『室町無頼』キャスト・あらすじ【まとめ】
直木賞受賞作家・垣根涼介の同名小説を、映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』『あんのこと』などの入江悠監督が大泉洋主演により映画化。日本史上初めて武士階級として一揆をおこしたとされる蓮田兵衛と仲間たちの戦いを描く『室町無頼』(1月17日公開)のあらすじ、キャストを紹介します。
あらすじ
1461年、応仁の乱前夜の京(みやこ)。大飢饉と疫病がこの国を襲った。賀茂川ベリにはたった二か月で八万を超える死体が積まれ、人身売買、奴隷労働が横行する。しかし、時の権力者は無能で享楽の日々を過ごすばかり。貨幣経済が進み、富める者はより一層富み、かつてない格差社会となっていた。そんななか、各地を放浪する蓮田兵衛は、天涯孤独の若者・才蔵と出会う。兵衛に見出され、鍛えられた才蔵は“六尺棒”を武器に兵法者としての道を歩み始める。兵衛は才蔵のみならず、抜刀術の達人、槍使い、金棒の怪力男、洋弓の朝鮮娘ら、個性たっぷりのアウトローたちを束ね、巨大な権力に向け、京の市中を舞台に空前絶後の都市暴動を仕掛ける。そんな兵衛一行の行く手を、洛中警護役を担う骨皮道賢が阻む。
登場人物
蓮田兵衛(はすだ・ひょうえ/演:大泉洋)
大飢饉と疫病が蔓延する室町時代に己の腕と才覚で世を泳ぎ、密かに倒幕と世直しの野望を抱く無頼漢で剣の達人。流民の親子に情けをかけたり、村人たちに無償で盗賊からの自衛策を指南する懐の深さを持つ一方、通行料を搾取する関所の役人や悪党を躊躇なく切り捨てた上に金品を奪う悪どい一面も。
才蔵(さいぞう/演:長尾謙杜)
天涯孤独の身で、餓死寸前の極貧生活を送っていた。兵衛に出会い、唐崎の老人のもとで地獄の修行を経て超人的な棒術を身につける。汚れた川へと落ち、緑色のボロ服をぐっしょりと濡らした姿を揶揄され、「蛙」と呼ばれることとなる。
芳王子(ほおうじ/演:松本若菜)
高級遊女。かつては道賢、いまは兵衛の想い人で、二人の間を取り持つ。
法妙坊暁信(演:三宅弘城)
比叡山の僧兵・土倉の主。才蔵を追跡する。
牢人
赤間誠四郎(演:遠藤雄弥)
居合の達人。
七尾ノ源三(演:前野朋哉)
槍使い。
馬切衛門太郎(演:阿見201)
金棒の使い手である巨漢。
吉坂郷の民
伝助(演:水澤紳吾)
馬借。
蔵人(演:芹澤興人)
馬借。
小萩(演:川床明日香)
伝助の娘。
琵琶湖・今津浜
唐崎の老人(からさきのろうじん/演:柄本明)
棒術の老人。兵衛と才蔵の師匠。
小吉(演:般若)
刀鍛冶屋の主。
超熙(演:武田梨奈)
朝鮮職人の子。弓の名手。
悪党一味
骨川道賢(ほねかわ・どうけん/演:堤真一)
300人もの荒くれ者を抱え、幕府から京の治安維持と取り締まりを任される警護役の首領。兵衛とはかつて志を同じくしながら道を違えた間柄で、腐れ縁。
お千(演:吉本実憂)
隠密。
斬ノ助(演:岩永丞威)
小頭六人衆。
孫八(演:ドンペイ)
小頭六人衆。
彦次郎(演:稲荷卓央)
小頭六人衆。
室町幕府
伊勢貞親(演:矢島健一)
政所執事。道賢に洛中警護を命じる。
名和好臣(なわ・よしおみ/演:北村一輝)
足利義政に仕える有力大名。困窮している民を虐げ、贅沢三昧。
足利義政(演:中村蒼)
八代将軍。
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