺跡の発掘を手伝ったりした。また、何人もの子供たちのよき父親でもある。第3作にも登場して、インディや父親と一緒に冒険した。
インディとナチスは因縁がある
インディが探す秘宝は、ナチスも探していることが多い。第1作の聖櫃も、第3作のキリストの聖杯も、ナチスが絡んできた。インディはナチスによる秘宝の悪用を阻止するため、彼らより先に秘宝を手に入れようとする。
秘宝が超常現象的パワーを発揮する
インディが探し求める秘宝は、どのアイテムも、かなり現実離れした伝説を持っている。ほとんどの人々はその伝説を信じていないが、第1作では聖櫃から奇妙な光線が発射された。最終的に秘宝が超常現象的なパワーを発揮するのがお約束だが、さて今回は!?
(文・平沢薫)