「黒社会から出資を受けた」台湾の若手監督が衝撃の告白
第18回東京国際映画祭
80年代台湾では、ギャングを描いた黒社会の映画“ブラックムービー”が大ヒットし、ブームになっていた。そのブームの裏側を今年32歳の若手監督がドキュメンタリーとしてつづった作品が『台湾黒電影』。東京国際映画祭で初披露となった。
当時ブームになっていたフィルムはほとんどが行方知れずで、監督は本作を製作するにあたり、地方の映写業者の持っているフィルムをひとつ、ひとつ探しまわったようだ。
驚いたのが本作自体の製作費が黒社会からの出資を受けているとサラリといい放ったホウ・チージャン監督。
「当時のフィルムと黒社会とのかかわりについて出資者に聞いたが彼自身がかかわりがあるため、あまり多くは語ってくれなかった」と表情ひとつ変えないで語る。
見た目はまるで大学生のような幼さが顔に残るホウ・チージャン監督だが、かなりの度胸を持ち合わせているらしい。
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