超豪華!美しきセレブ妻たちの秘密の世界…叶姉妹も大絶賛!
提供:スターチャンネル
BS放送サービス「BS10 スターチャンネル」にて日本初放送される「フュード/確執 カポーティ vs スワンたち」は、天才作家トルーマン・カポーティと、彼が“スワンたち”と呼んだニューヨーク社交界のセレブ妻たちとの確執を赤裸々に描く。ドラマ「glee/グリー」のヒットメーカーであるライアン・マーフィが製作総指揮、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の名匠ガス・ヴァン・サントが監督という一流の製作陣が名を連ねるだけあり、インパクトのある美しい映像は視覚を刺激し、自尊心や嫉妬心を深掘りしていく鋭い観察眼と乾いたユーモアで、人間関係や友情の本質をあぶり出し深みのある人間ドラマを展開する。世界中のセレブリティと交流を持ち、スワンたちと同じように圧倒的にファビュラスな叶姉妹が、本作が放つスキャンダラスな魅力について語った。(文:森田真帆)
意地悪過ぎるセレブ妻たちの世界
本作の衣装デザインは、25年にわたりマーフィの独特な世界観を表現してきたルー・アイリック。テレビ局の会長や銀行家、貴族など“富と権力のある夫”を持つ“主婦”であり、ニューヨーク社交界のトップに君臨するスワンたちは、当時のファッションアイコンそのものであり、トレンドを作っていく元祖インフルエンサーだった。叶美香さんは「姉は『ヴェルドゥーラのジュエリーは日本ではほぼ知られていないけれどあのブレスレットはステキね』とかスワンたちが着ているファッションやブランドについて詳しくて。もちろん今の時代も姉にしか着こなせないドレスがある位、詳しいだけではなくファッションや美の真髄を知っているのですよ」と世界中から集めたという絢爛豪華なヴィンテージ衣装に、叶恭子さんも共感したという。
スワンたち同様に日ごろからオートクチュールの一点モノを身に着けているという恭子さんは、「ドラマの中でもデザイナーと直接コネクションがあるスワンたちは、それが自分たちのために作られたもののごとく、所作までドレスをいかに美しく、そしてもちろん自分自身がいかに輝くように纏(まと)っていて流石でしたね。今ではハイブランドでも手頃な価格帯の商品が増えたりなどして変わってしまいましたので、当時の様子を懐かしく観ることができて楽しかったです」とスワンたちの日常に親近感がわいたと語った。
特に、帽子のコーディネートのバリエーションの豊かさにも感動したという恭子さんは、「それぞれのかぶり方によって、パーソナリティーの違いを表現していましたね」と衣装からキャラクターの個性を読み取る楽しさもあると感嘆したという。ドレス、帽子、宝石、手袋、靴、コート、サングラスなど、1960~70年代のファッションアイコンだったスワンたちのエレガントで個性的な着こなしは、誰もが心を惹かれる要素の一つだ。また、伝説の舞踏会として今も語り継がれている「黒と白の舞踏会」が本作では完全再現されているが、セレブ御用達のデザイナー、ザック・ポーゼンがスワンたちの衣装を担当している。
妻たち VS カポーティの泥沼バトル
スワンたちは親友のカポーティと高級フレンチレストラン「ラ・コート・バスク」に集い心を許して、自分たちの本音や秘密を明かしていた。しかし、カポーティは新作小説の中で彼女たちの秘密を暴露。スワンたちはその大きな裏切りに激怒する。さらにスワン同士のマウントバトルも熾烈極まりなく、パーティーの出席者一つとっても、「あの人はいいけど、あの人は呼ばない」と大騒ぎになるスワンたちの嫉妬だらけの関係性について、叶姉妹はどのように感じたのか。
スワンたちは毎日のようにランチをしながら、社交界のゴシップや悪口に花を咲かせていたが、恭子さんは「わたくしたちは友人を持ちませんので、あんなふうに楽しくも美味しくもないランチをするということはないのです。本音でお話しができない方との薄っぺらい会話など不毛なだけですから」とバッサリ。美香さんも「姉の著書にもある言葉なのですが、人と人は分かり合えないことを大前提とし、不自然なまでにわかり会おうとせずにお付き合いをすると、むしろためになり新しい可能性にも繋がる」と叶姉妹のポリシーについて語った。
作中ではスワンたちの奔放な恋愛も描かれるが、ナオミ・ワッツ演じるベイブは夫の浮気に悩まされている。そのことについて恭子さんは「スワンたちが生きる上流社会は、現代よりずっと人種差別や階級などで人付き合いの範囲があたり前に狭いから、お相手のこともよくわかってしまうのでしょう。自分のうわべだけの親友と浮気をされても、夫から献上された(お詫びの)宝石でとりあえずはしれっと、『ああ、このヴェルドゥーラはあちらの誰それと浮気した時ね』というふうに話せるのであれば、とっても爽やかでそれこそが特権階級ならではのシステム的ないい関係だとわたくしは思うのです」と持論を展開した。
美香さんは「姉はカポーティと似ているところがあるのです」と笑う。「姉は特殊な天才だと私は思っております。性格もですが、お話が上手で世界のセレブリティのメンターを務めている方々でさえも、姉に相談事をするくらいですから、まさにカポーティなのですよね」と社交界の人気者で自由に生きた天才作家カポーティと恭子さんの共通点を分析した。
美の競演!セレブ妻にふんした豪華女優陣
伝説のスワンたちを演じたのは、ナオミ・ワッツ、ダイアン・レイン、デミ・ムーア、クロエ・セヴィニー、キャリスタ・フロックハート、モリー・リングウォルドら全員が主役級の女優たち。1980~90年代から第一線で活躍し、多くの名作や話題作で女優としての地位を築き上げてきた面々が、本作で一堂に会したことに、恭子さんは「このキャスティングでなければ、この作品は成立しなかった。ここまで豪華な女優たちを集めていることにまずびっくりしました。女優として、また一人の女性としての自信がにじみ出ているからこそ、彼女たちが演じるスワンたちは大胆でカッコいいのでしょう」と賛辞を贈った。
スワンたちは劇中で自らの老いに直面するシーンがあるが「年齢は単なる記号です。 わたくし達にとってとても大切なことは、今この瞬間がいかに幸せと感じるかという人生です」と話す恭子さんは本当に美しく、まるで現代を生きるスワンそのものだ。ずっと変わらぬ その美しさの秘訣は何なのか尋ねると「みなさん表面上のことを良くおっしゃっていただきますが、わたくしが自分ファーストである事、それは責任と覚悟を持って自由に生きることができるということです。自分自身を慈しむ事が出来なければ、自分自身ではいられないと思います」と自らの自由な心で生きることの大切さを語った。
「姉の壮大な宇宙レベルの考えや美しい所作とピュアな心を本当に尊敬しています」と話す美香さんと、人生のプライオリティーについて「一番は美香さん、二番はお金。本当に女神のように優しく、そして何より優れた才能で、いつもわたくしの心を安心させてくれている美香さんがいなかったら、わたくしはどれほどお金があっても生きていけませんから」と話す恭子さん。スワンたちの関係性とは異なり、叶姉妹の絆は確かでゆるぎないものだと感じられた。
誰よりも愛したスワンたちを裏切り孤独にさいなまれるカポーティ。虚飾に満ちた日々の中で愛を模索するスワンたち。一流の俳優たちによる真に迫った見ごたえのある復讐劇は、それぞれが自分にとって“本当に大切なものは何か”を考えさせられ、人間の本質を垣間見ることができる作品だ。
【放送】 BS10 スターチャンネル
《字幕版》 7月15日(祝・月)より毎週月曜23:00 1話ずつ放送
※7月13日(土) 13:15 第1話先行無料放送!
【配信】 スターチャンネルEX
《いちど限りの見逃し配信、決定!》7月14日(日)午前0時 第1話配信スタート
※7月14日(日)~8月12日(祝・月) 期間限定 第1話無料配信
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