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小林監督、レッド・カーペットに足がガクガク

第58回カンヌ国際映画祭

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上映後、リラックスムードで会見を行った(写真左から)大塚寧々、小林政広監督、占部房子
上映後、リラックスムードで会見を行った(写真左から)大塚寧々、小林政広監督、占部房子

 仏時間12日、コンペティション部門出品作、小林政広監督『バッシング』の正式上映がメイン会場のシアター・ルミエールで行われた。

小林監督は『海賊版=BOOTLEG FILM』(1998)が「ある視点」部門に出品されて以来、常にカンヌを目指して製作しており、4度目のカンヌで念願のレッド・カーペットを踏むことができた。小林監督は「会場についてすぐにTVの生放送が待ち受けていて、それで一気にテンションが上がってしまって。階段を登っている最中には足がガクガク震えました」と苦笑いした。

同作品は、イラク日本人人質事件の被害者となった高遠菜穂子さんにインスパイアーされた内容で、イラクで武装グループの人質となって解放された高井有子(占部房子)が帰国後に、様々なバッシングを受ける悲劇を描いた人間ドラマ。海外メディアの関心も高く、正式上映前に行われた記者会見でも「なぜ、日本人はこのような反応を示したのか?」など日本の社会や国民性についての質問も飛び出した。小林監督は「弱い者を叩くなんて、日本全体が病んでいるのでは? 自分への反省も込めて、そういう社会を描いてみたかった」と語った。

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