反則レベルに最強!「アベンジャーズ」キャプテン・マーベルって何者…?
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アベンジャーズ最強のヒーロー、キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)が新たなチームを結成するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『マーベルズ』(11月10日全国公開)。反則レベルの強さで今後のMCUをけん引すること間違いなしのキャプテン・マーベルは、一体どんなヒーローなのか? 彼女のこれまでの活躍を振り返りながら、規格外の能力と強さに迫る!(平沢薫)
ソーやハルクより強い!MCU屈指の肉体&パワー
キャプテン・マーベル最大の特徴は、その反則レベルの強さ。他のヒーローたちと比較しながら、MCU史上最凶最悪の敵といわれたサノス(ジョシュ・ブローリン)との戦いぶりを見るとよくわかる。
まず、腕力ではアベンジャーズ屈指の怪力を誇るハルク(マーク・ラファロ)もサノスには惨敗している。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の冒頭、サノスと部下がアスガルドからの難民宇宙船を襲撃した際、ハルクはサノスと1対1で戦うが、あっけなく気絶させられる。その前には、雷神ソー(クリス・ヘムズワース)もサノスに敗北し、捕縛されている。その後『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、ソーの3人が揃い、3対1でサノスに挑んだが、この時もサノスが圧勝。アベンジャーズは誰一人、サノスを倒すことができなかった。
しかし、『エンドゲーム』のサノスとの最後の戦いで、勢揃いしたアベンジャーズが窮地に陥った時、颯爽と登場したキャプテン・マーベルはサノスを圧倒していた。彼女は生身のままで宇宙の彼方から飛んできて、いきなりサノスの巨大な宇宙戦艦に体当たりして戦艦を丸ごと破壊。そのまま地上に降りて、サノスと1対1で殴り合う。サノスの頭突きを受けても、顔色ひとつ変えない。サノスとの直接対決で一歩も引かなかったのだ。
窮地に陥ったサノスは、キャプテン・マーベルがインフィニティ・ストーンのはまったガントレットを奪いそうになると、パワー・ストーンをガントレットから外して手のひらに握り、その拳で彼女を殴ってガントレットを守った。もし、サノスがパワー・ストーンを使わなければ、サノスは敗北し、キャプテン・マーベルが圧勝していたはずだ。
アイアンマンよりスゴい!ビーム発射&宇宙飛行もできる
キャプテン・マーベルの反則レベルの強さの源は何なのか? それは、彼女が初めて登場した『キャプテン・マーベル』で描かれた。キャプテン・マーベルは、アメリカ空軍の元テストパイロット、キャロル・ダンバースが、ある事故により、四次元キューブに収納されたスペース・ストーン(インフィニティ・ストーンの一つ)のエネルギーを吸収し、超人的な能力を手にしたことで誕生した。もともと、宇宙でも最強のパワーの一つによって誕生したヒーローなのだ。
この事故で記憶を失った彼女は、宇宙でも有数の戦闘種族・クリーに偽の記憶を植え付けられ、クリー人の血液を輸血され、エリート戦士として彼らの戦闘訓練を受けている。そのため、クリー人の戦闘能力も兼ね備えている。
やがてキャロルは、地球人だった時の記憶を取り戻し、クリー人によって制御されていたスーパーパワーを完全に発揮し、キャプテン・マーベルとなる。もちろん、怪力や持久力、跳躍力、反射神経などはヒーローの中でも最上級。また、宇宙エネルギーを変換する能力を持ち、それを吸収したり、それを集めて手のひらからエネルギービームとして発射することもできる。このエネルギーで身体を包み、生身で宇宙空間を超高速で飛行することだって可能だ。その飛行能力のスゴさは、アイアンマンとは比較にならない。彼女はこの強大すぎるパワーを活かして、地球だけではなく、宇宙全体を活動の場とするヒーローになった。
サノスをギリギリまで追い込む!キャプテン・マーベルのこれまで
アベンジャーズ最強ヒーローであるキャプテン・マーベルは、MCUの歴史にもしっかり足跡を残している。『キャプテン・マーベル』では、侵略のためにライトスピード・エンジンを手に入れようとするクリー人を阻止。当時はまだS.H.I.E.L.D.のエージェントだったニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)と親しくなり、非常事態に彼女を呼ぶためのポケベルを渡す。
アベンジャーズという名称も実は彼女が原点なのだ。『キャプテン・マーベル』でニック・フューリーは、キャプテン・マーベルの空軍パイロット時代のコールネームが「アベンジャー」だったことから、彼が企画中のヒーローチームをアベンジャーズと名づけた。
その後、キャプテン・マーベルは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のラストでサノスの指パッチンが起こった時、ニック・フューリーに渡したポケベルで呼ばれ、その呼びかけに応えるように『アベンジャーズ/エンドゲーム』のサノスとの最終決戦に参戦。巨大な軍勢を率いるサノスを、たった一人でギリギリまで追い込んだ。そして、事態が収束した後は、再び宇宙へと飛び立った。
キャプテン・マーベルが最強チーム結成!謎の敵に挑む
そんなキャプテン・マーベルが、最新作『マーベルズ』で新たなヒーローチームを結成する。メンバーは、子供の頃から彼女を知る敏腕エージェント、モニカ・ランボー(テヨナ・パリス)と、キャプテン・マーベルに憧れるアベンジャーズオタクの高校生ヒーロー、ミズ・マーベル(イマン・ヴェラーニ)。この3人がパワーを使うと、お互いの居場所が入れ替わるという謎の現象が発生する。
さらに、キャプテン・マーベルとの“ある過去”の因縁から、彼女に復讐を誓う謎の敵ダー・ベン(ゾウイ・アシュトン)が出現。彼女の愛する全てを滅ぼそうと暗躍するダー・ベンの脅威が迫る状況下で、キャプテン・マーベルはやむなく他の2人と一緒に立ち向かうことになるが、これまで強すぎて単独行動してきた彼女は、はたして三人一緒のチームで活動することができるのか。
『マーベルズ』には、キャプテン・マーベルの旧友ニック・フューリーや、彼女の相棒で思わぬ力を秘めた猫のグースも帰ってくる。さらに、MCUデビューを果たす韓国の人気俳優パク・ソジュンが演じる、チャーミングでカリスマ性のあるヤン王子といった新キャラクターも登場。キャプテン・マーベルの新たなパワーと戦いを確認するためにも『マーベルズ』を見逃すわけにはいかない。
映画『マーベルズ』は11月10日全国公開
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