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日本の星!河瀬監督にスタンディングオベーション鳴りやまず!パルムドール見えた?

第60回カンヌ国際映画祭

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鳴りやまぬスタンディングオベーションを受ける河瀬直美監督
鳴りやまぬスタンディングオベーションを受ける河瀬直美監督 - -カンヌ会場にて-

 第60回カンヌ国際映画祭コンペティション部門作品である、河瀬直美監督『殯(もがり)の森』(東京公開は6月23日、大阪公開は7月7日)の公式上映が、現地時間26日、メーン会場で行われ、約5分間のスタンディングオベーションに沸いた。

 同映画は、河瀬監督の故郷・奈良のグループホームを舞台に、認知症の老人・しげき(うだしげき)と、子どもを亡くした介護士(尾野真千子)の交流を通して、生と死を見つめる人間ドラマ。河瀬監督にとっては、長編初監督作『萌の朱雀』(96)で、第50回大会のカメラ・ドール賞(新人監督賞)を受賞している想い出の映画祭だけに喜びもひとしお。河瀬監督も「60回の歴史を刻むこの映画祭に足跡を残せたと、胸を張って言いたい。選ばれたことを誇りに思うし、この作品に自信を持ってます」。

 それだけに、鳴りやまぬ拍手に河瀬監督は、共演者たちと熱い抱擁を交わし、主演女優の尾野真千子は、感激のあまり大粒の涙をポロポロ流した。

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 しかし、そんな熱狂の渦の中、なんと居眠りしていた大物が一人。河瀬監督の長男・光き(3)くん(読み方は、みつき。きは漢字。示偏に斤と書く)だ。子どもには遅い22時30分からの上映だったため、上映中に熟睡してしまった様子。それを拍手で起こされて、迷惑そうな表情をした顔が大スクリーンに映しだされ、感動のはずのスタンディングオベーションがほのぼのした笑いに包まれた。

 コンペの受賞結果は27日(日本時間28日早朝)。なお同日、一足早く、各賞の発表が行われ、国際批評家連盟賞は、ルーマニアのクリスティアン・ムンジウ監督『4か月、3週間と2日』に。全キリスト協会賞は、ドイツのファティ・アキン監督『エッジ・オブ・ヘヴン』に贈られた。

第60回カンヌ国際映画祭コンペ作品
cinematoday.jp

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