仮面ライダーに初変身!しっかり者のイマドキ女子:福田ルミカ
シネマトゥデイ特撮部
福田ルミカ『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』(公開中)
特撮作品で活躍する魅力あふれる女性キャストをご紹介する「シネマトゥデイ特撮部」。今回は、Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』で仮面ライダーミューズ/胡桃玲菜を演じる福田ルミカ(ふくだ・るみか)さんを徹底解剖しました。
【PROFILE プロフィール】
生年月日:2005年5月15日
出身地:東京都
身長:168cm
血液型:A型
趣味・特技:小鳥の飼育、食べ歩き、絵を描くこと
芸歴:2018年に『ブルー・ウインド・ブローズ』で映画デビュー。2021年に雑誌「ヤングマガジン」に初登場・初表紙デビューを飾り話題に。2022年にはドラマ「今どきの若いモンは」「汝の名」に出演。2022年に1st写真集「Rumika」を発売し、2023年には雑誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」でも表紙を飾る。現在「めざましテレビ」のリポーター“イマドキガール”を務めている。
【INTERVIEW 作品について】
Q:「仮面ライダー」に関しての思い出は?
弟がすごく特撮が好きで、特に「仮面ライダー鎧武/ガイム」が大好きだったんです。面白いって言われて、わたしも一緒になって観ることがありました。『仮面ライダー555 20th』への出演が決まった時、弟がいちばん興奮してました(笑)。
Q:ご自身にとってのヒーローは?
身近な人で挙げるならば、母です。わたしが悲しい気持ちになってたりすると、いつも駆けつけてくれて「大丈夫」って言ってくれます。母は何でもできるので、母のように完璧な人になりたいと思っています。
Q:出演が決まった経緯と、その時の心境は?
オーディションで、仮面ライダージャンヌ(「仮面ライダーリバイス」に登場した女性ライダー)の変身ポーズを完コピしたことは、思い入れがあります。すごくカッコいいなと思って、真似させていただきました。出演が決まったというご連絡をいただいた時は、言葉が出なかったです……爆発しちゃいそうでした(笑)。
Q:胡桃玲菜はどんな女性で、どこに注意して演じましたか?
まっすぐな部分がけっこう出ていると思っています。警察的な立ち位置なんですけど、役割をしっかりとわかっていて、仕事をまっとうしています。それでいて、乾巧(半田健人)さんを思う繊細な気持ちもあったりして、少し複雑なキャラクターだなと思いました。演じるうえでも、その気持ちを表現するところは気を付けていました。
『仮面ライダー555 20th』は演技力が試される作品で、わたしは他のみなさんに比べると映画に出た経験とか浅く、田崎(竜太)監督(※崎は「たつさき」が正式)にたくさんご指導いただきました。その分、(役者としての)力をつけることはできたかなと思っています。あと、わたしは体が固いので、カッコよくバイクを降りるシーンはなかなか上手くできなくて苦戦しました。
Q:作品をご覧になった感想は?
「カッコいい!」って思いました。玲菜というキャラクターがすごくカッコよかったので、演じられてとてもうれしかったです。物語自体は、「仮面ライダーってけっこう複雑な展開もあるんだ!」と少しビックリしました。
Q:共演のみなさんとの交流は?
芳賀優里亜さん(園田真理役)と楽屋などでご一緒する機会が多かったです。わたしが、監督からご指導いただいたことがうまく発揮できなくて落ち込んでいたら、「大丈夫だよ」となぐさめてくださいました。
Q:仮面ライダーに変身したお気持ちは?
「すごい!」と思いました! 語彙力が少なくてすみません……(笑)。変身ポーズは監督がとてもこだわっていて、少し難しい部分もありましたが、玲菜はそれを毎日やってるのだから、慣れてるふうに見せないといけない。かつ、「これから戦うぞ!」っていう闘争心や覇気を出すのが大切だとご指導いただいたので、そういうふうに心を作って演じました。
Q:変身にあこがれる人は多いですよね。
中学時代の同級生の男の子たちが、すごく盛り上がってくれてるみたいで。仮面ライダー好きの子が、周囲の友達たちに「あいつ、仮面ライダーになってるぞ!」って連絡したらしいんです(笑)。やっぱり「変身」を夢見る人は多いですよね。それ以外にも、出演発表が出た直後、知人からたくさん連絡が来て、周囲の反応で「伝統ある人気作に出演するんだ」と改めて実感しました。
Q:映画の見どころは?
キャラクター1人1人が、いろいろな面とたくさんの感情を持っています。複雑な物語ですが、そのキャラクターの魅力はぜひ観てほしいポイントです。キャストのみなさんは、そこを出すことにすごく努力されていました。
【PRIVATE 素顔に迫る一問一答】
Q:ご自身の長所と短所を教えてください。
長所は「嫌味がない」こと。計算が苦手で、まっすぐに物事を考えるので、周囲からはよく言われます。短所は、それゆえに後先を考えずに行動してしまうところです。
Q:チャームポイントはどこですか?
目です! 人をまっすぐ見つめて話す癖があって、そのほうが話が伝わりやすいかなと思っています。たまに「ずっと見られてて怖い……」と言われることもあります(笑)。
Q:いま、ハマっているものは何ですか?
2つあります。1つ目は編み物です。YouTubeで検索して、いろいろ作っています。最近は、帽子作りにハマっていて、猫耳や耳当て付き、ポンポンがついている帽子を作りました。
2つ目は、シーリングスタンプです。手紙とかに使う、ロウをたらしてスタンプで固めるものです。よくInstagramとかに出てきて、雪だるまを作ったり、いろいろ工夫を凝らしたことに挑戦している作家さんを知って、面白いなと思いはじめました。
Q:好きな映画・ドラマはありますか?
ドラマ「相棒」をよく観ています。母が大好きで一緒に観ていて、わたしも面白いなと思っています。キャラクターはもちろん、ストーリーも好きです。先日放送された詐欺師のおばあちゃんが登場する話(season22第8話「センチメンタル・ジャーニー」)もすごく面白かったです。いつか「相棒」に出演できたらと思っています。
Q:美容のためにしていることは?
アサイーの美味しさに気づいて、最近よくドリンクを飲んでいます。あとはお野菜をたくさん食べたり、寝る前に少しだけストレッチもしています。
Q:役者のどんなところに魅力を感じてますか?
1つの台本でも、人によって役に対する考え方がいろいろあって、演者さんの感じ方や、いままで生きてきた人生の中で、どの部分が役につながるかとかが、それによって変わりますよね。そういった正解のない感じが、すごく面白いなと思っています。
Q:今後、どんな役者になりたいですか?
もう少し自分の演技力を磨きたいです。わたしは、もともと感受性が豊かなほうだと思っているので、いろいろなことを経験していくのが大事かなと。実体験がある方が、現実に近く演じられると思うんです。まだまだ若いので、いろいろな気持ちを経験して、引き出しを増やしていきたいです。
(取材・文:早川あゆみ 写真:高野広美)
【MOVIE INFO インフォメーション】
平成仮面ライダーシリーズ第4作「仮面ライダー555(ファイズ)」(2003~2004)の20年ぶりとなる完全新作。人類の進化形・オルフェノクと人類をめぐる物語の「その後」が描かれる。半田健人をはじめ、芳賀優里亜、村上幸平、唐橋充、藤田玲など当時のキャストが再集結。監督は田崎竜太、脚本は井上敏樹が執筆した。
Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』は新宿バルト9ほかにて期間限定上映中/Blu-ray&DVDは5月29日(水)発売
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