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『モアナと伝説の海2』日本版キャストの歌すごすぎた…!

モアナと伝説の海2

 ディズニー・アニメーション映画史上歴代ナンバーワンとなるオープニング興行収入を上げるなど、全世界で旋風を巻き起こしている映画モアナと伝説の海2。日本でも先週から公開が始まると、社会現象となった『アナと雪の女王』に迫るオープニング興収9億6,400万円を上げ、週末興行収入ランキングと動員数ランキングともに堂々の初登場1位を記録し、2024年の洋画作品で最高の出足を飾るという快挙を達成しました。前作『モアナと伝説の海』のオープニング興収7億1,640万円も大きく上回っており、最終興収70億円も射程圏内の記録的な大ヒットスタートとなっています。

 そんな特大ヒットの要因となっているのが、一度聴いたら耳から離れない、キャッチーで心震わす楽曲の数々です。そんな楽曲がカギを握る作品だけに、本作は日本語吹き替え版のクオリティーが圧倒的です! 日本版声優にはUSオーディションを経てその楽曲を120%表現することができる実力派たちが選ばれており、抜群の歌唱力を誇る彼らのハマりっぷりは驚異的! その歌声で観客へダイレクトに元気を届けてくれる、リピート必至の多彩な名曲の数々をご紹介します。(編集部・市川遥)

大人になったモアナの葛藤に心震える!「ビヨンド ~越えてゆこう~」

 前作から3年後を舞台にした『モアナと伝説の海2』では、《すべての海をつなぐ1000 年にひとりの“導く者”》に選ばれたモアナが、島の未来のために危険な航海へ繰り出す姿を描いています。19歳になったモアナの成長と進化を感じさせるのが、メイン楽曲である「ビヨンド ~越えてゆこう~」です。前作の「どこまでも ~How Far I'll Go~」はまだ見ぬ海の果てに憧れて“どこまでも行きたい!”というピュアなモアナの心情を歌った曲でしたが、「ビヨンド ~越えてゆこう~」は少し大人へと成長し待ち受ける危険も十分に理解するようになり、行くべきとわかっていても“愛する人たちともう二度と会えないかもしれない”と葛藤するモアナの苦悩があふれ出さんばかりの曲。だからこそ、大人たちの心は一層強く揺さぶられるのです。

 続編の楽曲を手掛けたのは、グラミー賞受賞の若きソングライターコンビであるアビゲイル・バーロウ(26)とエミリー・ベアー(23)。前作の楽曲を聴き込んでモアナならではの音楽のエッセンスをつかんだ上で、「わたしたちも世界で自分の居場所を見つけようとしている若い女性で、モアナと同じ葛藤を抱えていた」という自らの経験を注ぎ込み、不安と高揚感をないまぜにした胸打つ曲調で、最後は自ら道を切り開く強さを感じさせる新たな名曲を誕生させました。

 それを完璧に歌い上げたのが、モアナ役を続投した屋比久知奈です。故郷・沖縄の大学に通う新人女優だった屋比久は、前作のオーディションでモアナ役に大抜てき。以降も「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」など数々の大舞台を踏んでミュージカル女優として進化を続けており、難易度の増した「ビヨンド ~越えてゆこう~」も時に繊細に、時にパワフルに、抑揚を効かせてモアナの脆さと強さを見事に表現しています。映画館という最高の音響で響き渡る屋比久の歌声は鳥肌が立つほど感動的で、大航海を前に決意を固めたモアナ同様ボルテージは最高潮に!

迷ってもいい、道は一つじゃない!「迷え!」

 映画公開前から「史上最高のディズニー・ミュージカル楽曲になるのでは!?」とファンの間で話題を呼んでいたのが、モアナが旅の途中で出会う新キャラクター・マタンギが歌う「迷え!」です。人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神”に仕えているマタンギですが、どうやらそれは本意ではないらしく……。自分の進むべき道がわからなくなってしまったモアナの背中を“迷ってもいい、道は一つじゃない!”とドンと押すようなこの楽曲は、大胆にして妖艶! 反抗的で魅惑的なマタンギのキャラクターを象徴した遊び心あふれるメロディーと、迷うことすら肯定する歌詞に勇気付けられます。

 USオーディションを経てマタンギ役に選ばれたのは、今やミュージカル女優として確固たる地位を確立しているソニン。ソウルフルに、妖艶に、緩急自在の歌唱力が必要とされるこの楽曲は、その表現力に磨きをかけたソニンの独壇場といえるでしょう。ジェットコースターのようなめくるめくアニメーション表現も相まって観客を一気に夢中にさせるシーンとなっており、迷える人たちにこそマタンギのポジティブな教えはダイレクトに響くはずです。

マウイからのノリノリな応援歌「できるさ!チーフー!」

 モアナと、自在に姿を変える半神半人の英雄・マウイの名コンビぶりも魅力の本シリーズ。マウイには前作にもとびきりキャッチーなソロ曲「俺のおかげさ」がありましたが、本作にはそれを上回るノリの良さの楽曲「できるさ!チーフー!」が! 仲間のモニを命の危険にさらしたことでリーダー失格だと落ち込むモアナを励ますためにマウイが全力で披露してくれるラップ調の応援歌で、耳なじみがよく、失った自信が腹の底から沸々と復活してくるようなエネルギーに満ちています。独りよがりだったマウイの成長も感じさせ、モアナとの間にある特別な絆に思わず頬が緩んでしまうような魅力的な一曲です。

 前作に続いてマウイ役を務めたのは、歌舞伎俳優にしてミュージカルでも活躍している尾上松也です。「俺のおかげさ」の上手さも評判だった尾上は、ラップ調の「できるさ!チーフー!」も難なく物にしており超ノリノリ! 『モアナと伝説の海2』における新曲の数々の訳詞は元SOUL'd OUTのラッパー、Diggy-MO'が担当しており、語感の良いリリックにも注目です。

ディズニー王道のミュージカル曲!モアナの世界にいざなう「帰ってきた、本当のわたしに」

 そして本作の幕開けを飾るのが、南太平洋のきらめく波に、温かな潮風を感じさせる“モアナ感”満載の楽曲「帰ってきた、本当のわたしに」です。前作で航海民族としてのルーツを知り、本当の自分になることができたモアナと島の人々の喜びを歌ったこの曲には、観客を一気にモアナの世界にいざなうパワーがあります。モアナ役・屋比久の澄んだ歌声が気持ちよく、モアナの新たな仲間のモニ(小関裕太)、ロト(鈴木梨央)、ケレ(山路和弘)の紹介にもなっている心躍るアンサンブル曲です。

 このほかにも『モアナと伝説の海2』はキャッチーで心震わす楽曲でいっぱい! 南太平洋の海と島々は目に美しく、多彩なミュージカル楽曲は耳に楽しく、モアナとの壮大な航海の末には、心からハッピーな気持ちで映画館を後にできるはずで、思わずリピートしたくなること請け合いです。

映画『モアナと伝説の海2』は公開中 公式サイト 劇場情報

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