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ハマる人続出!Netflixで話題の胸きゅんラブコメ「となりのMr.パーフェクト」って?

となりのMr.パーフェクト

 8月17日からNetflixで配信がスタートした「となりのMr.パーフェクト」が絶好調だ。「地面師たち」をはじめ、強力な人気作も多い中、「今日のTV番組TOP10(日本)」では上位をキープしており、「週間グローバルTOP10」(テレビ・非英語部門、8月19~25日)では配信2週目にして2位にランクインするなど、大きな注目を集めている。視聴者の心を引きつけているのは何だろうか? 本作の見どころを紹介しよう。(文・前田かおり)※本文には一部内容に触れる部分があります。

「となりのMr.パーフェクト」とは?

 母親同士が親友なことから子供の頃から隣同士で育ち、互いの黒歴史を知り尽くした幼なじみの男女が、アラサーになって再会したことから恋が始まるロマンチックコメディー。ソン・イェジンと共演した「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」や、「D.P. -脱走兵追跡官-」シリーズのチョン・ヘインがラブコメディー初挑戦。ヒロインは日本のドラマをリメイクした「空から降る一億の星」や、ファンタジー時代劇「還魂」で知られるチョン・ソミン。そして、シン・ミナキム・ソンホの共演で大ヒットしたヒーリングラブコメディー「海街チャチャチャ」の監督&脚本家の再タッグ! このトリプル要素が韓ドラファンの期待値を上げる要因となり、配信前から話題の注目ラブコメだ。

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あらすじは?

となりのMr.パーフェクト

 成績優秀でアメリカの大学に留学、世界的な大企業に勤めるペ・ソンニュ(チョン・ソミン)はエリートとの結婚も決まり、母・ミスク(パク・ジヨン)にとって、どんなに自慢してもし足りないほどできた娘だった。だが、そんな思いに反して、ソンニュがこっそりと韓国に戻って来る。

 実家を前にしてなかなか帰れないソンニュは幼なじみのチェ・スンヒョ(チョン・ヘイン)と偶然再会。そのまま、ミスクとの壮絶な親子ゲンカに巻き込んでしまう。スンヒョはミスクの友だちであるヘスク(チャン・ヨンナム)の息子で子供の頃から隣近所で何をするにも一緒の仲。もっとも今は韓国建築界で注目される気鋭の建築家で事務所も抱える忙しいスンヒョだったが、その日以来、何かとソンニュに振り回されることになる……。

高校生役もイケてる!ラブコメ初挑戦のチョン・ヘイン

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 「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で姉の親友と恋に落ちる役どころで一躍ブレイクし、“国民の年下彼氏”と呼ばれるようにチョン・ヘイン。「ある春の夜に」「スノードロップ」のような純愛ラブストーリーで人気を獲得してきた。近年は社会派ドラマ「D.P. -脱走兵追跡官-」シリーズやSFスリラーの「コネクト」など多彩なジャンルに進出し、演技の幅を広げている。そして、本作でついにラブコメに初挑戦となる。

 演じるスンヒョはタイトルさながら、誰もが自慢したくなるような完璧な息子。外見も性格も良く、建築家としても将来有望で言うことなし。もっとも人生上り調子だが、事務所の経営のためには意に沿わない仕事もしなくてはならないなど、30代の責任ある男としての悩みもある。だが、突如帰国したソンニュは、子供の頃と変わらぬ調子で遠慮なく接し、スンヒョの心を惑わせる。

となりのMr.パーフェクト

 ドラマでは幼い日から甘酸っぱい思い出が詰まった高校時代などの過去と今を交錯して描きながら、スンヒョのソンニュへの恋心をクローズアップしていく。1988年生まれの現在36歳だが、前髪を下ろし、高校の制服を着た姿は、現役高校生と言っても何の違和感もないくらい! キラキラするような青春を演じる一方で、スーツを着て分別ある大人の男の顔も見せる。さまざまな表情でスンヒョの心の内を繊細に演じるチョン・ヘインは見ものだ。

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勝気で繊細なヒロインがハマリ役!チョン・ソミン

 ソンニュ役のチョン・ソミンは、デビューを飾った日韓合作ドラマ「赤と黒」で物語のキーパーソンを演じ、その後も韓国版「イタズラなKiss~Playful Kiss」のヒロインや「空から降る一億の星」、映画『ゴールデンスランバー』と日本作品のリメイク作に多く出演。近年はイ・ジェウクと共演したファンタジーロマンス時代劇「還魂」で世界的に注目された。

となりのMr.パーフェクト

 本作では勝気でガサツでちょっと自己中心的な性格ながらも、いつでも一生懸命な姿が憎めないソンニュがハマり役。第1話からスンヒョとの丁々発止のやり取りも痛快で、初共演ながらチョン・ヘインとのコンビネーションは絶妙だ。憎まれ口を叩き合っても、お互いを大切に思い合う様子に、「幼なじみっていいもんだな」としみじみと感じさせてくれるのだ。

ドラマを盛り上げるおなじみの名バイプレーヤーたちも

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 主人公を取り巻くキャストにも注目。ソンニュとスンヒョの幼なじみで、彼らの黒歴史を知るチョン・モウム役には「わずか1000ウォンの弁護士」のキム・ジウン。女性救急隊員ながら熱血漢でヒーロー好き。そんな彼女と出会う新聞記者カン・ダノ役には、「明日」「偶然かな。」のユン・ジオン。サブキャラながら、この2人のエピソードは楽しく微笑ましい。

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 そして、ソンニュらの両親たちを演じるのは、韓国ドラマ好きなら見覚えのあるキャストが勢ぞろい。気が強く毒舌家のソンニュの母ミスクを、「赤い袖先」のパク・ジヨン、人が良くトッポギの店を営んでいる父グンシクに「ヴィンチェンツォ」「財閥家の末息子~Reborn Rich~」のチョ・ハンチョル。一方、外交官でプライドの高いスンヒョの母ヘスクを「サイコだけど大丈夫」のチャン・ヨンナム、救急医学科の教授の父ギョンジョンに「無人島のディーバ」のイ・スンジュン。いずれも名バイプレーヤーの彼らが娘、息子を案じる親の心情や熟年夫婦のあり様などを演じて、ヒューマンドラマの側面も盛り上げる。

 第6話には、スンヒョの学生時代の元恋人役で「愛の不時着」のソ・ジヘが特別出演。美しき年上の彼女とあり、ソンニュの心をざわつかせた。物語はそろそろ中盤。幼なじみ同士のロマンスの行方はまだまだ波乱が巻き起こりそうだ。

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ラストで変わるタイトルに込めた意味にも注目!

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 本作は、エピソードごとについているタイトルが、毎回ラストに主人公たちの変化にともなって変わるのも面白い。たとえば、「カムバック」と題した第1話はソンニュの帰国でスンヒョはもちろん、ソンニュの両親など周囲も大騒動に巻き込まれる。そしてラストに「カンバックホーム」と変化し、ソンニュが帰ってきたことで、今までの平穏な日常がそうではなくなることを予感させる。

 「憎い」と題した第2話は、昨日まで自慢の娘だったソンニュが期待を裏切ったことへの母ミスクの怒り、失望を描きながらも、我が娘を思う母心を描き、ラストには「思い」と変わる。そして、第3話の「停止線」は高校時代、将来を水泳選手として有望視されていたスンヒョの水泳の夢が断たれ、同時にソンニュへの初恋も停止していたが、彼女の恋心がリスタートすることから「出発線」となるなど、シャレた遊び心を見せる。

 エンディングのタイトルの変化に、気になるロマンスの行方への想像も膨らむ。そんな楽しみ方も本作の魅力の1つかもしれない。

Netflixシリーズ「となりのMr.パーフェクト」は独占配信中

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