カンヌで日本のうどん600食が大評判!
第59回カンヌ国際映画祭
開催中のカンヌ国際映画祭で、フジテレビが自社製作作品のラインナップ発表会を行い、映画『UDON』のユースケ・サンタマリア、小西真奈美、本広克行監督、『シュガー&スパイス』の柳楽優弥、夏木マリ、アニメ『ブレイブ ストーリー』の声を務めた大泉洋、ウエンツ瑛士がカンヌ入りした。
約600人の招待客が詰め掛けたお目当ては、映画『UDON』にちなんで本場讃岐の職人が打つ讃岐うどんが食べられるという情報がカンヌ中に広まったため。このうどんを打っていたのが、本広監督の実弟で、映画の企画のために運送業からうどん職人に転職した本広秀行さん。香川県産の小麦粉25kgを持参してきたが、仏の水と合わず、最初は小麦粉が固まらないという苦労が。18日に現地入りして改良を重ねた結果、やっとこの日、本場の味を再現。カレーうどんと生醤油うどん300玉分は、あっという間に品切れとなってしまった。
丼を奪い合うようにしてうどんをすする海外の招待客を見て、ユースケと小西も「こんなにおいしそうに食べてくれて、思いのほか感動しました」と大満足。今月13日に撮影がクランクアップし、慌ただしくカンヌに来た成果を喜んでいた。
しかし今回のイベントはフジテレビが約1億円をかけて世界の映画関係者に“押し掛けPR”に来たもので、映画祭のイベントとは別。ユースケは、てっきり映画祭正式出品作品が上映されるメーン会場の赤絨毯を昇れることを期待していたようで「あれは誰でも昇れるワケじゃないんですね」と苦笑い。「それでもカンヌの街を楽しんでます。買ったのは毛抜きと石けんだけだけど」と語り、会場を盛り上げていた。