日本人10年ぶりのパルム・ドールを狙う『殯(もがり)の森』
第60回カンヌ国際映画祭
60回目を迎えるカンヌ国際映画祭が5月16日から27日(現地時間)まで開催される。審査委員長には、イギリス人監督として初めて審査委員長を務める『クィーン』のスティーヴン・フリアーズ監督、そのほか、マギー・チャン、サラ・ポーリー、トニー・コレットら女優陣が審査員に名を連ねている。
コンペ作品の注目は、日仏合作映画の河瀬直美監督作『殯(もがり)の森』がノミネート。そのほか、ウォン・カーウァイ、コーエン兄弟、ガス・ヴァン・サント、クエンティン・タランティーノ、アレクサンドル・ソクーロフら、カンヌ常連監督から新人監督までバラエティーに富んだ22作品がそろった。
『殯(もがり)の森』は、グループホームで介護スタッフと共同生活を送っている妻を亡くした男と、新しく介護福祉士としてやってきた女性が織りなす、人間の生と死を描いた作品。監督の故郷である奈良を舞台にしている。フランスとの合作ということからフランス映画のテイストが加わることも期待できる。
第60回カンヌ国際映画祭コンペティション作品22作品
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