『ランボー3』に出演したこともあるイスラエルの大俳優はナイスミドル!
第20回東京国際映画祭
25日、第20回東京国際映画祭にてコンペティション部門に出品された『迷子の警察音楽隊』の記者会見が渋谷Bunkamuraで行われ、主演のサッソン・ガーベイとエラン・コリリン監督が登壇した。
『ランボー3/怒りのアフガン』に出演したこともある、イスラエルの大御所俳優サッソン。出演にあたって、コリリン監督からあらすじと、サッソン演じる主人公のモノローグが書かれた2ページのメモを渡されたそうなのだが、「すぐに『この人知ってる!』と同化した気がしたんだ。主人公のことが大好きになって、声のトーンまで浮かんだし、撮影中はどう動くかパッと分かるんだよ」とそのときのことを振り返った。
さらに、「この作品は、わたしの人生、そして俳優人生の集大成だと、撮影中から感じていたんだ。この作品に出られて良かった。誘ってくれた監督に感謝しているよ」と満ち足りた表情で監督にほほえみみかけた。その言葉に、コリリン監督もうれしそうな表情を浮かべ、会見場は温かい雰囲気に。映画の中では無表情で無口な堅物の音楽隊の団長を演じているが、その素顔は笑顔がすてきなナイスミドルだった。
『迷子の警察音楽隊』は、イスラエルに招かれたエジプトの警察音楽隊が、目的地と1字違いの村に迷い込み、人種の壁を越えて村人と心を通わせる姿を描いたヒューマンドラマ。
東京国際映画祭オフィシャルサイト tiff-jp.net
『迷子の警察音楽隊』は12月中旬、シネカノン有楽町2丁目ほかにて全国公開
オフィシャルサイト maigo-band.jp