西島秀俊、司会者のむちゃなふりに思わず困惑!
第20回東京国際映画祭
21日、第20回東京国際映画祭にて「日本映画・ある視点」部門の『真木栗ノ穴』がTOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、主演の西島秀俊、粟田麗、木下あゆ美、深川栄洋監督による舞台あいさつが行われた。
1日のうちに何十本という映画が上映され、そのそれぞれで舞台あいさつやティーチインが行われる映画祭では、通常の舞台あいさつ以上にタイトなスケジュールが組まれ、独特の雰囲気が醸し出される。
そんな中、「ホラーだけど笑えるところもあるので思う存分笑ってください」という木下のあいさつを受けて、司会者から「ホラーだけど笑えるという見どころを“1か所だけ”あげてもらえますか?」と時間の都合上かなり制約された話をふられた西島は、「うーん、1か所だけですか? えーっ……(笑)」と思わず笑い出してしまうほどに困惑し、「湿気感のある映像を感じてもらえれば、映画の世界観により入れると思います」と必死に語った。
さらに、深川監督も、その独特の雰囲気に飲まれてしまったのか、あいさつを噛みまくってしまい「すみません、酔っぱらってる訳ではないんです……」と顔を真っ赤にして弁解して、会場の笑いを誘っていた。
『真木栗ノ穴』はしがない小説家・真木栗(まきぐり)が暮らす安アパートの壁に突如、穴が2つ現れて以来彼は必死に自分の死に際の小説を書き出していくという物語。深川監督の作品は2005年にも『狼少女』で「日本映画・ある視点」に選ばれている。
第20回東京国際映画祭は、六本木ヒルズと渋谷を中心に20日から28日まで開催される
オフィシャルサイトtiff-jp.net