ミシェル・ゴンドリー、潜在意識をテーマにした作品を上映
第56回ベルリン国際映画祭
『エターナル・サンシャイン』でアカデミー脚本賞のほか、セザール賞や英アカデミー賞を獲得したミシェル・ゴンドリーが、ベルリン映画際で潜在意識をテーマにした『ザ・サイエンス・オブ・スリープ』を発表した。「僕は子供の頃から不安をかきたてられるような夢ばかり見ていた。どうせなら、その不安でお金を稼ごうと思ったんだ」とゴンドリー。自分と非常に似ているという主役ステファンを演じるガエル・ガルシア・ベルナルとは、1年間打ち合わせを重ねたという。「僕にとって重要なのは俳優と会い、お互いに落ち着くことのできる共通性を見出すこと」と語る。『ザ・サイエンス・オブ・スリープ』は上映後、気難しいと言われる映画祭の観客から暖かい拍手を受けた。