木村佳乃もびっくり! 客席に渡辺謙
第18回東京国際映画祭
22日、津川雅彦がマキノ雅彦と名を変えて初監督として挑んだコメディ『寝ずの番』が映画祭で上映され、主演の木村佳乃、中井貴一、マキノ雅彦監督が舞台あいさつを行った。
65歳にして初めて撮ったコメディ映画にマキノ監督は「精一杯観客に媚びて、媚びまくって撮った映画。おもしろくないはずがない」と自信満々。しかし、そんな監督を美しい着物姿で現れた木村佳乃は「みんながスタンバイ、オッケーになって監督のヨーイ、スタート! を待っているのに、たびたび言うのを忘れるんですよ」と観客の前で暴露。そんな木村に「いや、まいったな、俳優でいることのくせがついちゃってね」とユーモアなのか、本気なのか分からな言い訳をしていた。
客席には一般客のほかにもマキノ監督の初監督作品を一目見ようと、業界の人々も数多く、中でもマキノ監督がさりげなくハリウッド俳優でもある渡辺謙の来場を紹介し、回りの観客からは驚きの声がもれていた。