ウディ・アレン、ヨハンソンとの“仲”について語る…新旧ミューズ対決?
第64回ヴェネチア国際映画祭
新作『カサンドラ・ドリーム』(原題)が招待上映されたウディ・アレンが現地時間2日、記者会見を行い、アレン作品のニュー・ミューズと言われているスカーレット・ヨハンソンとの“仲”について語った。アレンとヨハンソンは、映画『マッチ・ポイント』『タロットカード殺人事件』に続き、今夏、スペインのバルセロナで撮影を行った最新作『ウディ・アレン・スパニッシュ・プロジェクト』(原題)と3度タッグを組んでいる。
記者会見でアレンの旧ミューズ、ダイアン・キートンとヨハンソンの比較を尋ねられたアレンは「ヨハンソンはまだ若いのに、一緒に仕事をして楽しい、まれな女優だね。彼女は、『演技しろ』と言う必要もないくらい芝居が自然だし、未知の可能性を秘めている。ただ、キートンとはかなりの本数を一緒に作ったけど、いつも化学反応が起こった」と説明。
さらに「言っておくけど、ヨハンソンのことを“僕の作品のミューズだ”とは言ったことないよ」と付け加え、私生活でもコンビを組んでいたキートンを気遣った。
『カサンドラ・ドリーム』(原題)は兄弟役のユアン・マクレガーとコリン・ファレルに忍び寄る悲劇を描いたもの。北野武監督『監督・ばんざい!』と同じ、“ヴェネチア・マエストロ”(ヴェネチアの師匠たち)枠で上映された。