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アリス旋風が止まらない!『アリス・イン・ワンダーランド』が3週連続全米ナンバーワン! -3月22日版

全米ボックスオフィス考

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この勢いどこまで続くか!? (映画『アリス・イン・ワンダーランド』より)
この勢いどこまで続くか!? (映画『アリス・イン・ワンダーランド』より) - (C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

 ジョニー・デップ出演の映画『アリス・イン・ワンダーランド』が、週末デビューの新作3本を押しのけて3週連続全米ナンバーワンの王座を手にした。

映画『アリス・イン・ワンダーランド』写真ギャラリー

 週末に『アリス・イン・ワンダーランド』がたたき出した興行収入は3,419万ドル(約30億7,710万円)。封切り後17日間で約2億6,540万ドル(約238億8,600万円)の興行収入を上げており、3月20日にはティム・バートン監督の1989年の映画『バットマン』を超え、バートン監督作品の中で興行収入が一番多い作品となった。また『アリス・イン・ワンダーランド』は、過去3月の興行収入において歴代ナンバーワンだった2007年ジェラルド・バトラー主演の映画『300 <スリーハンドレッド>』を抜いて新チャンピオンにもなっている。(1ドル90円計算)

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 さて、大人の映画ファンにはあまりなじみがないものの、小・中学生の間では大人気のシリーズ本を映画化した映画『ダイアリー・オブ・ウィンピー・キッド』(原題)が、2,213万ドル(約19億9,170万円)の成績を収めて今週の第2位を飾った。3,077館・推定3,400スクリーンで封切られたこの作品は、アニメでもなくファンタジーでもない子ども用映画のカテゴリーでは最高の興行収入を上げた作品となっている。

 配給会社の20世紀フォックスは人気の原作本のファンである子どもの客足を引くために、本とその映画化作品を結びつけるための宣伝作品を行った。映画のポスターも、本の表紙になっている絵をそのまま使用するなど、子どものファンに自分の好きな本が映画化されたことがひと目でわかるようなPR作戦を展開。それが功を奏し、原作を愛読している若年層がそのまま映画館に足を運んでくれたようで週末同作品を観に来ていた58パーセントの観客は25歳以下だったという統計が発表されている。

 第3位は、ジェニファー・アニストンとジェラルド・バトラー初共演のラブコメ映画『バウンティー・ハンター』で2,069万ドル(約18億6,210万円)の売り上げ。ランキングで必ずそこそこはいくラブコメだが、人気俳優のジェニファーとジェラルドを迎えたこの作品も例外に漏れず手堅くトップ3に滑り込んだ。

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 第4位は、ジュード・ロウが血みどろの大活躍をするアクション映画『レポ・メン』(原題)で613万ドル(約5億5,170万円)。2,700ものスクリーンで上映されているにもかかわらず少々残念な結果となっており、過去の同種ジャンル作品であるクライヴ・オーウェン主演の映画『トゥモロー・ワールド』の1,020万ドル(約9億1,800万円)、ユアン・マクレガー主演の映画『アイランド』の1,240万ドル(約11億1,600万円)、映画『ペイチェック 消された記憶』の1,350万ドル(約12億1,500万円)などと比べると格段に劣っている。

 第5位は、第2位から転落した映画『グリーン・ゾーン』で611万ドル(約5億4,990万円)の収入で57パーセントの降下率。封切り後10日間の興行収入は、スタジオ側の予想を大きく下回る2,490万ドル(約22億4,100万円)となっており、関係者を落胆させている。

 最後に次回ランキングで上位に食い込みそうな作品2本をご紹介。1本目はドリームワークス期待の3D映画『ヒックとドラゴン』。最近ノリにノッている3D作品であるということと、ボックスオフィスの人気ジャンルであるファミリー映画であるということで、上位入りが予想される。

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 2本目は久々ジョン・キューザックの主演作品で、映画『ホット・タブ・タイム・マシン』(原題)。30代後半になった男4人がビールなどを飲みながら庭のジャクジーに漬かって昔話に花を咲かせていると、いきなりタイムトリップして4人が1980年代に行ってしまうという映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のハチャメチャ版といえそうなコメディー作品である。予告を観るとかなり面白そうで、お笑いの大御所チェヴィー・チェイスが修理屋さんの役で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J・フォックスのパパを演じたクリスピン・グローヴァーが出演しているのも話題となっている。(文・取材: 神津明美/Akemi Kohzu)

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