マジブルーファンの女の子が新戦隊ヒロインに!超鬼ポジティブな注目株:鈴木美羽
シネマトゥデイ特撮部
鈴木美羽「爆上戦隊ブンブンジャー」
特撮作品で活躍する魅力あふれる女性キャストをご紹介する「シネマトゥディ特撮部」。今回は、スーパー戦隊シリーズ最新作「爆上戦隊(ばくあげせんたい)ブンブンジャー」で志布戸未来(しふと・みら)/ブンピンクを演じる、鈴木美羽(すずき・みう)さんを徹底解剖しました。
【PROFILE プロフィール】
生年月日: 2000年4月14日
出身地:神奈川県
身長:160cm
血液型:AB型
趣味・特技:書道師範、硬筆師範、フィルムカメラ、ラーメン屋巡り、サウナ
芸歴:2012年、「第16回ニコラモデルオーディション」でグランプリを受賞し、雑誌「nicola(ニコラ)」の専属モデルとしてデビュー。2017年、「先に生まれただけの僕」で連続ドラマデビュー。2018年にAbemaTV「太陽とオオカミくんには騙されない」、2023年に映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』など多数出演。現在、情報バラエティー「王様のブランチ」(TBS)にリポーターとして出演中。
【INTERVIEW 作品について】
Q:スーパー戦隊シリーズや特撮作品に思い出はありますか?
姉がもともと戦隊シリーズが好きで、一緒に観ていました。特に「魔法戦隊マジレンジャー」(2005~)が大好きで。女の子が変身するようなアニメも観ていたんですけど、当時は2人とも戦隊のほうが好きでした。「カッコいいなあ」と純粋にあこがれていたことを覚えているので、いま、自分がヒーローになったのはすごくうれしいですし、不思議な感覚です。
Q:特に好きだったヒーローは?
マジブルー/小津麗(甲斐麻美)です。「マジレンジャー」は家族が変身する作品だったのですが、家族思いでしっかり者な麗ちゃんと、変身したらカッコいいマジブルーのギャップにやられていました。
Q:演じられる未来は、どんな女の子で、演じるときに気を付けていることは?
明るくて天真爛漫で、未来ちゃんがいると場が明るくなるような、ブンブンジャーの中でもムードメーカー的存在です。お子さんが観てもわかりやすく伝わるような表現を心掛けています。何よりも「現場に入ったら常に未来でいよう」というのは意識していて。そのほうが、自分もうまく作れるかなって思うし、周りの空気もうまく回るのではないかなと思っています。
Q:ご自身と未来の違いは?
基本的に、未来の明るくて楽しいことが好きでちょっと楽観的な感じは、わたしに似ています。ただ、未来は猪突猛進で、「これだ!」って決めると突っ走るんです。わたしも以前はそうだったのですが、23歳になり(笑)、最近は人の気持ちをおもんぱかったり、優しい嘘をついたりすることを学んで、突進型ではなくなりました。なので、昔のわたしみたいだなと思っています(笑)。
Q:変身した感想を教えてください。
本当に感動しました。出演者のみんなとも「ヤバいね」「変身しちゃったね」と感動を分かち合っています。それに、変身にもパターンがあるんです。第1話は、ブンブンジャーに未来がはじめて参加する回なので「変身できた!」という、未来の喜びと、わたし自身の「変身できてうれしい」という思いが重なって、楽しい気持ちでした。でもそれ以降は、「すぐ変身して誰かを助けないと!」という少し危機感のある状況での変身だったので、ただ元気に変身するだけじゃないんだなというのは、学びでしたね。
Q:共演者のみなさんとは、どのように仲良くなりましたか?
想像以上に打ち解けるのが早かったです。19歳から20代後半まで幅広い世代がそろっていて、わたしは上から2番目の年齢。「タメ口でしゃべってみる?」と率先して提案したりしました。自分ではそんな感じはしないんですけど、ブンブルー/鳴田射士郎役の葉山侑樹くんに「みんなのお母さんみたい」と言われています(笑)。そんなに年齢は離れてないんだから「甘えるなー」って感じです(笑)。とても仲良くなりつつも、お芝居で迷ったときに「このセリフはどういう気持ちだと思う?」「こうやったらやりづらいかな」とか話し合える、すごくいい関係が築けていると思います。
Q:今作の魅力はどこだと感じていらっしゃいますか?
観ている方が、明るく元気に明日もがんばろうという気持ちになれる作品だと思っています。
【PRIVATE 素顔に迫る一問一答】
Q:ご自身の長所と短所を教えてください。
長所は、“超鬼ポジティブ”なところ(笑)。自分に関しての細かいことは気にしなくて、何かダメなことがあっても、寝たり美味しいものを食べたりすると忘れられる楽観的な性格です。短所は、他人に対しての言い方や接し方については「この言い方はダメだったかな」「相手はどういう気持ちだっただろう」と細かいことを気にしちゃうところです。
Q:チャームポイントはどこですか?
笑顔です。口が横に大きいので、笑ったときの形が大きくていいねって言ってもらえます(笑)。
Q:いま、はまっているものは?
ずっとラーメンが大好きで、お仕事で行った先でも終わったらまずその土地のラーメンを調べます(笑)。ただ、いまはこの作品の撮影があるので、あまり食べすぎたらダメだなと思っていて。お昼にラーメンを食べたら夜はサラダにしようとか、バランスを取りながら楽しんでます。
Q:好きな映画やドラマはありますか?
洋画と邦画、1本ずつ挙げていいですか? 洋画だと、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』です。特に1作目。ズドーンって稲妻が走ったみたいな衝撃的な面白さがありました。40年近く前の作品だというのも、びっくりしてすごく印象に残っています。邦画は石井裕也監督の『生きちゃった』で、もう何十回も観ています。昨年(2023年)3月に大学を卒業しましたが、卒論で石井監督の作品論を書いたくらい、監督の作品が大好きです。いつかご一緒させていただけるように頑張ります。
Q:美容や健康のために心掛けていることはありますか?
以前、肌が荒れてしまったときに、「1日に水を2リットル飲むと治るよ」と聞いて1週間試してみたんです。そうしたら、本当にニキビがぜんぶ無くなって! なので、それから最低1日1リットルは飲むようにしています。特にどんな水というこだわりはないんですけど、軟水が好きです。
Q:俳優になりたいと思ったきっかけは?
わたしはもともと、雑誌「nicola(ニコラ)」が大好きだったんです。もう毎日、友だちと遊ぶときも持って行って、ボロボロになるまで読むくらいの愛読書でした。「その本のモデルになる!」というところからスタートしたので、この世界に入った当初は「あ、事務所に所属するんだ」「え、お芝居のレッスンを受けるの?」という感じでした。正直、最初のころはレッスンを仮病で休んだことがあったくらい(笑)、楽しさがわからなかったんですけど、2~3年経ったころかな、「あ、楽しい!」と思えたときがあって。演じる役とつながれたというか、自分なりに気づけたんです。そこから本気でやりたいという意思をマネージャーさんに伝えて、いまこうして、やらせていただいています。
Q:今後はどんな活動をしていきたいですか?
わたしはずっと学校が大好きで、お仕事もできるだけ学校優先で活動させていただいていました。これまで、生徒役はたくさんやらせていただいたので、先生役に挑戦してみたいなと思っています。
(取材・文:早川あゆみ 写真: 高野広美)
【TV INFO インフォメーション】
「爆上戦隊ブンブンジャー」
「クルマ」をモチーフに、タイヤやスピードメーターをイメージしたレーシングスーツに身を包んだヒーローが、困難を知恵と技術で乗り越えていくスーパー戦隊シリーズ第48作。開発・改造の天才であり、車をこよなく愛す範道大也が、宇宙から飛来したクルマ型宇宙人の「ブンドリオ・ブンデラス」(愛称:ブンブン)と出会い、情報集めのプロフェッショナル鳴田射士郎、運転のプロフェッショナル志布戸未来と共にブンブンジャーを結成。さらに阿久瀬錠、振騎玄蕃が加わって5人となったブンブンジャーが、地球を襲う大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」と戦いを繰り広げる。
「爆上戦隊ブンブンジャー」はテレビ朝日系で毎週日曜午前9:30~放送中
公式サイト
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