瀕死の重傷を負ったジェレミー・レナー復帰作も！Paramount+ って？
提供：Paramount+
近年、あまたとある配信サービスはそれぞれに個性を出しつつあるが、その中で、伝統ある映画スタジオならではのブランド力と、それによって実現する世界的人気スター主演、本格的なドラマの数々という強味を打ち出しているのがParamount+ （パラマウントプラス）だ。『アベンジャーズ』シリーズのホークアイことジェレミー・レナーが、大怪我の後、真っ先にSNSで復帰を報告したのも、Paramount+ のドラマ！ 映画ファンなら気にならずにはいられない、Paramount+ でしか見られない、この夏、注目のラインナップを紹介する。
ジェレミー・レナー復帰作！ 「メイヤー・オブ・キングスタウン」 （シーズン1～3配信中・各10話）
ジェレミー主演の人気シリーズ。本年元旦、自宅近くで除雪作業中に事故に遭い、2度の手術を受ける重傷を負った彼は、事故の2週間後には、本作の公式アカウントに、シーズン2初回を自宅で家族と見て興奮したと投稿。負傷からの復帰後、最初に撮影したのもこのドラマのシーズン3だった。
ドラマの舞台は、7つの刑務所があり、刑務所ビジネスで成り立っているミシガン州の街キングスタウン。ジェレミーが演じるのは、町の権力者一家に生まれ、水面下で、警察と複数のギャング集団、囚人、看守、市民たちの間の利害と要望を調整し、裏社会とのパワーバランスを保ち、表の社会では事実上の"市長"の役目を果たす男、マイク・マクラスキー。単純な正義や善悪のために行動するのではなく、街の平穏のためなら自分の手を汚すことも辞さない男の姿が、ジェレミーによく似合う。この人物を魅力的に体現する彼の演技は、本作の見どころの一つと言えるだろう。
クリエイターには、ジェレミーと『ウインド・リバー』（2017）でタッグを組んだテイラー・シェリダンと、本作で主人公の相棒の警部補を演じるヒュー・ディロン。リアルな社会サスペンスの名手であるシェリダンが紡ぎ出す先の読めないストーリーが、ドラマファンを唸らせてくれる。ベテラン女優ダイアン・ウィーストや、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011～2019）のエイダン・ギレンなど、群像劇ならではの多彩な実力派キャストが揃うのも、本作の魅力だ。
主演俳優＆監督が揃ってカミングアウト！禁断のロマンス「フェロー・トラベラーズ」（全8話）
「ホワイトカラー」（2009～2014）のマット・ボマーと、「ブリジャートン家」（2020～）の長男アンソニー役のジョナサン・ベイリー。アメリカとイギリスが誇るイケメン俳優2人が恋人を演じるというだけでも注目の本作。しかも、2人が出会うのは、1950年代の共産主義だけでなく同性愛も弾圧されていたマッカーシズム全盛期。ボマー演じるカリスマ的な国務省職員と、ベイリー演じる新人議会職員が出会い、諜報活動と権力闘争の中で、決して明かされてはならない禁断の恋に落ちるという、ポリティカル・ロマンス・サスペンス。さらに、1950年代から1990年代までの40年間に渡る愛の物語を描く大河ドラマにもなっている。男性たちがみなスーツを着用する世界が舞台なので、スーツ姿がビシっと決まる男優2人の身のこなしの美しさも見どころ。ジョナサンのメガネ男子ぶりもポイントだ。
クリエイターは、トム・ハンクス主演の『フィラデルフィア』（1993）、ハリー・スタイルズ主演の『僕の巡査』（2022）でも同性愛を描き、自身も同性愛者を公表しているロン・ナイスワーナー。主演2人もカミングアウトしており、同性愛の描写は真摯な視点から描かれている。ちなみに、ジョナサンは今後、人気ミュージカル舞台を映画化する『ウィキッド ふたりの魔女』『ジュラシック・ワールド』最新作と大作映画への出演が続く注目株。主演ドラマでどっぷり彼の魅力にハマってみては？
人気ゲームの実写版映画『ソニック』シリーズ最新作！「ナックルズ」（全6話）
人気ゲームのキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグが主人公の実写映画シリーズ第2作『ソニック・ザ・ムービー／ソニック VS ナックルズ』に登場したナックルズが主人公の最新ドラマシリーズ。映画に直結するドラマになっており、ストーリーも映画のすぐ後、ナックルズがソニックの家に同居することになったところからスタート。ソニックとは性格が反対で頑固者、ストイックな戦士のナックルズが、トムの友人のちょっとヌケているが気のいいウェイドを弟子にして、武者修行の旅に出るも、天才科学者の手下たちが、ナックルズのパワーを奪おうと追ってきて……と大騒動が繰り広げられていく。
登場キャラクターも映画と共通で、ソニックはもちろん、ソニックの仲間・子ギツネのテイルス、ソニックの親友トムの恋人マディ、トムの友人ウェイドも、映画と同じ俳優たちが担当。ナックルズの声も映画版と同じく人気俳優イドリス・エルバが務めており、日本語吹替版でも木村昴（ナックルズ役）、中川大志（ソニック役）、広橋涼（テイルス役）らが続投している。監督も映画前2作、そして第3弾も手掛けるジェフ・フォウラーとあって、ギャグのノリも、VFX映像の派手さも、映画版と同じ！ まさに映画クオリティーで楽しめるParamount+ ならではのドラマと言えそう。
ユアン・マクレガーが過酷で優雅な生活を送る軟禁された貴族に！夫婦共演も話題の「モスクワの伯爵」（全8話）
人気ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」（2022）のオビ=ワン役も記憶に新しいユアン・マクレガーが、1920年代を舞台に、高級ホテルに軟禁されたロシアの貴族を演じる注目のドラマ。原作は、日本でも翻訳刊行されているエイモア・トールズの小説「モスクワの伯爵」。ボリジェヴィキ革命後の1922年のモスクワ。ロストフ伯爵は、革命政府により高級ホテルでの無期限の軟禁刑を下され、ホテルを一歩出れば死刑が待っている状況となる。これまでスイートに泊まっていた彼は、ホテルの屋根裏部屋で暮らすことになるが、伯爵はこれまで通りの紳士らしさ失わずに生きることを決意。ホテルの中で、宿泊客や従業員たちとの交流を深めながら、友情や家族、愛の価値を見出していく。
クリエイターは、1870年代のイギリスのサッカーチームを描いたドラマ「ザ・イングリッシュ・ゲーム」（2020）や9~10世紀英国のアングロサクソン人とデーン人の戦いを描く「ラスト・キングダム」(2015～2022）など、歴史ドラマで知られる脚本家ベン・ヴァンストーン。伯爵が恋する人気女優アンナ・ウルバノワ役で、マクレガーの実生活の妻である『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』（2020）のメアリー・エリザベス・ウィンステッドが共演するのにも注目だ。
ほかにも！「スター・トレック」シリーズなど話題作がいっぱい
Paramount＋には、他にもここでしか見られないドラマが満載。出所したばかりのマフィアがボスの命令で、のどかな農業の町オクラホマ州タルサで新たな犯罪帝国を築いていくさまをコミカルに描いた、シルヴェスター・スタローン初のドラマ主演作「タルサ・キング」（シーズン1・全9話）や、カーク艦長の前、クリストファー・パイク艦長が指揮するエンタープライズ号の冒険を描くSFアクション「スター・トレック：ストレンジ・ニュー・ワールド」（シーズン1＆2・各10話）、「NCIS ～ネイビー犯罪捜査班」シリーズで初めて、アメリカ国外を舞台に描く「NCIS：シドニー」（シーズン1・全8話）などが配信中。
さらに、人気アニメシリーズの2023年制作新エピソード「サウスパーク：迷い込んだパンダーバース」や、スタローン一家の日常を映し出すリアリティショー「スタローン・ファミリー」（シーズン1・全8話＆シーズン2・全10話）などジャンルも多彩。これからますます充実していくであろうラインナップから目が離せなさそうだ。（文・平沢薫）
各ドラマはParamount+で独占配信中
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