ついにジョー解禁!これが山下智久・矢吹丈、伊勢谷友介・力石徹だ!『あしたのジョー』特報動画!
おなじみのテーマ曲と共に、ついに山下智久の矢吹丈姿が解禁となった。日本中が熱狂した魂の傑作漫画を映画化した映画『あしたのジョー』の特報がついに解禁となったのだ。雨の中、野良猫のようにうずくまる姿で登場するジョー(山下)、トレーニングに励む伊勢谷友介演じる力石、香川照之演じる丹下段平、香里奈演じる白木葉子、キャストそれぞれが見事に漫画「あしたのジョー」の世界を表現していることがわかる。「当てているように見える動き」ではなく、本気で相手を倒すという気迫で臨んだという映像は、必見だ。
映画『あしたのジョー』特報が掲載されているオフィシャルサイト
特報には、過酷なトレーニングに励む丈、力石の姿も収められているが、本作の撮影のため、山下、伊勢谷が、共にこの映像に映っている以上に激しいトレーニングに励んだというから驚きだ。しかも、そのトレーニングメニューは、現・WBA世界スーパーフェザー級王者、内山高志選手が「(自分がやっていた腹筋と)同じメニューをやらせているんですか!! 大丈夫なんですか? 俳優さんとは思えない!」と驚いていたほどだったという。実際、3か月以上にも及ぶトレーニングの末、山下は62キロから53.5キロへ、伊勢谷は67キロから57キロへ、体脂肪率も14パーセントから5パーセント、15パーセントから3、4パーセントという驚異の減量に成功した。
そんな極限の撮影を終えた山下は、「今の平和な日本では感じることの少ない、血気盛んでハングリー精神を忘れていない時代を描いた作品です。ボクシングシーンでは力石役の伊勢谷さんに負けてたまるか! という気持ちで取り組んでいました。『本気で来い』という伊勢谷さんと本気で殴り合えたことで『言葉じゃなく心が通じる』というのを身を持って感じることができました。あきらめずに何回でも立ち上がるアツさ、何でも手に入る時代の今だからこそ一つの事に打ち込むことの大切さ、それを僕自身も取り戻し、若い世代にも伝えられたらと思います」と達成感のこもった一言。伊勢谷も「本当に楽しみです! ボクサーのすごさを体感することができた、素晴らしい経験でした」と自信のコメントをしている。
メガホンを取った曽利文彦監督が、「鍛え上げた生身の肉体が本気でぶつかり合う姿は、かくも魂を揺さぶり、かくも美しいものなのかと、日々感嘆の声を上げながら仕上げ作業に没頭しています。山下智久、伊勢谷友介という二人の役者がこの偉大な原作にどう取り組んだのか? それは理屈やテクニックではなく、ひたすら練習に励み、本物の筋肉を手に入れ、本気で殴り合うことでした。それを成し遂げた二人の姿を見て、映画でしか味わえない感動とはこういうものか! と改めて気付かされました。一日も早く、この感動をスクリーンで皆さんと分かち合いたいと心から願っています」と語る本作は、今秋完成する予定だ。
映画『あしたのジョー』は2011年2月より全国公開予定