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全米NO.1大ヒット!『バッドボーイズ RIDE OR DIE』は二人の史上最も強い“絆”が描かれる最高のバディムービー!

死ぬまで悪ガキ!型破りな刑事コンビの魅力とは?

 マイアミ市警の型破りな刑事コンビの活躍を描いた、大人気アクションシリーズ『バッドボーイズ』の最新作バッドボーイズ RIDE OR DIEが劇場公開される。『リーサル・ウェポン』『ラッシュアワー』『あぶない刑事』など刑事コンビの活躍を描いたバディムービーは人気作品も多いが、その中でも『バッドボーイズ』シリーズは1作目公開から29年目にして4作目が製作されるなど別格だ。主要キャストを変えずにシリーズがここまで続いている理由は、どこにあるのだろうか?(文:相馬学)

容疑者バッドボーイズ…最大の危機に過去最強の絆が試される

信頼できるのは二人だけ…容疑者となるバッドボーイズ

 マイアミ市警のお騒がせ刑事コンビ、マイク&マーカス、通称バッドボーイズ(=悪ガキ)。新作『バッドボーイズ RIDE OR DIE』での彼らは、重犯罪の容疑者になるというかなりヤバい状況に追い込まれる。悪ガキたちが持ち前の突破力をどう発揮するのか大いに気になるところ。

 物語はマイクが結婚式を挙げるという、ある意味衝撃的なエピソードで幕を開ける。そりゃあそうだ。マイクは筋金入りのプレイボーイだったのだから、驚きでしかない。さらに彼の挙式の最中、マーカスは心臓発作に倒れ、臨死体験をするのだから、これまた衝撃的な展開。このとき、あの世と現世の境界をさまよったマーカスはハワードの霊に遭遇する。ハワードは迫りくる暗雲を予見し、マーカスをこの世へと押し返す。霊界で天命を受けたマーカスは自分がまだ死なないことを知り、自信満々にマイクに“これから大変なことが起こるが、任せろ。俺が守る”と宣言。もともとスピリチュアル指向だったマーカスだが、これにはマイクもポカーンとするしかない。冒頭からなんとも奇想天外な流れだが、これはこれでマイク&マーカスらしいユーモアじゃないか!

立場逆転!バッドボーイズ、最大のピンチにどう立ち向かう?

 思い返せばいままで、マイクの暴走が家庭人のマーカスを引っ張る展開だったが、そういう意味では、今回は立場が逆転する。マイクは結婚したことで家庭人となり、守るべきものができた。一方、マーカスは悟りらしきものを得て暴走するようになる。マイクとマーカスのパワーバランスの激変は言うまでもなく本作のチャームだ。そんな彼らに迫る暗雲……それは亡き上司ハワードが麻薬組織との癒着という汚職疑惑により、名誉をはく奪されようとしていること。彼にドヤされてきたマイク&マーカスだが、度々守ってくれたこともあり、そんな恩義は忘れない。バッドボーイズにはバッドボーイズの仁義がある。彼らは恩人の濡れ衣を晴らすために動き出す。

 注目したいのは、新たなバッドボーイが加わること。それは前作で逮捕された重罪人にして、マイクの実の息子アルマンド。南米の犯罪組織に身を置いていた彼は、今回の武装組織についても知っており、そのために獄中で命を狙われる。マイクはそんな息子の命を守ろうと、より警戒厳重な刑務所に移送しようとするが、これによりバッドボーイズは、犯罪組織だけでなく警察からも追われる身となってしまう。容疑者となった二人は、やがてさらなる災難に見舞われる……。この後のストーリーに関しては、ぜひその目で確認してほしい。

 ウィル・スミスマーティン・ローレンス演じるはみ出し刑事コンビ、マイクとマーカスのふたりの絆も、試練を経てより強固になる。アディル・エル・アルビビラル・ファラーの監督コンビも前作に続いて登板。加えて、前作で命を絶たれたマイク&マーカスの上司ハワードも精霊のような存在として再登場し、これを演じるジョー・パントリアーノも皆勤賞というオマケ付きだ。

過去最大の銃弾戦、カーチェイスに加え、スカイアクションまで!まさかのド派手“ビンタ”も!

ウィル・スミス、復帰作で相方からビンタ!?

 そして『バッドボーイズ』といえば、何といってもド派手なアクションだ。冒頭の暴走カーアクションを皮切りに、シリーズ初となる輸送機上のスカイバトル、銃弾が飛び交い火薬の匂いが立ち込める過去最大級の銃撃戦などなど壮絶な展開。廃墟と化したワニ園で激烈なバトルが展開するクライマックスではドローン撮影とCGを駆使し、マイク&マーカス目線になったり、銃弾視点と化したりの全方位・縦横無尽の映像がジェットコースターのように繰り広げられる、斬新なアクションが刻まれる。全長4メートルのアリゲーターの“好助演”も見逃せない。

 ついでに本作の外枠についても触れておきたい。前作から4年の間、パンデミックに加えてアカデミー賞授賞式でのウィル・スミスによるビンタ事件があった。本作はそれ以来となるスミスの主演カムバック作品でもあるが、これに呼応してスタッフ・キャストが一丸となって盛り立てようとする気概が感じられる。スミスふんするマイクは劇中、パニック障がいにより茫然自失とするシーンがあるが、そのときマーカスは“バッドボーイズ! バッドボーイズ!”と訴えながら、彼にビンタを連打する。この場面、ビンタ事件を知る者であれば思わず笑ってしまうと同時に、アツいものを覚えずにいられない。“バットボーイズ・フォー・ライフ”、すなわち“死ぬまで悪ガキ”。もちろん暴力は肯定されるべきではないが、そんな外枠がマイクとマーカスの関係の強化にリンクしているのが面白い。シリーズ中もっともアツいバッドボーイズの絆に注目だ!

とにかくスゴい『バッドボーイズ』シリーズ

主張も個性も強すぎ!型破りなマイク&マーカス

 マイクとマーカスのコンビは長年にわたり愛されてきたが、ここで改めて、簡単に『バッドボーイズ』シリーズを振り返っておこう。記念すべき1作目『バッドボーイズ』は1995年に製作・公開された。マイアミ市警の刑事コンビ、マイクとマーカスはバッドボーイズの異名どおり、荒っぽい捜査により上司ハワードをカリカリさせている。二人とも主張も個性も強いので衝突することも少なくないが、一方ではお調子者のグルーヴが一致することもある。コミカルなコンビネーションが怒濤のアクションと融合したことでケミストリーが起こり、観客を大いに喜ばせることになったのだ。

 マイク役のウィル・スミスはそれまでラッパー、タレントとして全米の人気者ではあったが、映画スターとしての快進撃はここから始まり、『インデペンデンス・デイ』『メン・イン・ブラック』と大作に次々と出演してスターの仲間入り。コメディアンとして米国のテレビで人気を博していたマーカス役のマーティン・ローレンスも同様で、本作の大ヒットの後、主演コメディー映画が次々と作られる。また、CMの世界から映画監督に転身し、これがデビュー作となったマイケル・ベイも、本作をステップにしてヒットメーカーとしてのし上がり、『アルマゲドン』や『トランスフォーマー』シリーズなどを放ったのはご存知のとおり。『バッドボーイズ』は後のハリウッドの重要人物が飛躍を遂げた作品でもあるのだ。

作品を重ねるごとにスケールアップ!

 2003年、スミスとローレンス、ベイ監督らが再結集して第2作『バッドボーイズ2バッド』が製作された。前作でマイク&マーカスが戦ったのはマイアミの麻薬組織だったが、同作の敵はマイアミに進出した南米の犯罪組織。必然的にバトルフィールドは広がりを見せ、クライマックスではキューバを舞台に移して、カーチェイスと銃撃戦が入り乱れた凄まじいアクションが展開する。そんなスケールアップは、2020年に製作された第3作『バッドボーイズ フォー・ライフ』にも受け継がれた。ベイ監督に代わり、前2作の熱烈なファンだったベルギーの俊英コンビ、アディル・エル・アルビとビラル・ファラーが演出を手がけ、マイクもその存在を知らなかった、実の息子アルマンドを最強のヴィランに据えるというドラマチックな設定でファンを熱狂させた。

 『バッドボーイズ』は他のフランチャイズと比べて次作までの間隔が長い。観客に忘れられないうちに、2~3年おきに新作を作るのはハリウッドにおけるシリーズものの定石だが、『バッドボーイズ』の場合は1作目と2作目の間が8年、3作目までが17年と恐ろしく長い。にもかかわらず、回を重ねるほど右肩上がりで世界興行収入を伸ばしているのだから、これは驚きというほかない。そして過去3作の世界累計興収は、じつに84億ドル以上! この事実をとっても『バッドボーイズ』シリーズが別格であることがよくわかる。そういう意味でも最新作『バッドボーイズ RIDE OR DIE』は注目すべき快作。見逃すべからず!

映画『バッドボーイズ RIDE OR DIE』6月21日(金)全国公開

公式サイトはコチラ>

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