山田孝之、誕生日のサプライズ演出に「正直イラッ!」
第22回東京国際映画祭
20日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで、第22回東京国際映画祭に特別招待されている映画『大洗にも星はふるなり』が上映され、主演の山田孝之らが舞台あいさつを行った。
この日、早朝まで地方でのロケをこなし、3時間しか寝ていないという山田は、「今日はパッパラパーですみません」と寝ぼけまなこであいさつ。すると客席後方から「ハッピーバースデー」と野太い声が響かせながら、共演者のムロツヨシ、白石隼也、福田雄一監督がサプライズ乱入してきた。巨大なバースデーケーキも用意され、舞台あいさつは即席の誕生会と早変わり。
このサプライズに山田もさぞかし喜んでいる……と思ったら、なぜか表情は曇りがち。何と山田は、サプライズ演出が大嫌いだそうで、「今日は僕一人だと思っていたのに。(ムロの)声が聞こえてきたとき、正直イラッとした」と死んだような目で苦笑。それでも気を取り直して「うれしいです。感動しております、わたくし」と感謝を述べ、ろうそくが立っていないケーキの火を吹き消すしぐさを見せた。
舞台あいさつの途中には、映画のストーリーにちなんで、弁護士タレントの本村健太郎がさらなるサプライズ乱入。スピーカーの音割れも気にしない大声で叫び倒し、寝不足の山田を再びイラッとさせていた。
『大洗にも星はふるなり』は真冬の海の家を舞台に、勘違いナルシストの杉本(山田)ら個性豊かな男たちが、あこがれのマドンナ(戸田恵梨香)に対する愛情をアピールし合うという異色コメディー。
映画『大洗にも星はふるなり』は11月7日よりシネセゾン渋谷、シネリーブル池袋ほかにて全国公開