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仮面ライダー史上最もギャルな新ヒロインの素顔:宮部のぞみ

シネマトゥデイ特撮部

宮部のぞみ「仮面ライダーガヴ」(放送中)

特撮作品で活躍する魅力あふれる女性キャストをご紹介する「シネマトゥデイ特撮部」。今回は令和仮面ライダーシリーズ第6弾「仮面ライダーガヴ」のヒロイン・甘根幸果(あまね・さちか)を演じる宮部のぞみ(みやべ・のぞみ)さんを徹底解剖しました。

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【PROFILE プロフィール】

profile

生年月日:2003年5月22日
出身地:愛知県
身長:167cm
血液型:AB型
趣味・特技:ウクレレ、トランペット、ピアノ
芸歴:2018年開催の「2019ミスティーン・ジャパン」でグランプリを獲得。ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」「君に届け」「となりのナースエイド」などに出演し、2022年に『20歳のソウル』で映画初出演を果たす。

【INTERVIEW 作品について】

宮部のぞみ

Q:「仮面ライダー」シリーズの印象は?

8歳下に弟がいて、その影響で「仮面ライダードライブ」「仮面ライダーゴースト」を観ていました。その頃、自分は小学校高学年か中学生くらい。仮面ライダーは格好よくて、男の子は夢中になるだろうなって思いました。なかでも「仮面ライダードライブ」のヒロインを演じられていた内田理央さんの印象が強かったです。仮面ライダーだけでなく、ヒロインまで格好いい。強いヒロインに惹かれました。このお仕事をするようになり、過去にも仮面ライダーやスーパー戦隊のオーディションを受けて、「ヒロインになりたい!」とあちこちの神社で絵馬を書いていました。それだけに今回、出演が決まったときはとても嬉しかったです。

Q:「仮面ライダーガヴ」のモチーフがお菓子と聞いたときはどう思われましたか?

お菓子で仮面ライダーになるってどういうこと!? と、ちょっと想像がつきませんでした。カワイイ感じかも? と思いながら台本を読ませていただくと、カッコよくて! それでいてかわいらしく、多くの人にとって親しみやすいキャラクターになるだろうと思いました。

Q:甘根幸果は“ギャル社長”という設定ですね?

オーディションでは、最初「しっかりしたお姉さんのようなキャラクター」と言われて、それを意識して演じました。その後、監督から「大阪のおばちゃんのように演じてみて」というお話があったので、新ヒロインは大阪のおばちゃんみたいなキャラ!? と驚いて……。それでオーディションに合格して台本を読むと、大阪のおばちゃんじゃない! ギャルなんだ! と(笑)。そこから一生懸命、ギャル雑誌やYouTube、TikTokでギャルについて勉強しました。

宮部のぞみ

Q:幸果の性格について教えてください。

今までのヒロインのイメージがあったので、こんなに派手な、キャラの濃いヒロインもいるんだなと(笑)。衣装や髪型が毎回変わりますし、それでいてしゃべり方も明るく、グイグイ人に絡んでいく、とにかくポジティブな女の子です。あえて空気を読まないというのか、どんなに暗い状況でも落ち込んでいる人がいても、大丈夫だよ! と言ってあげられる。とても明るくて、ステキですよね。そんなところがギャルマインドのひとつかなと。自分の幸せより他人の幸せを優先して考えるぐらい優しい女の子で、見習いたいです。

Q:ギャルの研究のために、どんな映画を観ましたか?

Dear Friends ディアフレンズ』を観ました。幸果のように優しいギャルというよりかは、どちらかというと不良に近いキャラクターです。私自身はもともと、言葉遣いがどちらかというと柔らかい方なので、それを崩すときに参考にさせていただきました。

Q:幸果の衣装を着た感想は?

私自身は黒髪で清楚な装い、ほとんどナチュラルなメイクが好きなのですが、「仮面ライダーガヴ」に出演させていただくことが決まり、急に髪をブリーチしました。派手目な服装が多くなり、これは一種の“変身”なんじゃないかな? と思いました(笑)。

Q:幸果の話し方はどんな風に練習したのですか?

ふだんは丁寧な言葉を使うようにしているので、まずはそうした考えをなくすところから始めました。最初は監督に「もっともっと」と言われて続けたのですが、最近は実家の父にも「あれ、そんな話し方だったっけ?」と言われるようになりました(笑)。

宮部のぞみ

Q:主人公・ショウマを演じる知念英和さんの印象を教えてください。

撮影が始まる前から、二人でお芝居の練習をしました。その後も「ここはこうやってお芝居してみようよ」「ちょっとここの部分を、撮影が始まるまで練習してみない?」と声を掛けてくれたり、「幸果と似てるところがあるから」と動画を送ってくれたり。本当に頼れる座長です。でも、撮影が始まると「あれっ天然なの!?」と思わせるような、ちょっと抜けたところもあって(笑)。意外でしたが、しっかりした一面とのギャップで現場を和ませ、明るくしてくれるのでとても助かります。ビックリするような発言や行動をするんです。

Q:甘根幸果としての意気込みは?

幸果はひたすら明るい、元気な女の子に見えますが、実は悩みやコンプレックスも抱えています。そんな自分と戦う姿は、本当に強い女の子だなって。私自身が勇気をもらえるし、共感できるポイントがたくさんあると思うので、視聴者のみなさんにもその勇気を分けられたらと思っています。また幸果は、毎回髪型やファッションが派手で「こんな髪型もかわいい!」と私自身も参考になっているので、みなさんも幸果の真似をして、楽しんでいただけたら嬉しいです。

Q:視聴者にメッセージをお願いします。

「仮面ライダーガヴ」は格好いいだけでなく、ポップでかわいい、そんな楽しさがあります。これまで、仮面ライダーをあまり観てこなかった人にも入りやすい作品だと思いますので、ぜひ多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。1年間、よろしくお願い致します!

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【PRIVATE 素顔に迫る一問一答】

宮部のぞみ

Q:5歳からモデルに憧れていたそうですが、きっかけは覚えていますか?

記憶がないほど幼い頃から「モデルさんになりたい」と言い続けていたので、具体的なきっかけは思い出せません。ただ、写真を撮られることが大好きで、これを仕事に出来たらいいなと思っていました。「東京ガールズコレクション」に出演する蛯原友里さんに憧れていました。

Q:俳優業と並行して、大学にも通っているんですね?

大学生活は楽しいです。フラダンスサークルに所属しているのですが、これまで経験のなかった女の子が集まり、真剣に取り組んでいます。

Q:なぜフラダンスに興味を?

もともとハワイが好きで、それから女子大に憧れがありました。女の子だけの空間に身を置きたいと思い、そういった場を探した結果、見つけたのがフラダンスサークルでした。

Q:小・中学校では吹奏楽部に所属していたそうですね?

吹奏楽部で、ずっとトランペットを担当していました。目立ちたがり屋だったので、いちばん目立つと思って(笑)。演奏しながらパレードをするときに、楽器が軽そう! というのもトランペットを選んだ理由でした。実際に始めてみると、音が格好よく、メロディーがたくさんあるのも気に入って、ハマってしまい、6年間続けました。

宮部のぞみ

Q:映画初出演だった『二十歳のソウル』では、その経験が活きましたね。実話を基にした人間ドラマで、吹奏楽部に所属するトランペット担当という役柄でした。

トランペットは中学3年生で辞めてしまって、少し間が空いてしまったので、撮影のためにレッスンに通ったり、実際の吹奏楽部のみなさんに混ぜていただいて練習しました。やっぱり楽しくて、機会があればまた吹きたいです。

Q:憧れの俳優はいらっしゃいますか?

小松菜奈さんです。小松さんにしかない雰囲気やオーラがありますよね。私もそんな風に、宮部のぞみにしか出せないものを見つけられたらと思っています。

Q:好きな映画を1本挙げるなら?

小松菜奈さんが出演している『溺れるナイフ』が好きです。映像がキレイというか、儚いといいますか……。いまどきの言葉でいうと、エモい。それが小松さんの雰囲気に合っていて、とても心に残っています。私もそんな映画を見つけたいです。

宮部のぞみ

Q:仮面ライダーガヴの基本フォームはグミがモチーフです。グミはお好きですか?

グミも好きですが、いちばん好きなのは梅のお菓子です。カリカリ梅や干し梅が好きです。撮影の日は必ず、バッグにひとつ入れています。昆布のお菓子も好きで、お菓子は渋好みです(笑)。

Q:では、嫌いな食べものは?

パクチーは食べられません。大人の味だと思うのですが、私も21歳になったので、これから克服したいです!

Q:お芝居の面白さはどんなときに感じますか?

「仮面ライダーガヴ」では、宮部のぞみと百八十度異なる甘根幸果を演じることになり、ギャルってなんだろう? とたくさん研究し、つくりこんでいきました。インターネットで検索したり、映画を観たりして頭の中でどんどん膨らませていく。そうして違う自分になる、役をつくることの面白さに気づいたので、今後もそうした役に挑戦していきたいと思っています。

(取材・文:浅見祥子、写真:高野広美)

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【TV INFO インフォメーション】

宮部のぞみ

異世界からやってきた青年ショウマが、お菓子を食べることで生まれる小さなモンスター・ゴチゾウと共に仮面ライダーガヴへと変身し、幸せな人間をさらおうとする モンスター“グラニュート”と戦いを繰り広げる。監督は杉原輝昭柴崎貴行(崎はたつさきが正式表記)、諸田敏上堀内佳寿也ほか。脚本は「機界戦隊ゼンカイジャー」「わんだふるぷりきゅあ!」などの香村純子らが執筆する。

「仮面ライダーガヴ」テレビ朝日系にて毎週日曜午前9時~放送中

(c)2024 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

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